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潮騒の従者斡旋所

面接記録(2)

それはまたとある日、とある部屋での記録。

革貼りの長椅子と、角がやや欠けたテーブル。

ともすれば、手が届く距離。

向き合うように、二人。

(従者をお求めならば、何方でもご自由に)

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わたしは、まだまだ空っぽなのだもの。
覚えられることは、なんでも覚えてゆかないと。
(ある種幼子の好奇心にもにたそれは、やはり屈託なくレモラへと向けられるのでした。)

そうね。鍵をかけるにしても、わたしの背の届くところに鍵穴をつけないと。
まずは、お掃除を勉強するところからだけれども。
ありがとう、レモラ。今日はとても楽しかったわ。
(扉の前に立つと、はぐるま姫はスカートをつまみ、ぎくしゃくした仕草で一礼をしてみせました。)

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