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潮騒の従者斡旋所

面談記録(3)

やはりまたある日、いつもの部屋での記録。

窓に近いテーブルと、陽に焼けた椅子。

晩秋。
互いの視線に、熱が伝わりそうな距離。

向き合うように、二人。

(お手紙を頂いた方と)

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(一瞬意表を突かれたというようにキョトンとした表情になり、俯いて噛み殺した笑いを漏らし始めた)
く、ふふ…。
成る程、勇者の舞台か。
言われてみれば、あぁ成る程と納得出来る話だ。
そういう考え方をした事はなかった。
(顔を上げた時には先程までと変わらぬ笑顔になり)
いや、貴重な意見を聞けた。感謝するよ。

さて、3つ目の質問。報酬の話だ。
適正な能力と労働には適正なる対価を。
手放したくない人材であれば更に色を。
というところで、私からの報酬は今のところこのぐらいを考えているが、どうかな?
(提示された金額は依頼内容の適正価格より少々上。だが極端に高給ではない。中々割のいい仕事、といった価格)

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