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ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【1:1】2階一室・勉強部屋にて3

また、時計を少し進めよう。
途上の青年はいよいよ投影魔術の一歩を踏み出した。
その武器をどれほど研ぎ澄ませられるかは彼次第だ。

武器商人(p3p001107)
上谷・零(p3p0002770)

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そりゃあ急に来るさ。そうなっても対応できるようにするからね。
今後はこれも課題に入れるからヨロシクね。
受けるのに失敗したり、無様な投影をしたら訓練量を追加してあげよう。
(男とも女ともつかない顔がにんまりと微笑む)
そ、そうか……いや、まぁ確かに特訓だから急にきてもおかしくはない…無いんだろうけど…!(想定してない事は、流石に脳内がバグりそうな気分を味わってしまう。)
いやまぁうん、分かった、この辺の課題は覚えとく……!!!(大事な事だしな)
あ、やっぱ増えるのな。そりゃ増えるか…(ようは不出来って事なんだし…)
(微笑みに震えながらも了承する、多分以前の組手の事もあって脳内がそれなりに受け入れ態勢にあったのかもしれない。)
素直ないいコは好きだよぉ。……さて。今日は薄々気付いていようが投影の強化を中心に行おう。キミ、今刀を同時に何本投影できる?
ははは……
あー、やっぱ今日はそんな感じか……刀をどれくらい、ってなると……投影は…同時ってなら10本かな、出す数に関しちゃギフトである程度慣れてたし…
投影は10本かァ……。その10本は、同時に扱えるかい?
ただ飛ばすって方向性ならどうにか10本、かな、ある程度狙いつけるなら五本…確実に狙いつけてってなると二本って感じかな?
ギフトのパンの時とは、何か勝手が違うから全部が全部自在って訳にはいかねぇし
…まぁ持って振るうってなると流石に一本が限界だけどな。
悪くはないね。であれば、戦闘中にその10本を上手に扱えるように模擬戦を行おうか。

最初は10本でいいよ。投擲の精度を上げるもよし、すぐに再投影して使うもよし。
せっかく浮かすことができるんだから、無理に振るう必要はないさ。
そうだよな、どうにかその辺を鍛え上げていけば今後の戦いで役立つだろうし…模擬戦…頑張るぜ…!

そっか…分かったよ、師匠、ならこの十本を上手く扱えるよう、色々と成長していかねぇとだ
よろしい、では場所を移そうか。ここでは少し手狭だからね。

(椅子から立つと、おいで、おいでと手招きする。部屋の中の本棚をカコンと動かすと、本棚が横へスライドし地下への階段が現れた)
まぁさすがにここじゃ振れないしな…

これは…隠し部屋…!(手招きされるままについていけば、良く漫画とかで見るような地下の階段が現れた、思わずちょっとテンションが上がってしまった。)
まァ、隠したわけじゃなくて単純に「部屋を呼んだ」だけだけどね。

(くすくすと微笑んで地下へと降りていく。階段には明かりが灯されていて、暗闇で足を踏み外すなんてことはなさそうだ)
部屋を呼ぶ……???…え、そんな魔術とか存在するのか…?
(自分も知らない道に思わず脳内が?でいっぱいになる、不思議がりつつも歩く道は、明かりが灯っていて歩くのには問題ないぐらいだった。)
ん〜…まァ、そんな感じ?この建物は我(アタシ)の作った領域だからね。魔術で魔術を組んだ複合機能神殿みたいなものさ。何も祀ってないけど。

(危なげなく下へ降りていくと、下の方に部屋に繋がる扉が見えてきた)
あーー、自分の領域だからこそって奴なんだな……複合機能神殿……相当にすごい場所だよな……(ふわっとイメージは出来るが、凄い事だけは理解できる…!)

おっ、あれがさっき言ってた模擬戦の場所か…?(扉らしきものが見える、多分あそこだとは思うけど・・)
そう。多少は暴れたりしても問題無い様になっているからね、此処で模擬戦をするよ。

(そう言ってぎぃ…と扉を開けると、戦闘をすのるに十分広そうな空間に出た。壁も床も質素な色合いの木材でできており、本当に模擬戦のためだけの部屋らしく余計な調度品は一切見当たらない)
成程、暴れて問題ないのは良い事だな、了解だ。

(空いた扉の先は広い空間、その為に創ったと言われても納得できる創りに思わずへぇーなんて声が漏れる)
此処なら確かに、模擬戦するにはもってこいの場所だな。
だろう?それに此処なら死ににくいからね。

(部屋の真ん中まで来るとくるりと教え子の方へ振り向いて)
成程、死ににくいんだな、………死ににくい………???
(思わずはてなマークが頭を踊る)
(その表情に思わず身震いするが、意図がうまくつかめない。武器商人はそもそも不死身とすら思えるほど死ににくいように見えるのだが、それ以外の意味があるのか…?)
死ににくい。(さ、やろうか。と教え子にそう告げて)
………あ、もしかして俺が死ににくいとかそんな意味だったりする…??(思わず閃いた事を言いつつも)
っと、了解…ッ!(構えながら、全身に強化の術式を起動しつつ)
試せばわかるよぉ。(長い袖からアセイミと思しき短剣を取り出し、流れる様な動作で青年の首を真一文字に掻き切ろうと狙う)
流石に自ら死にかけるのを率先して試したくはnっとぉぉ!!??
(思わず悲鳴を上げながらも、その首への攻撃を避けつつ距離を取り、投影で刀剣を複数生成!事前に強化してなければ危ない所だったが、お陰で投影の練度速度や質は徐々に上がってきてる気はする…!火事場の馬鹿力というものであろうか。…ってか師匠、やっぱためらいなく首狙ってくるなぁ!慣れてきてる自分がいるけれど!!)
おっと、残念。

(教え子が距離を取り、投影をする間の時間で首を狙った時の動作から連続する様にもう片方の袖から細く長い鍼をジャッと出すと、教え子の胴体に向かって投擲した。鍼の先に痺れ薬を塗ってあるので、刺さってしまえば行動が阻害されることになるだろう)
さ、流石にそう何度もくら―――ッ!?
(投擲された何かに気付き、避けようとはする、するが流石に間に合わない、体へ鍼が刺されば一気に体がしびれていくのを感じる、だが行動が阻害される前に投影した刀剣は師匠へ向けて一気に射出!多少は時間稼ぎになる、はずだが…!この状態体じゃ鍼抜くにも時間が・・!)
(痺れに寄って震える体を無理やり奮い立たせようとはするが、上手く体に力が入らない、不味い、不味い…ッ!)(焦りながらもどうにか鍼を無理やり引っこ抜けそうだが、間に合うか…?!)
(駆ける。ソレは真っ直ぐに、愚直と思える程に、何も恐れずに進む。回避は最低限、足を狙ったものだけで一般に急所と思われる胴体は刀剣が突き刺さろうとほんの少し身体が傾くくらいでそのまま進む。どの道、時間稼ぎ程度のものでは死にはしない)

(ソレが化け物と畏られるその理由が、目の前の悪夢にあった)

ヒヒ……それでは喉笛食い千切られてしまうよぉ……?

(アセイミを片手に、教え子の喉笛をかき切ろうと踊りかかる)
(彼という人間が不死身じみた力を持つのは知っていた、以前斬った時は意図的にそれをどうにかしてたのも覚えてるけれど。…当たってるんだからもうちょっと止まるもんじゃねぇのかよ?!あぁくそ認識が甘かった!!)………ッ!!!!!!!!!!
(だがそんな後悔はした所でどうしようもない所まで悪夢は彼の前に迫り…鍼がギリギリ抜けた所で、そのアセイミは首を斬る―――激痛が走る血が迸る、声なき声が口から洩れる)
・・・っ、・・・・・っ!!
(思わず体が反射で首を抑えたけれど、感覚のない体じゃ首の斬られた穴を抑えられてるか分からない、何より意識がどんどん遠のいてる……立ってられずに膝をつく、激痛なのかもう自分でもちょっとわけわからない感じだ)
………ふむ。

(膝をつく教え子の前に立って待ち、1分ほど。それから回復の魔術を前触れなく発動させ、自身と彼をまとめて怪我を修復する)

まァ、最初はこんなものか。初々しい反応で大変よろしい。
……ん??…んんん??????????(なんかめっちゃ意識無くなってた気がするんだが、俺どうなってたんだ???)

え、いやまぁ、首切られた事はねぇし…ってか流石にすごい致命傷じゃなかったか…?思わず死ぬかと思ったし…。
まァ、そりゃ死ぬね。即死コース。だが言ったろ?死ににくい、って。
此処まで死ににくいとは思わないじゃん……いや、まぁお陰で助かってるわけだから良いんだけどさ…
じゃ、もういいね?続けるよぉ。

(とん、と後ろに距離を取ると数十の魔術が一度にソレの周囲に展開される)
ま、まぁ出来ちゃいるけど…(多分今日はそんな感じの修行なのだと、頭を切り替えていくしかない、死なないって事はつまり大分無茶もしやすいって事だと考えれば良い、・・・体が慣れるっていう大前提がいるが)

…良いぜ、ならやろう…ッ!(全身の強化を再付与、更に背後に此方は刀剣を5程、此れが現状のある程度操作しやすい範囲…ッ!……あの魔術どうやって避ければいいんだ・・・???気合か?気合?違うよな流石に?)
ふむ……、ではこちらを。(ぎゅる、と展開された魔術が一度歪み、再構成され、自身の魔力によって"投影"した西洋剣を数本同時に高速で射出し教え子を狙う)
ん!?(目の前に映るは西洋剣、こっちに来るのはある程度想像は出来てた、だったら…!)
んんん――――ッ!!(自分の目の前に複数、回転する刀剣を配置、扇風機の羽根の様に高速でギュギュっと廻して!飛んでくる西洋剣の盾の代わりに弾けるようにしつつッ!新しく作った数本の刀剣はジャイロボールの容量で、速度を上げさせつつ師匠へ発射!俺は何時でも動けるように目も含め強化しつつ目をそらさないで行く!…でもこれでもまだダメだよな…!当たる可能性たけぇし・・・!)(メイン武装として刀剣を手に持ちながら)
なるほど、ちょっと弾くには力が要りそうだね。……だが。

(投影した剣を一本携えると、飛んできた刀を射程に入った先から払い除けて叩き折る)

──まだ脆い。それに回転を加えるのに刀の形状は些か不向きだよ。やるなら物理的な力を利用するより魔力操作で推進力を与える方がいい。ま、こんなことしてたら基本的に使った刀剣はぶち壊れるがね。

(そう言うと、教え子を指差してから真似する様に西洋剣を数本飛ばしてくる。魔力を刀剣とその周囲に流し込むと、数瞬の後にチュンッと甲高い音がして刀剣が飛ぶ。魔力の流れが見えれば、さながらレールガンの様な射出の仕組みを観察することができるだろう)
ぐぬぬ……ッ!まだ脆いか……!
(叩き折られるという事はまだまだ強度も……成程)
成程、推進力…(なら何時ものパンの容量で…行けるか?)
(言葉の内容に思わず納得がいく、まぁ今飛ばした分は壊れる事も想定はしていたけれど、勉強になる)

―――んッ!?(事前に目にも強化を施していたからこそ見えた、凄い勢いで飛んでくる刀剣、幸い盾代わりの刀も有ったからギリ避けれたけれど…単純に盾代わりの回転刀ももたずに消える、やはりこれじゃ駄目だわ、別のもの投影する事も考えねぇと…)
なる程…イメージは、掴めた…ならッ!
(自分も真似する様に、今度は魔力による推進力を与える様に、刀剣を複数師匠へ射出!師匠ほどではないにしても、さっきよりはいい感じの筈・・・!)
よしよし、悪くない。飲み込みが早いねキミは。推進方は後でじっくり教えてあげるとして……、

(回避力は然程無いのか、別の理由か。しっかりソレを狙えたものに対してはそのまま刀剣が身体に突き立つ。肺腑に刀剣が刺さると、こふ、と吐血して──ソレは嗤う)

『そら、足元がお留守だぜ』

(空気を震わせぬ"声"が教え子の耳に届いた直後、床の木材が急激に変質して盛り上がり、鉄の槍となって教え子の身体を貫こうと襲いかかった)
(おっ、まじで!?なんて聞こえる言葉に嬉しさが湧きつつも、心はしっかり引き締めつつも前を見据える、剣は確かに当てれてるが……支障があれぐらいで終わるか……?……!?)
―――ッ!?
(嗤う姿に違和感を、聞こえる言葉に嫌な悪寒が、だが『聞こえた』時点で手遅れ)
(変質した鉄の槍は、そのままの勢いで体を貫き―――なまじ強化した体故に、一瞬刺さるまでのタイムラグがあったが―――其れは容易に腹を貫く、同時にごばっと吐血、即死しないだけ多少は……マシと言えるのだろうが、血の咳は止まらない)
い……でぇ……ぐぇ……
(かなり致命傷だが、意識は失わずにはすんでるらしい、……いや正直死にそうだけれども)
うむ、2回目の致命傷。それだと死ぬねぇ。でも直前の顔は良かったから、"もう少し頑張ってみようか"。
(人のようなカタチをしたソレが治療のためにゆっくりと近づく。自身の腹から刀剣を抜きながらなお美しく笑う血塗れのソレが、暗にこの地獄が続くことを仄めかした)
だ……よなぁ……死ぬよなこれ……、……お、おぅ、頑張る……!(痛すぎるけれど、いやまぁ死ぬ直前みたいな気分だが、回復しに来てるのが見えるのでそこは良いだろう、……でもこの死にかけていき帰っての繰り返すそうとう無限に続くのでは?と思い返して凄く震えそうな気分だ、今は震える余力がないけれど。……師匠、凄く生き生きしてる気がする、気のせいか……?????)
まあ、練度が上がればだんだん放っておく時間は長引くがね。
(人の思考を除き視た様なことを言いながら回復の魔術を起動させて)

モズの早贄よろしく、真っ直ぐ刺さらなくてよかったねえ?
まあ、刺さったとしても治癒は十分間に合うから“安心”おしよ。

戦いに慣れ、致命傷に慣れ、自身を襲う死の気配に慣れ、そして手足と思考を休めない。
致命傷に慣れ、死の気配に敏感になれば、それらから遠ざかる余裕もできる。
おわかりかい?
えぇ…いや、練度が上がったら死にづらさも増すって事……なの、かな……?(致命傷を受けづらくなる、なら分かるが……もしかして単純にこの痛みに慣れさせるのが目的……??)

モズの……(聞いた事在るのかフンワリ想像できた)……確かに、刺さらなくてよかったかもしんねぇ……(回復していってるのか、喋りやすくはなってきてるらしい、安心できる要素は流石に無いけれど)

成程……慣れつつも、手も足も思考も休めず、その辺の感覚も鍛えりゃ余裕が……(成程、と納得がいったようにと考え)
うん、理解できたよ、師匠、慣れること含め大事な事だし……。
……放っておくのペナルティだったんだ!?(こっわっ!?!?!?)(いやまぁありえなくはないかもしれないけれども!!!!)
じゃないと緊張感が薄れるだろう?
……あぁ……いや、たしかにそうだな、うん、確かに緊張感を薄れさせねぇのは大事だよな……。(凄く納得した
わかればよろしい。(カラカラと笑って距離を取り、再び構える)
……ともかく、練度はどうにか上げていきつつ頑張らねぇと……!改めて、よろしくお願いします……!!(改めて、魔力を回し、身体強化し、同じく構える)
いいとも、何回目で音を上げるか楽しみだ。(獣の様に嗤って)
……!!(怖いけれど、怖くとも、やらねばならない理由が、意味があるのだから)…ま、負けねぇ……!!(せめて、気持ちだけでも、前を……!!)

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