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潮騒の従者斡旋所

面接記録(1)

テーブルと椅子。

息が届くぐらいに近い距離。

向き合うように、二人。

(従者をお求めならば、何方でもご自由に)

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主従関係に必要なのは信頼。うむ、全くその通りであるな。
(対面に座していた少年は、女性の言葉に噛み締める様に大きく一つ頷いた)

それではレモラと。
そしてお主が名乗ったからには次は僕の番であるな。
輝かしい我が名をその鼓膜にしかと刻みつけるがよい!
僕こそはレオナルド=アポロニカ=ヴァルキュールである!

本当のところ、もっと長いのだが噛んでしまうので割愛する!
身分は違う身なれど、そう畏まらず気安くレオナルド様もしくは王子殿下と呼ぶことを許そうではないか!

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