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ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

所有物の部屋

拾子の
本と書類が雑に片付けられている
家具はベッドと本棚と机に椅子
洋服は床に落ちてたりベッドの上だった

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知らない。我(アタシ)は出来なかったからね、それ。
あなたも知らないほどとは……
……性別ってあるのです?
(相手の腕を取ろうと)
男がいい?女がいい?(抵抗無く腕をとれる。不健康、と言うほどではないが痩せた腕)
無性のイメージがあります
なんで僕より細い腕なのに、力強いのです……
(自分の腕と比べてる)
まァ、繁殖もしないみたいだしねえ…。(他人事のように)

なんでだろね。(くすくす)
繁殖力がない、ということですか?それとも機能?
(服を捲ろうとしている)
前者。機能は正直、どうとでもできるから。更に言えば、前者もまた適切では無いがね。

(白く滑らかな、人間の身体と変わらぬ肌のように見える)
あなたを生物として見るのは、間違いなのでしょうか?
概念次第だとか?
(脈や熱はあるのかなと測りたいやうだ)
ンー、一応生物…じゃない?概念との中間みたいなモノだろうけど。

(温度はあるらしい。脈は、よくわからないと感じるだろう)
概念と生物の……神話生物?
(これまでの調べた結果をノートの白紙へ)
噛んで良いですか?
ヒヒ、あのコらよりは良心的だよぉ、我(アタシ)は。たまにお茶する程度の中さ。食べなきゃ別にいいよ。
知り合いではあるのですね……(それも書いて)
ああ、流石に食べるのは駄目なんですね。では、失礼して。
(机に用意していたウェットシートで腕を拭いてから、かぷり。)
カタチ、無くしてもいいなら止めないけどね?(クスクス)
(かぷかぷ。何度か味わうやうに噛んでから)
なるほど、あなたを食べるとカタチを失うのですね。
人魚の肉より厄介な
(感触は普通の人間の肉の様に思えるだろう)少なくとも、血は駄目だね。人間に分けてみたらほとんどみんな駄目になった。
(噛んだ後をウェットシートで拭い)
人間という小さき器では、あなたを受け入れられないのでしょう。
うーン、そっか……。やっぱり混ぜなきゃ駄目かァ。
あなたの器は、今調べた表面では人間というより人形です。
とても耐久性能が良い、ね。
一方で我々人間は、ただの肉と骨です。
耐久年度も多く見積もって100年
それ以上は肉が腐り、骨が崩れましょう。
ま、キミのいたところくらい穏やかな傾向の世界なら個体によっては120年はいけるけど…それもなかなかレアケースだしね。手を加えればまた別だが。
私から見たら、どちらの世界も程よく穏やかです。
(捲った服を元に戻して腕を降ろす)
言っておきますが、私には何も手を加えないでください。
人間でいたいのです
ーー眷属ならいざ知らず、所有物にそれを主張する権利があればの話だがね?(ぞろり、と足下から怖気の走る気配を漂わせながらソレは嗤って)
まァ、今すぐどうこうしたいわけでもないのだから別にいいけど。(そう続けて、ケロリと雰囲気を一変させた)
まあ、その時はその時で抵抗を考えます。
(うっすらと微笑んだ)
それにね、あなた。
私はいつだって死にたいから
死ねると思う?気の毒な置いてかれっコ。(にっこり)なぁんて、ね。ヒヒ!
死ねるでしょう、人間ならば。
(相手の洋服をつつき)
これらの模様に意味はありますか?
…諦めちゃったコもいるけどね。(ふ、と哀の感情を言葉に乗せて呟いて)

あァ、この模様?内緒。ヒヒ。
(ぱち、ぱち。瞬きをして考える間を持つ。そろり、頭を撫でてやらうと)
どうかした?(ソレが首を傾げる)
…声の調子が、哀しそうだったので。
誰かをなぐさめる時は、相手に触るのでしょう?
ーーあァ、そうだね。キミたちはよくそうする。(特に否定することもなく)
なら、良いのでしょう。(まるで他人事のやうに言って撫でる)
……噺は戻るのですが、魔法たるあなたから見て呪術はなんですか?
呪術?ーー悪意を動力とした現象と魔術の中間、ってところかナ。
ふむ、なるほど。(撫でる手を止めてノートに書く)
また、死にぞこなった。(ベッドの上、天井を見上げる。)
(扉が開く音に続いて、足音。部屋の主が帰って来た)
(その少し後にコツコツと扉を叩く音がする)
はい、どうぞ……(がちゃりと開けて)
ノックするなんて珍しいですね?
…そぉ?ま、今回は仕事上の話もあるからって事で。(前髪の奥でゆるりと目を細めてソレは紙の束を持って立っていた)
(仕事、と聞いてすっと背筋を伸ばして足を揃えた。ちゃんと聞く体勢)
──どうぞ。
(椅子に座らせ、自身はその前に控える)
(自然に椅子に座り、あたかもその部屋の主であるかの様にゆったりと脚を組んで所有物を見上げる) ーーキミがこの間遊んできた、金貸しのコ達についてだが。
もう背後組織が分かったのですか?
まだ通報して3日ですよ
ああ。あんまりお行儀がよくないところみたいでね、みんなすぐに教えてくれたよ。
あそこであのコたちがはしゃいでいると、こちらとしても事業の手を広げにくくてね。
(所有物を上から下まで一度眺めて、それからその頬に手を伸ばし)
なるほど、元から悪名高いから……ん?
(頬が汚れてたかな、と無抵抗)
そぉ。だから、以蔵を向かわせようかと思って。キミもお行きよ。
(スルスルと頬を撫でる指先は優しげだが、その笑みは不穏な妖艶さに彩られている)
以蔵と、ですね。彼は物攻でしたから、あなたがくれた礼装と片手武器で支援します。
(一通り仕事として要点をまとめて)
……それで、その不穏な笑みはなんだ?
…別に?"ヒーロー"のお手並みを拝見してやろうかと思って。(くすくす)
……そんなんじゃないよ(ヒーローなんて嫌だよと次げて)
同じさ。だからキミは今この場で我(アタシ)と話している。
(まァ、キミはまだマシな部類であろうが、と獰猛に笑って)
みんな、僕とヴォルペさんを勘違いしている。
僕はヴォルペさんに貴方ほどを愛を向けたことはないし
特別にしたことはなかったよ。
(ゆっくりべッドに腰掛け)
僕とヴォルペさんは言うなれば、お互いが目隠しで仮初めの蓋だった。

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