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ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【RP】2階一室・勉強部屋にて

ソレは意外にも、ニンゲンに何かを教えることを好んでいる。

それでモノガタリが面白くなりそうなのだったら、喜んで自らの持つ知識を望むものに与えるだろう。

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(ふよ、ふよと本をいくつか周囲に浮かべている)
(呼ばれるままに来てしまったけれど……ひどく緊張する。だって、誰かに教えを請うことなんて今までなかったから。
……深呼吸をひとつ、ノックをふたつ響かせて。)
商人さん、いらっしゃいますか。
(とさとさとさ。本が全て開かれた状態で床に落ちる)あァ、お入り。
失礼します。(扉を静かに開けて青年は部屋に入った。……どうして足元に本が落ちているんだろう?)
ええ、不思議と迷いませんでした。
そいつは重畳。ちゃんと我(アタシ)のコエが聴こえたようでなにより。魔術を扱う上で探知の能力は基礎だからね。ヒヒヒ……。
ええ、ここまでちゃんと導いてくださいましたよ。……探知、かぁ。今まで気にした事なんてなかったな……
探知ができれば魔術の発生源を探したり、他の魔術師の力量を事前に知ったりできる。今みたいに、手がかりを探すこともね。そうだね、今日はゲームをしてみようか。
なるほど、探知が出来るようになればより賢く行動する事が出来るんですね。……ゲーム、ですか?それって、どんな?(商人さんの言うゲームって危ない気がする、のは僕の思い込みだろうか)
然り。至極単純、宝探しさ。(古びた硬貨を取り出し)これを5枚、この部屋から見つけるんだ。
宝探し……なんだか簡単そうに見えますね。(古びた硬貨をじ、っと見て)
(ぱっと見、そのコインは魔力を纏っているようだ)それはキミ次第かな。警戒せずとも危ない事はないとも。(くすくす)
(一見ただの魔力に見えるけど……)…それなら、頑張ります。師匠にもっと色々と教えていただくためにも!(ふんす)
おや、張り切るね。時間制限は設けないから頑張ってごらん。(くすくす)
ええ、ええ!頑張りますとも!(そう言い切るが早いか目を閉じる。ふーっと息を吐き、神経を周囲の空気に集中させた)
(魔力を探知しようとするなら、部屋のあちこちから魔力がの反応があるだろう。……50個程)
ちょっと師匠!ちょっ…ちょっと!?(がっと目を見開いてがっと詰め寄る。どういうことですかこれは!)
ンー?なにー?(何か問題点でも?といった風情の飄々とした態度)
こ、この部屋……魔力だらけじゃないですか!この中からどうやって探せば……!?
おいおい、キミには手と足と頭があるだろう?それとも、キミは案山子かなにかかぃ?
……ぐ、それもそう…ですね。地道に探してみるしか、無いか……(論破されて歯噛みしながら部屋を漁り始める。あれでもないこれでもないとはずれの品が山を成す)
何個か見つかったら持ってきてごらん。(くすくすと笑いながら見本のコインを手で弄ぶ)

(見つかるのは全て見た目は見本と同じコインだ)
待ってください、もう少し考えさせて……
(見た目は同じ。それでも何か違うはずだ。それなら何が違う?
……纏う魔力の種類が違ったりしないだろうか。見本のコインに感じる魔力と同じ物はないだろうか?そう考え、目を瞑ってコインに手をかざす)
(…ふむ、頭の回転は悪くない。が……ヒヒヒ)

(見立て通り、一個一個の魔力が微細に違う。さながら間違い探しの様で正解を探し出すのにかなりの集中が求められるだろう)

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