ギルドスレッド
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潮騒の従者斡旋所
(此の世界に降り立ってからと云うもの、毎日が驚きの連続だった)
(どのような人々が日々を営み、どのような嗜好を持ち生きているのか。バベルの力が多くの助けにはなっているものの、『よそもの』の自分が馴染むには結構な努力を要した)
(小遣い稼ぎはローレットで斡旋して貰えはするものの、其れはあくまでも自身に与えられた使命のようなもの)
(故に。結局は、そう。世界を知るには、自分の足で歩き回り、実際に見聞きをした方が早いのだ)
――ん?
(そんな日課の『探検』の真っ最中。通り掛かった屋敷の軒先に掲げられた簡素な――出店と言って良いものか。テーブルに、椅子。ぱっと見はちいさなお茶会のようにも見受けられたが)
こんにちは、すてきなおみみのおねえさん。
ね、それはうりもの?
(甘酸っぱい香りが僅かに鼻を擽れば、自然とこくりと喉が鳴った)
(気怠げに体を突っ伏す娘の、本来ならば耳が有るべき所から覗くあざやかなヒレを物珍しそうに見つめ乍ら)
(どのような人々が日々を営み、どのような嗜好を持ち生きているのか。バベルの力が多くの助けにはなっているものの、『よそもの』の自分が馴染むには結構な努力を要した)
(小遣い稼ぎはローレットで斡旋して貰えはするものの、其れはあくまでも自身に与えられた使命のようなもの)
(故に。結局は、そう。世界を知るには、自分の足で歩き回り、実際に見聞きをした方が早いのだ)
――ん?
(そんな日課の『探検』の真っ最中。通り掛かった屋敷の軒先に掲げられた簡素な――出店と言って良いものか。テーブルに、椅子。ぱっと見はちいさなお茶会のようにも見受けられたが)
こんにちは、すてきなおみみのおねえさん。
ね、それはうりもの?
(甘酸っぱい香りが僅かに鼻を擽れば、自然とこくりと喉が鳴った)
(気怠げに体を突っ伏す娘の、本来ならば耳が有るべき所から覗くあざやかなヒレを物珍しそうに見つめ乍ら)
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【lemonade】
テーブルには、置かれたカップと積まれた黄色の果実たち。
テーブルの向こうでは、椅子に寝そべる海種が一人。
「如何ですか、一杯?」
眠そうな目を擦りながら、彼女は伸びをして起き上がった。
※春先のとある一日を舞台にしたRP気味の雑談スレッドです。
※Remoraがレモネードを売って小遣い稼ぎをしています。
※何方でも、何人でもご自由に。