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商人ギルド・サヨナキドリ
石炭の火は赫く暖かいからね、悪くない。天国からも地獄からもいい顔をされない点では似ているかもしれないが。それを望むコエがあるのなら、ニンゲンだろうとモノガタリそのものだろうと我(アタシ)は与えるとも。そういうモノだ。
(人差し指の先にはいつの間にやら引っ掛けられたカップ。そのカップをことりと相手の前へ置くと軽く指先で突いた。瞬きの間にカップには湯気を立てるココアが注がれている。ゆら、と湯気に紛れて白く浮かぶ物体はホイップクリームとマシュマロだろうか)
(人差し指の先にはいつの間にやら引っ掛けられたカップ。そのカップをことりと相手の前へ置くと軽く指先で突いた。瞬きの間にカップには湯気を立てるココアが注がれている。ゆら、と湯気に紛れて白く浮かぶ物体はホイップクリームとマシュマロだろうか)
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部屋の真ん中には引き出しも無い簡素な白いテーブルが一卓と同じく簡素な白い椅子が二脚。
辛うじて部屋の一角にある本棚と、そこに陳列されている本たちが、この世がまだまともな色彩を持っているのだと教えてくれる。
壁をよく観察するならば、隠れるように同色の扉が存在しているのがわかるだろう。そこが唯一の出入り口らしい。
ーー遠くで微かな悲鳴が聞こえた?なに、気にするほどの事では無い。