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ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【1:1】取引現場

ある日のサヨナキドリ、武器商人ソレの店でのお話。

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あ、はい。
(動かないでと言われて動かずにじっとしている)
いいコ。
(両手を離すと、よしよしと彼の頭を撫でて)

一旦、調整してみたけどアタシの声はちゃんと聴こえるね?
じゃあ試してみようか。

(先程と同じ様に、瓶詰めの霊魂を彼の耳元で振ってみる)
うん。商人さんのは聞こえる。
……んんん?
(首傾げる)
武器商人ソレの耳には変わらず「たすけて」「ここからだして」と霊魂が瓶の中で誰にともなく呟いているのが聴こえている)

…何か聴こえる?
んあー……なんか、聞こえる、よう、な?
(か細い何かが聞こえるかもしれない)
お、聞こえそう?よく耳を澄ましてみて。
(そう言って集中を促してみる)
んん……
なんか、たすけて、って言ってるような?
ああ、聴こえたねぇ。
(いいコ、と彼を撫でようと)
ん。おおきに。
ただ、なんかこう、かすか、やね。遠い感じがする。
(撫でるのはされるがまま)
ふむ。弄ってもいいが、あの館に出入りしてるならそのうち勝手に微調整されそうだけどね。
もうちょっと聴こえるようにしておく?
あそこにおるんはクウハやろ?
クウハの声は普通に聞こえるからなあ……
ンー?他の幽霊達だっているだろう?
(不思議そうに首を傾げて)
いるけど……今までは語り掛けてこな声聞こえんかったし……
今後は変わるかなあ。もうちょいはなし聞いてあげたいな。お願い出来ます?
いいよぉ。
聴こえるようにはしたが、ほんの少しの調整くらいなら対価の内に十分収まるしね。

(そっとまた彼の両耳を手で覆う様にしようと)
(されるがままにじっとしてます)
はい、いいコ。
ちょっと我慢してね。

(またが耳孔に入り込む感覚と、キィーーーン…と耳鳴りの様な音)
(何度か耳鳴りが続いた後に、また静寂がやってきて)

今 は どう ろ?

(ソレの放つ言葉が少し歪んだ様な声に引き伸ばされて)
んん……っ。
変な感じ……(慣れてないからかどうなのか。歪んだような声が)
(耳元に顔を近付けて)

──だぃじょぅぶ、こち のコエなら、こぅゃって話 てれば、なれるょ。
い、つ。
……なんか変な感じやな。
歪んで聞こえるけど……聞こえないわけやないって感じ。
ちゃんと元のコエできこぇるから、心配なぃょ。
(くすくす笑って。ゆっくりと言葉は明確になっていく)
んん?
なんか戻ってきた?(首をかしげて)
流石。素養はぁるから調節が早いね。
大方の人間は此岸の声を聞く様に作られてぃるからね、ある程度調整は身体がしてくれるよ。
彼岸の声は基本無理やからねえ。
此岸はうん、そういうもんやし……
そぉそぉ。
だいぶ聞こえ方が戻ってきたんじゃないかぃ?
んん。大分戻ってきたかも。
まだちょっと歪んで聞こえるけど……
ふむ。それだけ聴こえてれば後は時間の経過で戻るでぁろ。
こっちの方は聴こえる?
(霊魂の入った瓶を見せて)
……こちらも時間が解決してくれるかねぇ。
ひと月くらいしても聞こえにくかったらもう一度おいで。また診てあげよう。
おおきにー
聞こえないよりは聞こえてるとは思うしな。
ン、聴こえる様には出来て安心したよ。
対価はこの前話したもので大丈夫かな?
今がこんな感じだから、経過によっては値切ってもいいけど。
んーアフターサービスしてくれるんやろ?
それやったらええよ。対価は前のまんまで。
そぉかい。それならよかった。
それじゃあ今日の施術は終わり。
他に買い物はしていくかい?
おおきに。
んー……代価追加してええから、護符どんなんかみたいなあーって。
前いうてたやつ。
無理ならええんやけども。
それはもちろん構わないが……アタシが手作りするから、どんなのが欲しいか先に言ってごらん?
おっと。すいません。
前に言うた、魔寄せの護符っていうの?
そんな感じの。
聞く練習するためにも、あってもええかなって。
ふむ、なるほどね。となると……。

(和紙と筆、墨らしきものと小さな袋を持ってくると、自身の髪を1本抜いて墨らしきものに浸す。すると髪がパシャリと溶けて、墨の色に銀色が混ざった。その墨を筆に付けて和紙に何か書き込んでいく)
を書き込んでいるのはわかるのだが、それが何かを認識しようとすると急に理解がボヤける感覚がする)
(……?)
(なんか変な感じがすると首をかしげる)
念の為、認識阻害をかけてるからね。
"神秘"っていうのは「理屈はわからないけど、こういう効果があることは知っている」って状態が非常に力を発揮しやすい。
つまり、キミが「何を書いてるかはわからないけど、これには魔寄せの効果があるんだな」と思ってくれるのが都合がいいというわけだ。
あー……なるほど。
神秘と機械の相性が悪いのそこやんな。
神秘は暴いてしまったら効果がなくなる。
機械は神秘を現実に落とし込もうとする。
だから、相性悪いというか。
いわゆるスタンドアローン……外界との接続を切った上で手を加えればまた話は違うがね。
『処理装置』として使う分には悪くはない選択だよ。

(さらさらと淀みない調子で和紙に書き込みを終え、それをしっかりと小さく小さく折りたたんで小さな袋の中にしまい込む)

さ、できた。これを持ってお行き。
ん。おおきに。
(護符の入った小さな袋を受け取る)
ほな、代価はおまかせで。
耳のに合わせてな。
はいはい、併せて考えておくよ。
そちらの護符も不具合があればまたおいで。(くすくす)
はーい。ほなな。
(ひらりと手を振ってお店から出ようと
またねぇ。(手を振って見送る)

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