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遣らずの雨
んー……
(考え込みつつ立ち上がり)
そうだなあ。それはそれで憧れるが、この年で王子様は難しいかな?
白いタイツがデコボコしちゃうしね。
(くたびれた綿のズボンを叩いて笑いながら)
そりゃよかった。
青い空も星も知らないと言われたら、どうしようかと思った。
(背伸びをする様子を見て、望遠鏡の方に近づいて)
空が青いうちは星も寝ているだろうさ、彼らは夜に起きるというからね。
ちなみに俺の生まれたところだと、一日中夜の日もあれば、一日中太陽が沈まない日もあったよ。
で……だ。
(咳払いしつつ)
今度は君を抱き上げればいいのかい?
それとも持ち上げて肩に乗せればいいのかな?
(考え込みつつ立ち上がり)
そうだなあ。それはそれで憧れるが、この年で王子様は難しいかな?
白いタイツがデコボコしちゃうしね。
(くたびれた綿のズボンを叩いて笑いながら)
そりゃよかった。
青い空も星も知らないと言われたら、どうしようかと思った。
(背伸びをする様子を見て、望遠鏡の方に近づいて)
空が青いうちは星も寝ているだろうさ、彼らは夜に起きるというからね。
ちなみに俺の生まれたところだと、一日中夜の日もあれば、一日中太陽が沈まない日もあったよ。
で……だ。
(咳払いしつつ)
今度は君を抱き上げればいいのかい?
それとも持ち上げて肩に乗せればいいのかな?
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曇天の下で、鈍色に揺れる湖面は
雨のやまない空からこぼれ落ちる雫が溜まって作られたかのようで。
いつしかそこは、一部の人々から「大水たまり」だなんて呼ばれていた。
土砂降りの日には、湖面から首の長い怪物が顔を出すそうな。
はたまた青い空から雨が降るときは、精霊の御使い様が降臨なさるそうな。
大水たまりには、根や葉の有無もわからない噂が、たくさん付き纏う。
その中の不思議のひとつ。
いつ生まれたとも知れない、その大水たまりの中ほどに
やはり誰がいつ作ったとも知れない、小さな二階建てのコテージがぽつんと建っていた。
奇妙なことに、コテージへ続く橋も、渡し船もない。
あるいは、あなたは町でこんな噂を耳にするだろうか。
小雨が何日も続き、大水たまりの水位が下がった日にだけ
あのコテージに渡るための橋が、湖面の下から現れるらしい、と。
そして、もうひとつ。
あのコテージへ渡るならば、何かひとつ、あなたの「好きなもの」を手土産に残してゆくといい——と。
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【RPスレッド】
【湖上のコテージにて】
【最大3〜4人まで】
《コテージ一階》
いくつかのベッドやテーブル
簡素な調度品の設えられた生活スペース。
《コテージ二階》
広々とした、見晴らしの良い物見台。
一角に、大きな望遠鏡が置かれている。
《ベランダ》
いくつかの椅子とテーブル。
もっとも、雨がやむ気配はない。