ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
遣らずの雨
失礼なんてないわ。「はぐるま姫」が、わたしの名前だもの。
かしこまられるより、ふつうに話してもらえた方が、とってもためになるわ、ペーション。
(予めそう注文していたのでしょう。はぐるま姫のカップは、普通のひとが使うそれより、ひとまわり小さい、おもちゃみたいな大きさです。)
(人形みたいな……というより人形そのものの身なのですけれど、ココアはしっかり味わえるみたいです。)
やっぱり、そうなのね。
わたし、もとの世界で大きなひとは、おじいさんぐらいしか知らなかったから。
もっともっと大きなひととも、出会ったけれど。ペーションは、わたしの他に小さなひとを見たことは、なくて。
(キチリと、軋むような音を立てて、小さな首が傾ぎます。)
かしこまられるより、ふつうに話してもらえた方が、とってもためになるわ、ペーション。
(予めそう注文していたのでしょう。はぐるま姫のカップは、普通のひとが使うそれより、ひとまわり小さい、おもちゃみたいな大きさです。)
(人形みたいな……というより人形そのものの身なのですけれど、ココアはしっかり味わえるみたいです。)
やっぱり、そうなのね。
わたし、もとの世界で大きなひとは、おじいさんぐらいしか知らなかったから。
もっともっと大きなひととも、出会ったけれど。ペーションは、わたしの他に小さなひとを見たことは、なくて。
(キチリと、軋むような音を立てて、小さな首が傾ぎます。)
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
ざあざあと、雨が降る街。
雲一つない蒼天の下。
小さな小さな喫茶店で、舌鼓。