PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【誰でも】雑談場所5

花畑広がる原っぱに、鬱蒼と茂る森の奥に、街の路地裏に、海辺の洞窟の中に、その店は在る。縁があるなら、必要だと思った時にあなたはここに来る事ができるはずだ。

外観は二階建ての大きなレンガハウス。店の機能を持っている一階には商品陳列棚、カウンター、後は数人が談笑できる程度のテーブルと椅子が何セットか置いてある。

カウンターに置いてある椅子に座っているソレは笑って言った。

「いらっしゃい、何処でもないドコかへ。誰でもおいで。何か買いたければカウンターへ向かうといい。急ぎじゃないコは万色の“世間話”をしようじゃないか。ヒヒヒヒヒ……」

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
成程、此処はそうなるのですね。
(感心した声でメモ帳を取り出す)
これなら召喚で予め鳥を呼んでおけば 帽子から鳩を出す定番手品ができます
ヒヒ。タネもしかけも無いってやつだね。
ええ、そうです。
(メモを終えると仕舞い)
帽子は折り紙を実体化すれば良いでしょうか
(本で探し乍)
(ふらり、と幼い体躯に昏い金髪を揺らす少女が訪れる)
おや。いらっしゃい、旧き隣人。小さな庵へようこそ。ヒヒ……。
ああ、失礼する……知人より此処のことを聞いたのだが、此の店では何が買える?
キミが望むモノを対価と引き換えに。或いはキミに縁があるコを。キミの望みはなぁに?
ふむ、そうだな……では、帽子を。なるべく大きな物がいい(自前の帽子を被り直しつつ)
帽子か。そのコに似たのがいいかぃ?(ウシャンカの様な帽子を指して)
いや、形には拘らない。役割を果たし被り心地が良ければ……まぁ、あまり奇抜でも困るが
ふぅん。それじゃあそうだなァ……。(屈んで身長を合わせると、じぃ…と前髪の奥から彼女を視る。時折首を少し傾けたりするものだから、前髪の奥から存外鋭い紫雲の目が覗くだろう)
?(不思議そうに、藍宝石を思わせる青い瞳が見つめ返す)
……よし、あのコにしよう。ヒヒヒ…。(ごぼりと足元の影から行李が湧き出してそこからゴソゴソと何かを引っ張り出している間、影から伸びた小さな手のようなものがテンガロンハットを傍の棚から引っ張り出してきた)
これは、つば広型なのだな……ふむ(興味津々にじぃっと目を向け)
カタチはそれでいいかぃ?(そう言うソレの手には純白の兜が抱えられている)
ああ、これなら良さそうだ。買わせてもらおう
うン。少しお待ち。(テンガロンハットと兜を並べて)
(純白の兜に手を添え)“最果ての意志、次なるものは此処に。鴻の翼、移ろいて此処へ”(次いで、テンガロンハットに触れると黒かったテンガロンハットが塗りつぶされるように白く染まった。それとは対照的に純白の兜は色が抜け落ち鈍色と化す)……はい、終わり。連れてっておやり。
今のは……?(色が変わったテンガロンハットと兜に僅かに目を見開き)
ンー?移しただけさ。キミにこの兜は少し大きいからね。ヒヒヒ……。(こつこつと指で鈍色に変わった兜を叩きながら笑って)
ふむ、そうか……ならば、良い。
代金は如何ほどだろうか?
代金、か……。ふむ。今はまだいいよ。そのコは連れて行っていい。後で試験的に、「取引」に付き合ってくれればそれを対価としよう。取引をすること自体が対価だから、そこからまた改めて取引をするのも、しないのもアリさ。
変わった対価なのだな……了解した。感謝する
なに、普段は縁があるコはそのまま連れて行ってもらっているからね。こちらも感謝さ。ヒヒヒヒヒ……。時が来たらキミを訪ねるよ。
いや、今の所これだけで十分だが……少しばかり店を見ても良いか?
もちろん、いいとも。小さな店だがね。ヒヒヒヒ……。
だが、品は豊富そうだ……
(とことこと棚へより商品を眺める。背に当たる部分の無いセーターに小首を傾げつつ、
書物の棚へ)
いろんな所へ仕入れに行くからね。結構珍しいコもいるよぅ。
そのようだな……ふむ(鯨らしきものの描かれた絵本等を興味深げに手に取る)
その辺は…ああ、我(アタシ)が集めた物語だね。とりわけそれは…「白鯨の君」は思い出深いものだ。
(にこりと微笑んで絵本を指差し)そのコは、我(アタシ)のトモダチなのさ。
友達……この鯨、白鯨の君が、か?
(目をぱちくりとさせ、髪の毛先が僅かに丸まる)
そう、そのコは青海の主でね。たいそう智慧深く優しい性格のコだったよ。
彼女は特異な力こそなかったけどーーおっと、これ以上はネタバレか。(自分の口元に人差し指を当てくすくす笑う)
なるほど……これも、貰おうか。興味深い話だ
おや、嬉しいね。対価は……そうだね、何を持ってるかナ?
金銭ならば幾らかあるが、ソレ以外であれば……どんなものがいいんだ?
モノガタリの対価ならモノガタリでもいいし……後は、キミと縁が無いまま眠っているコとか。
ふむ……物語、か。マリアの故郷にも、鯨の物語があったな。寂しがり屋の、歌う鯨の話だ
おや、そうなの?それはぜひ聴きたいね。
うむ、では………(帽子を被り直し)
『広い広い海に大きな大きな鯨が居ました。あまりに大きいもので、顔を出していると海鳥たちが島と間違えて休みに来たり、少し見を揺らせば大波で船が沈んでしまう程でした』
『鯨は、とても寂しがり屋です。時々は人魚や魚たちと遊ぶこともありましたが、
大きすぎる鯨はその大きすぎる口で気づかぬ内に彼らを飲み込んでしまいます。
食べられてしまうのは簡便だと、他の海の仲間達も鯨には近寄らなくなってしまいました』
『鯨は、寂しい気持ちでいっぱいです』
(心なしか、わくわくした様子で物語を聞いている)
『そんな鯨の元に、ある日魔女がやってきました』
『魔女は鯨の話を聞いて、鯨に言ったのです』
『「お友達が出来る魔法の歌を教えてあげましょう」』
『「この歌を聞いたものは皆、あなたに会いに来てくれるでしょう」』
『鯨は困ってしまいました。「でも魔女さん。僕は魔法は使えないよ」』
『「大丈夫。月の光を浴びながら歌えば、歌に魔法の力を与えてくれますよ」』
『大層喜んだ鯨は、魔女にお礼を言って魔法の歌を教えて貰いました』
『その日以来、鯨は月の出る夜には魔法の歌を歌うようになりました』
『鯨の歌が響く夜、鯨のもとにはいつも沢山のお友達が来てくれます』
『鯨は、嬉しい気持ちでいっぱいです』
ほう、魔女か。魔女は好きさ。愛すべき存在。
ふむ。この物語の魔女が愛される存在かは、わからないがな……
『鯨の歌が響く夜。歌声を聞いたものは、みんな鯨の元へやってきます』
『海鳥も、魚も、人魚も、周囲の島に住む人々もみんな歌声に呼ばれてやってきます』
『皆で集まり歌を歌えば、鯨の寂しさも吹き飛んでしまいます』
『大きな鯨の大きな口に、集まったお友達が飲み込まれてしまったことも気付かずに』
『鯨は楽しい気持ちでいっぱいです』
善き魔女も悪しき魔女もみぃんな愛しい魔女さ。(くすくす)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM