PandoraPartyProject

ギルドスレッド

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潮騒の従者斡旋所

レモネード・スタンド

屋敷の前、道沿いにテーブルひとつ。

【lemonade】

テーブルには、置かれたカップと積まれた黄色の果実たち。
テーブルの向こうでは、椅子に寝そべる海種が一人。

「如何ですか、一杯?」

眠そうな目を擦りながら、彼女は伸びをして起き上がった。


※春先のとある一日を舞台にしたRP気味の雑談スレッドです。
※Remoraがレモネードを売って小遣い稼ぎをしています。
※何方でも、何人でもご自由に。

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あはは、それもそうだ!
なにより僕は、手繰る頁のうえではなくて。めのまえにいるおねえさんとお話しているんだものね。

(母なる海の祝福あれと。ちいさな冒険者曰く、彼ら――『海神の愛子』とは、そうして平穏な旅を祈る船乗りたちが紡ぐ伝説の存在である、らしい)
(直ぐにグラスを空にしてしまうのが惜しくて、ちびちびと喉を潤し乍ら)
(齎される問いを受ければ、ちいさな冒険者はぱちぱちと睫毛を瞬かせ)

それは、もちろん!
僕はもといた世界でも旅暮らしだったから、同じ年頃のともだちはいないけれど。
父さんと母さんになんにも言わずに世界を飛びこえちゃったから。
たぶん――ううん、きっと、心配してる。

(せめて自分の安否を告げる事が出来ればいいのだけれど、と)
(眉尻を下げて困ったように笑う姿に先程までの勢いはなく、すこしばかり頼りないものだった)

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