ギルドスレッド
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商人ギルド・サヨナキドリ
「娯楽。何とも腹立たしい響きだが、胃袋は鳴くものだ」
鼻も無いが嗅覚は在る。禁断の果実をたっぷりと使用した愛おしい円盤状。耳も無いが襞じみた器官で音色を聴こう。怪物の前に棄てられた人間。人間に捨てられた仔犬。何とも『食べる』のが勿体ない――否。消滅するかのように。宝石を頬張ろう。
鼻も無いが嗅覚は在る。禁断の果実をたっぷりと使用した愛おしい円盤状。耳も無いが襞じみた器官で音色を聴こう。怪物の前に棄てられた人間。人間に捨てられた仔犬。何とも『食べる』のが勿体ない――否。消滅するかのように。宝石を頬張ろう。
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部屋の真ん中には引き出しも無い簡素な白いテーブルが一卓と同じく簡素な白い椅子が二脚。
辛うじて部屋の一角にある本棚と、そこに陳列されている本たちが、この世がまだまともな色彩を持っているのだと教えてくれる。
壁をよく観察するならば、隠れるように同色の扉が存在しているのがわかるだろう。そこが唯一の出入り口らしい。
ーー遠くで微かな悲鳴が聞こえた?なに、気にするほどの事では無い。