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ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【RP】2階一室

商人ギルド・サヨナキドリの『2階』と呼称されている空間の、どこか一室。

【許可した者のみ入室可能】

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おや、帰しちゃうの。(このまま此処へ隠すかと思った、と微笑んで) まァ、それはいいや。膝付いて。しゃがんで顔をよく見せて?(座った状態からそろりと頰に手を伸ばして)
パンダは育児放棄が激しいと聞きますが、もし心配していたら……。血の繋がりは大事なものなのでしょう?
(型番だけの繋がりで集った擬似的な家族でも絆はあるのだから、当然だと言わんばかりの口調で告げた)

こう、ですか?(目の前で膝をつき、スッと顔を上げる。甘え慣れていないのか、頬に触れられても懐く様子もなくピッシリと、射ぬくように真っ直ぐ向けられる眼差し。瞳孔が少し開き気味だが、平常通りだ)この体勢、あの悲劇野郎を思い出しますね……。
ふぅん……そういうものか。(ずっとヒトリのソレは相槌だけ打って)

(するりと優しく頬を撫でながら、その目を覗き込んで) ーー、ふむ。もういいよ、ありがとう。
昔はよく「型番が近いだけだろう」と叔父に邪険にされたものです。何だかんだで面倒は見て戴けましたが、人の家族が羨ましくもあります。ほんの少しですが。
(目が合うと心臓が跳ねる。ドキリとして頬を染めながら、掌を素直に受けて)……? もういいのですか?
(力を吸いとられたという訳でもなく、何をされたのか分からぬまま困惑気味に立ち上がった)
うン、視ただけだしね。さて……ちょっと『JUIN』を出してごらん。
……?
(分からないなりに、きっと意味のある事だったのだろうと納得してスマホを取り出す。アプリを起動すれば鮮やかなネオンブルーのコードが浮かび上がった。画面を相手に向けて差し出し)
どうぞ、こちらです。
……ふむ。ちょっと弄っていいかぃ?(ネオンブルーのコードへ指先を伸ばして)
構いませんよ。お伺いする直前にバックアップもとりましたので。
そりゃあいい。(ソレの細い指先がコードに触れると、ネオンブルーの輝きがぐにゃりと歪み、形を変える)
プログラムはお姫様のように繊細ですから。たった一行の歪みでビルドした途端、壊れかねなーー(歪な姿へ変わる様を見て、思わず目を見開いた)これは……!?
…此処の術式をこっちに引っ張ってきて、繰り返して、威力を上げて……代わりに此処の処理を……ン、とりあえずこれで。(指先を放すとコードが元に戻った…様に見える)
素晴らしい。まさに魔法ですね!
(底の知れなさと一握りの畏れとが入り混じった目で改造する様を観察し)
かなり大胆に弄っていただいたようですが、いったいどのような処理を?
ン?いや、今のは大した事はしてないよ。試しに術式の“対人威力”を大幅に上げただけ。(試してごらん、と少し離れるように促して)ー
対人……なるほど。それでは早速。(壁際まで距離を置き、印を結ぶ右手。その掌に光る神咒コードが現れる)
白翼召来、急々如律了!
(スマホをコードに翳し、読み取るように潜らせた。刹那ーー真白の輝きを帯びた鴉が大翼を広げて飛び上がり、部屋を旋回した後ーーパン、と弾けて消えた)
(それを見上げてから、指でゆっくりセパードを誘って) 違うよ、セパード。こっち、こっち。
なんと、店主に向かってですか?
(気はひけるが、それで倒れるような人物である事も知っている。であれば、やるべき事はひとつ)
……胸をお借りします。白翼召来、急々如律了!
(再び現れた白鴉は鋭く飛び上がり、武器商人へ一直線に向かっていく!)
…ふむ。(その様子を見てひとつ頷くと、まともにその攻撃をくらって対面の壁にバンッ!と叩きつけられて)
(手加減などするものか。一度で終わらせるのが奉公だと全力でやった。終わってからハッとして相手の方へ駆け寄り)
店主、大丈夫ですか!?
出力としては悪くないなァ。思い切りも善し……後は分岐と呼び出す魔術式を精査して処理速度を速めて……。(これは面白そうだ、とのそりと起き上がりながらご機嫌に笑って)
Oh...(ボロボロながらも身体より研究か。己も熱中するタイプなので他人の事は言えないか。治癒の力もないので相手を支えようと手を伸ばし)
大丈夫ですか?少し休まれた方がよいのでは……。
…? …ああ、いや。…放っておけば治るよ。(くしくしと自分の顔を服の裾で拭って)
(ほら、元気であろ?と問題など無さそうに微笑む)
なんと……やはり108回殺しても死なないという噂は本当でしたか。(あっという間に元どおりな姿に安堵して、ほっと一息。胃のあたりをさすりながら)申し訳ございません。店主の実力が高い事は分かっているのですが、どうにも心配性で……。
ヒヒ、そんなに心配せずとも途中でキミとの契約を放り出したりなんてしないさ。(ころころと笑ってセパードの頭を撫でようと)
……。(撫でられると温もりに安堵して、小さく息をつく)
店主に出会う前に師事していた叔父は、同じ事を約束して兄の毒牙にかかりました。行方知れずのままですが、恐らくもうーー。
…そう思うのだったら、尚のこと確かな力をつけていかなきゃね。(いいコだね、いいコ。と幼子をあやすようにセパードを撫でながら)
……はい。叔父は人間としてどうかと思う所が多々ありましたが、百回に一度はマトモな事を言う人でした。陰陽の術式の基礎を教えて戴く時は大体擬音オンパレードの訳分からない説明か鉄拳の二択で、指導を楽しみにしていてもドタキャンするわ、嘘は平気でつくわのザ・人間のクーーおっふ!?(横合から小パンダのドロップキックが炸裂する)
おやまァ。(その様子を見てころころと鈴の鳴る様に笑って)
(べしべしべし。弱P・弱P・→・弱K・強P!
空中に浮いた冥夜にすかさずコンボをキメる小パンダ。全て叩き込み終えれば昏倒する冥夜を背景にぐっと拳を高く上げる。どこから共なく響き渡るゴングの音)
おー、何処かで拳法でも習ってきたの?(パチパチと拍手して小パンダを手招きして)
くっ、油断していました……この大人気なさ120%の空中ハメコンボ、まさかお前は叔父の――(とてとて子パンダは武器商人の方へ戻っていき、再び膝の上に抱き上げてもらおうと愛嬌をふり撒いている)
いや、気のせいか。ただの子パンダだな。
ーーどちらでもよかろうねぇ?(くすくすと笑って小パンダを抱えて椅子に座るとまた可愛がるように撫で始めて)
生きていたら怒りますよ、私はこんなに心配しているのに。
(ズレた眼鏡をかけ直し、よろよろと立ち上がって)
話は逸れましたが、体感として使っている側も前より扱いやすかったです。この調子でよい方向へ改造していけば、兄に近づけるかもしれません。
嬉しいのなら……ああでも、伝える必要は無いのか。(ニンゲンって複雑だこと、と零してくすくす笑い)

近づくだけだと勝てないんだけどね。(こともなげに返答して小パンダを撫でて) キミ自身はそのアプリ、どう改良していくつもりがあったの?
処理速度を早めて命中率と展開領域を拡大しようかと。ついに私も使えるようになったのです。我流ですが……兄の十八番である"漆黒の雨"の特性を持つ陰の術が!
(声に喜色が滲む。倒すべき相手だというのに情は変わらずあるようで、こともなげに返された言葉に一瞬言葉を詰まらせ)
……そう、ですね。追い越さなくては。秘宝種は機械体。後継機である以上、私の方がスペックは上のはず。必ずや越えてみせますとも。
堅実な方向性である事は間違いないし、それで地力を上げるのは正解で、かつキミの美点だと思うけど。
"どこか"でその堅実を崩さねば、いくら潜在スペックが勝っていようと所詮アニの後ろを追いかけるだけの仔犬よなァ、セパード?そういった目処は立ってるのかぃ?(可愛いね、とくつくつ笑ってセパードをまた手招き)
……僅かながら。しかし最後の手段として可能ならば使いたくはないと思っております。
(眼鏡のブリッジを押さえて俯く)
リスクを取る勇気がなければ大成できない。されど捨て身の一手は取れません。約束してしまいましたからね……貴方と。
(兄を倒した先に道が引かれたのであれば、律儀に守る事も考える。愚直な程に真っ直ぐな男は姿勢良くスッと目の前に立った)
(すっとセパードの前で2本指を立てて)

1、堅実だしキミの思い出も守られようが、時間がかかる方
2、"可能性"を大きく引き上げるが、キミが大変な目にあう方

……どっちを望む?(くすくす…)
具体的な内容を聞いてから考える時間を取る方が堅実なのでしょうね。……しかし、そんな魅力的な誘われ方をされたら、選ばずにはいられません。当然、2を選びますとも。
そうこなくっちゃ。もう一度コードを展開しておくれ。
コードを、ですか?
(不思議に思いながらも言われるがままにスマホを起動する。組み替えられたばかりのプログラムを起動し、コードを浮かび上がらせて)
さて、ここからが本番。ーー"起動せよ"(フサルク)。(ソレの短い言葉と共に周囲に赤の画面が浮かび上がる)
なんと!……これは……?(見覚えのない赤の画面。口にしたのは陰陽とはまた異なる知識のものか。思考を巡らせつつ様子を見守り)
キミの『JUIN』の開発画面と似たような感じで作ってみたんだけど、どうだい?

(するりと指先で画面をなぞると、なぞった指に合わせて赤い文字が踊り)

ーー "魔を退くイチイの木よ"(イェオー)

ーー"穢れあるものを流し、祓い、あるべきカタチへ導き給え"(ラーグ)

(簡単に文字の羅列を作り上げると、今度はセパードのコードを傍に引き寄せる)

ンー…と、対霊関係は……こっちかァ。(コードの群れをつつくと、つついた指先に着いてくるようにコードが移動する。それを赤の文字へ運んでくると、青の文字がスルスルと赤の文字へ吸い込まれるように消えていき、赤の文字が紫色に変色した)
ご配慮ありがとうございます。確かにUIが近いおかげで、どれが何なのか機能面では把握しきれそうです。
(直感的に操作ができる仕様に、おぉと感嘆の声が溢れる)
素晴らしいですね。こんなにも簡単に祝詞と西洋魔術が混ざるとは!
ルーン魔術。知ってるかぃ?ルーン文字を組み合わせて刻む事で魔術を発現させる魔術系統。この魔術は、キミの魔術工程と非常に相性がいい。対霊関係に限っていえば、本来はその地に染み付いた信仰、魔術系統に根差した除霊方法が効きやすいだけど……此処は“混沌”だしね。
なるほど。この世の力を借りるという点ではルーン魔術も近しいという訳ですか。
存在は存じておりましたとも。何せ祓えの術よりも西洋術の方がこの世界では認知度が高いですからね。退魔の依頼を任されて、現地へ赴いたら霊の仕業ではなく、ルーン魔術による産物だった……なんて事もございましたから。
(一般の視線で見れば和洋どころか霊か魔物かさえも分かりにくいといったところだろうか。成程、と顎に手をあてて考え込み)
新たな学びの機会に感謝します。必ずやモノにしてみますとも。
言うは易く、行うは……ってね。違う魔術体系をそれぞれ学んで使うだけならともかくお互いを上手く組み合わせないといけないんだ、相当な難易度だと覚悟するんだね。ヒヒヒヒヒ……。
店主。難しくても、私は嬉しいのです。私にない発想であり、様々な道を極めた貴方だからこそ出来る提案なのですから。
頼った甲斐があるというものです。
極めたなんて大袈裟な。ま、頼られて悪い気はしないが。(くすくす)

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