PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【RP】ダンジョンの飯

廊下にある扉を潜ると
そこはダンジョンでした

目を瞬くたびに変化する
マッピング不可能な巨大迷路を、
感とノリで駆け抜けろ!

(武器商人氏のクリーチャーが)ポロリもあるよ!

※なんか残念な感じのRP場

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はぁ……はぁ……!
(もうどのくらい走っていただろうか。
息を弾ませたままゆっくりと減速し、壁に手をつく)
なんとかまいたか……?

(振り向けば先程まで自分が走っていた道が既にない。冷たい石の壁が塞いでしまっている)
まけたらまけたで別の課題が出てきたな。
おーい、誰かいないのか。ボスの部下のお手々ちゃんとかさ?
(ばたばたばた……)

(虫が羽ばたくような音が微かに聞こえる)
……。うむ、少なくともお手々の影っぽいやつらではない事は確かだな。
(何処からか聞こえた羽音に「蝶か?」と疑問に思ううち、羽ばたきの音を邪魔するように二つの音が迫ってきていた。

ひとつはコツ……コツ……という足音。
もうひとつはのびやかな横笛のように透明感のある綺麗な音だ。

それを聞いて身構える)
流石に4人まとめて相手をするわけにゃいかなかったが、来たのはお前だけか。

(薄暗い通路の先から迫ってきた人影が、段々とその姿を露わにしてくる。
先程サヨナキドリの店内で晴明を追いかけていたスーツの男の一人だ。
中肉中背、緩めたワイシャツから覗く首元には魚のエラのような切れ込みが見えていた。
長い灰鼠色の髪を靡かせ歩み寄るその男の手元には、ふんわりとした物が握られている。

あたかも横笛を持つように横向きに倒された、モヘア仕様のテディベアだ。

ギフトか、はたまたそういう神秘魔術なのか。男は確かにテディベアを"吹いて"いる)
かつての兄貴の部下……『くまちゃん吹きのパーシー』。そのぬいぐるみの音色を聞いて生きて帰れた者はいない……!
(いや、訳がわかんねぇよって顔でその辺を徘徊してる怨霊が二度見して通りすがっていった)
(かつて組織に広がっていたキナ臭い噂。その逸話を口にすると、パーシーと呼ばれた男は唇の端を吊り上げニヤリと笑った。
早くこの男から逃げ出さなければーー嗚呼、だが後ろは最早袋小路。パーシーの方にしか逃げ場はない)

こうなったら隙を見て傍を駆け抜けるしかねぇ……!

(晴明が身構えると、パーシーの後ろに漂うぼんやりしたなにかが見えた。思わず指差し)

あっ!なんかいかにもダンジョンの罠かモンスターに襲われて死んだっぽい怨霊が!

(我ながらコテコテの気をそらす手段だと思う。しかし幸運にもパーシーの気は逸れたようだった。
弾けるように駆け出して隙間をくぐり、走り抜ける)

このまま逃げ切りたいとこだが……追ってる時もアイツめちゃくちゃ足速かったもんなぁ。
……助けてーボスえもん!どうせどっかで見ててくれてるんだろ?
(1枚の白い紙片が、はらりと天使の羽根の様に朝長の旦那へと降りてくる)
おおっと、さっすがボス!対応が早いぜ!(ひらひら降りて来た紙切れを少しジャンプして上手く掴む)
なになに……っと。
(進行報告にまた新たな人影。思わずスピードを緩め始める。
次第に見えてきたのはピンク色のおんぶ紐だ。
スーツの上からおんぶ紐でテディベアを背負い、右手に持ったガラガラを揺らしている男ーー)

くっ。もっとも再開したくない奴と当たっちまったぜ。あたかも赤子のようにくまちゃんに愛情をそそぎ、溢れ出るバブみで誰をも無抵抗にしてしまうという
“熊負いのクラウウザー”!!

(動揺が走りながらも、なにか逃れる手はないかと紙を見下ろす)
うおぉぉおーーい!!(魂の叫びに挟み撃ちしちみくるくまコンビが思わず肩を震わせる)

これは間違いなく状況を楽しんでるやつだろ……勘弁してくれ、俺が捕まったらどうなっちまうかーー……

(はっと我に返ると、後ろから空気の流れを感じた。振り向けばパーシーがくまちゃんを構えている。
嫌な予感がしてヒレ耳を塞いだ瞬間、ドッと凶悪なほどの音が溢れ出した。

そして朝長は見てしまったのだーー)

おい、クラウザーにめっちゃ効いてんぞ!?

(目の前でぱったり力つきる第二の資格。しかも残ってる方には「おのれよくも」的な目を向けられる)
理不尽きわまりねぇなおい!
(ばたばたばたばた……)

(羽ばたくような音が先程より近い)
逃げ道は確保できたが、なんかその先から妙な音がするなぁ。やっぱり鳥か?(迷っている暇はない。こちらに向かってくるパーシーをから逃れようと、羽ばたきの音がする方へ走っていった)
(それは一見して、蝶のように見えた。だがあなたはすぐにその蝶が「耳」だと気がつくことだろう。人間の両耳をちぎり取り、繋ぎ合わせて、長いストロー状の口吻を備えさせた背筋に寒気が走るような姿の蝶が何百と不恰好な羽ばたきで浮かんでいる。その蝶は、人間が誘蛾灯にでも見えているのかクラウザー、パーシー、晴明へ寄っていく)
わーなんかとっても幻想的……げん、え?……はぁ〜?(近づいて蝶の実態がわかればわかるほど、語尾が下がっていく。
ファンタジーを期待したらトンデモホラーで白目をむいたのだった)
つーか俺の方にもよってきてねぇか!?プギャーで済むなら衛兵は要らねぇぞこん畜生!
(後ろの方でパーシーがすでに耳の群れに集られているのがチラリと見えた。舌打ちしながら腰の香水瓶を引き抜き、栓を噛んで引き抜く)
やられてたまるかあぁぁーーッ!!
(甘い匂いとは裏腹に、その香水は猛毒を含んだ毒液だ。/乱数50↑で牽制、49↓で失敗)
22
……うおっ!?(もっふ、と踏み込んだ足先に柔らかな感触。テディベアを踏んでずっこけた。用意していた毒液が、見当違いのところにぶちまけられる)
(パーシーと呼ばれる男に蝶が群がる。顔を中心に一斉にーー特に、口の周りに多く集まっている様だった。口の隙間に口吻を差し込む姿はまじまじと見たくない、悪夢じみた光景だろう)

(■■■■は、意識を取り戻していないのかそのまま床に倒れたままだ)

(ぶちまけられた毒薬に一瞬だけ群れが乱れたが、見当違いの方向に飛ばされたこともあってまたすぐに群がろうとしてくる)

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