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遣らずの雨
なるほど、今度はご希望を聞くことにしよう。
(揺れる姫君を肩に乗せつつ、階上へと上がっていく言葉)
でも、抱っこされるのは王子様か恋人だけにしておきな。お姫様を抱っこすることは特別なことだからね。
……その様子だと
君が生まれたときには自覚があったんだな。
そしていのちが宿ってから歩けるようになったと。
(耳朶を打つ言葉と歯車の音が、はぐるま姫という存在を確認する。人間に近い人形の姫とと人形に近い人間の男の二人組はゆっくりと階段を上がっていくと)
……そろそろかな?
(階段の終わりを遠目で確認し呟いた)
(揺れる姫君を肩に乗せつつ、階上へと上がっていく言葉)
でも、抱っこされるのは王子様か恋人だけにしておきな。お姫様を抱っこすることは特別なことだからね。
……その様子だと
君が生まれたときには自覚があったんだな。
そしていのちが宿ってから歩けるようになったと。
(耳朶を打つ言葉と歯車の音が、はぐるま姫という存在を確認する。人間に近い人形の姫とと人形に近い人間の男の二人組はゆっくりと階段を上がっていくと)
……そろそろかな?
(階段の終わりを遠目で確認し呟いた)
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曇天の下で、鈍色に揺れる湖面は
雨のやまない空からこぼれ落ちる雫が溜まって作られたかのようで。
いつしかそこは、一部の人々から「大水たまり」だなんて呼ばれていた。
土砂降りの日には、湖面から首の長い怪物が顔を出すそうな。
はたまた青い空から雨が降るときは、精霊の御使い様が降臨なさるそうな。
大水たまりには、根や葉の有無もわからない噂が、たくさん付き纏う。
その中の不思議のひとつ。
いつ生まれたとも知れない、その大水たまりの中ほどに
やはり誰がいつ作ったとも知れない、小さな二階建てのコテージがぽつんと建っていた。
奇妙なことに、コテージへ続く橋も、渡し船もない。
あるいは、あなたは町でこんな噂を耳にするだろうか。
小雨が何日も続き、大水たまりの水位が下がった日にだけ
あのコテージに渡るための橋が、湖面の下から現れるらしい、と。
そして、もうひとつ。
あのコテージへ渡るならば、何かひとつ、あなたの「好きなもの」を手土産に残してゆくといい——と。
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【RPスレッド】
【湖上のコテージにて】
【最大3〜4人まで】
《コテージ一階》
いくつかのベッドやテーブル
簡素な調度品の設えられた生活スペース。
《コテージ二階》
広々とした、見晴らしの良い物見台。
一角に、大きな望遠鏡が置かれている。
《ベランダ》
いくつかの椅子とテーブル。
もっとも、雨がやむ気配はない。