ギルドスレッド
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遣らずの雨
ええ。
だってわたし、このお店に入る時だって、表にいた猫の置物と少しお話をしてきたわ。
それでココアがおいしいお店だと聞いたから、立ち寄ってみたのよ。
(はぐるま姫は、さながら道端で人とお話をしたかのように、自然に言ってのけました。)
(喫茶店の前にあったという猫の置物を、ペーションが目にしていたかは、定かではありませんけれど)
(仮に覚えがあったとして。それが人の手で作られた人工物……命のない存在だったことは、一目瞭然でしょう。)
苦いがおいしくないとは、限らない。
いのちって、感覚って、ほんとうに不思議だらけ。
わたしも今度このお店に来たときは、コーヒーを頼んでみようかしら。
(自分のココアと、はぐるま姫の視点では中身も見えぬペーションのカップ。)
(それぞれを交互に見やりながら、カクリと首を傾げて、思案するのでした。)
だってわたし、このお店に入る時だって、表にいた猫の置物と少しお話をしてきたわ。
それでココアがおいしいお店だと聞いたから、立ち寄ってみたのよ。
(はぐるま姫は、さながら道端で人とお話をしたかのように、自然に言ってのけました。)
(喫茶店の前にあったという猫の置物を、ペーションが目にしていたかは、定かではありませんけれど)
(仮に覚えがあったとして。それが人の手で作られた人工物……命のない存在だったことは、一目瞭然でしょう。)
苦いがおいしくないとは、限らない。
いのちって、感覚って、ほんとうに不思議だらけ。
わたしも今度このお店に来たときは、コーヒーを頼んでみようかしら。
(自分のココアと、はぐるま姫の視点では中身も見えぬペーションのカップ。)
(それぞれを交互に見やりながら、カクリと首を傾げて、思案するのでした。)
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ざあざあと、雨が降る街。
雲一つない蒼天の下。
小さな小さな喫茶店で、舌鼓。