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商人ギルド・サヨナキドリ

【RP】二階一室・裏

ソレは歌っていた。

なんの為に?

まるで何かを●●様に

ーーまるで何かを別つ様に

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(無駄な足掻きだ。そう嘲笑した後。
現れた青年の気配に違和感を覚える。
黒い霧で濁った空気が澄み、祝詞がはじまれば左肩を食む鮫が牙を離した)

『馬鹿な……私達の、憎悪が……!』

(逃げをとるには既に遅い。祝詞を理解した瞬間「ぶつり」と何処かで千切れるような音がした。本体への影響を恐れ、差し向けた刺客とのリンクを遮断したのだ。
トカゲの尻尾切りのように見捨てられた二匹の鮫は、力に屈して床にどうっと倒れこむ。
力はありながらも、黒い霧に戻ることもできずただそこに横たわる)
(それはまるで、陸にうち上げられた哀れな魚のようだった)

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