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潮騒の従者斡旋所

面談記録(5)

思い出したように綴られる、とある部屋での記録。


風で震える窓と、吐息で揺れる蝋燭の炎。

陽炎の先に相手を見つめ、決して火と共に吹き消さぬよう……

向き合うように、二人。

(従者をお求めならば、何方でもご自由に)

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(嵐のように去っていったあとで、握った拳を静かに震わせて)
もしかして、もしかしてですけれど……今じゃがいもに無知と言われましたか私は?
く、屈辱……此方が大人の対応をしていれば芋の分際で。

どうやら一度、私の怖さを思い知らせるためにも「沈める」必要がありそうですね。
怒りのあまり耳ヒレが赤一色になりそうですの、私。

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