PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

鵜来巣 冥夜の部屋

セパードの
……さて、内装にこだわるのはこれくらいにして、次は生活に必要な家具を揃えてゆきましょうか。
(おおよそ私生活の部屋とは思えない内観の部屋で家主は考え込む。
暫しの沈黙の後、パチンと指を弾き)

いけません、私とした事がシャンパンタワーの用意を忘れておりました。

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……僕はただ、臆病なだけだよ。
臆病だから先に術式をひいて、後ろから様子を伺う。
このトランプには立つ/動く、という術式が裏面に張ってある。
ということは注ぐ魔力はトランプ自体ではなく、この操り糸だ。
(指先から透明な糸を外して見せて)
この糸に寄り添うだけの魔力さえあれば良い。
それは必然的に最小限の魔力と集中だらう?
慎重派なだけだろう?
俺は戦い始めると目の前にばっかり集中しちまうから、大局を見てサポートして貰えんなら助かるぜ。
(息を落ち着かせると、トランプのうちの一枚を手に取り眉間に皺を寄せて考え込む。何も知らない人から見れば不機嫌なヤクザそのものだ)
術式をあらかじめ仕込む? いや、それじゃマーキングでバレるよな。一枚一枚に魔道チップを入れてもコストが馬鹿にならんし……あ。
(仕掛けをバラされると虚を突かれたような声が出る)
なるほど、よく考えられてるな……。原理が分かっても身体で覚えないといけないタイプのギミックだ。
そうは見えないが
冷静なイメージだった。
(赤い紅茶を飲みきると、おかわりを入れる)
なに、魔力が全身に廻っている感覚が解るならたいした作業じゃない。
指先だけ細く、さうだな。
注射針から薬剤を入れてるって思えば簡単さ。
自分の事ならまだ一歩引けるんだが、仲間が絡むとまず一発どつかなきゃ気がすまねぇ。
あんまりにも直らねぇもんだから、友好関係は狭く深くしろって師匠にこっぴどく怒られたよ。
(透明な糸へ触れ、試しに魔力を注いでみる。きちっとトランプが列を成すも、今度はきらりと光る糸)
仮に扱えてもほら、ピアノ線マジックって慣れがないと光源があたって糸が見えちまったりするだろ。空飛ぶ杖のマジックで練習したが、お客さんにまだ見せていいか不安なところなんだよな。
パーム(消失マジック)ばっか技量が上がっちまって。(溜息交じりに手元のトランプをパッと消した)
核を成す人格なのかもね、それが。
(二個目のタルトにナイフを入れつつ)
パームで隠せば良いじゃないか、そんなの。
も少しドライに生きれたら楽なんだろうけどな。
京ちゃんには居る?他より優先して助けたい人って。
(服の袖から消したトランプを取り出してテーブルに置き)
その場で消すマジックと消し続けるマジックは勝手が違う。
あークソ、でもなんか悔しいな……また練習してみるか。
……そういういとおしい人たちは、もう死なせてしまった。
(酷く穏やかな、哀しいほど優しく掠れた声だった。
自分でもそんな声が出たことが驚きだったのか、ピクリと動きを止めた)
…………あー、こほん。なに、指の動きやちょっとした魔術で消せ続けられるからな。
やってみると良いさ。
……ッ!
(反射的に腕が伸びていた。相手の肩を抱き寄せようとしながら)
すまん、余計な事聞いちまって。……えっと……(どういう言葉をかけるべきか迷い、慌てたまま)
俺は!京司を置いて死んだりしないから!!
(細く骨ばかりの身体は簡単に傾いて)
……、……そんな事は、恋人に云うものだよ。
知らねぇよ、恋なんて。
言葉は力だ。口に出せば誓いになる。決意に繋がる。
(抱き寄せた相手の頭をぐしゃっと不器用に撫でて)
失っちまった人の代わりになれねぇ事ぐらいは分かってる。けどよ、お前のそんな声を聞いてほっとけるほど器用な生き方できねーよ……。
(ゆっくり相手の胸元を押しながら)
……だからこそ、静寂を食む粋だよ。
人間一年生の坊や?
(ふ、と口許だけで笑って見せた)
な、っ……!
(カァッと頬が熱くなる。赤くなった顔を腕で隠し)
俺だって作ろうと思えば、恋人の一人や二人、すぐ出来らぁ!
応援するよ
(素っ気なく言うと今度はレモンを紅茶に入れた)
応援? ……、ちょっと失礼。
(ピク、と神経質そうな眉が揺れる。立ち上がると後ろを向き、オーデコロンを自身にひとかけてネクタイを整える)
……よし。
(そして何処から持って来たのか青い薔薇ぎっしりの花束を取り出し、唐突に相手の前へ片膝をついて)
京ちゃん、君を大事にすると誓おう。
俺と付き合ってくれ!
応援する、という事はつまり協力してくれるんだろう?
身近に協力者がいるなら、とりあえずアタックしてみれば効率いいじゃないか。
(ザ・鋼の心臓である。誇らしげに眼鏡のレンズを光らせ)
危うげな京ちゃんを守る口実が出来る、おまけに恋をした事がないと笑われる事もなくなる。まさに一石二鳥!
きみはあれだな、頭の良いバカだ。
(思わず滅多にない暴言が飛び出す。
二個目のタルトを食べて二杯目の紅茶を飲んでから)
あのな、この場合の「応援する」は君に好きな人が出来たらを想定しての発言だ。
それとも君、顔さえ好みに合えば誰でも良いのか?
はっはっは、よく言われる。
これは俺の持論だが、同じ轍を踏むバカはよくないバカだが、思い切りの良さや常識を越えたバカは誉め言葉だ。
(部屋に自分の肖像画を大量に飾るだけあって、なかなかの自己肯定マンである。
問われれば不思議そうな顔で)
何か問題があるのか?実際に相性がいいかどうかは付き合ってみないと分からないじゃないか。どんな石ころだって、磨いてみなきゃその本質は見えない。石ころのままかもしれないし、実は宝石だった……なんて事もあり得るだろ。

何より京ちゃん、断るでもなく怒って帰るでもなく、俺の話を真面目に聞いてくれてるじゃないか。
あ、本気だったのか。
てっきり出来の悪いビジネスジョークかと思ってたぞ
(一方で他人の好意を疑いまくる男は一応は姿勢を正す)
そういうことなら、断るよ。
僕の戀心はひとつだけ。今は亡き人に在る。
(根底は真面目な男だからこそ、まっすぐ目を見て告げる。
永遠に報われないかもしれない、その戀心を)
営業の恋人を作っていいのは夜の世界の方々だけだ。
彼等はそういう夢を売っている。素人が気軽に真似していいもんじゃない。
(相手に合わせるように思わずその場でキチッと正座する。目を逸らさず伝えられた言葉に目を見開いて)
……凄いな、京ちゃんの想い人は。
そんな風に慕ってもらえるのはとても幸せで……少し、胸が痛いかもしれない。
(立ち上がればほんの少しの間、顔が隠れるだろうか。
沈黙の後にぱっと顔を上げて)
今の内に予言しておこう。俺をフッた事、いずれ後悔するぞ?京ちゃん!
OO (つい最近まで副業が男娼だったなんて言えないなぁ)
……。ああ、君はきいと、善き男にならうね。
今でも十分に善き男だけどな。
(何の臆面もなく言い切り、花束を抱えたまま向かいのソファーへ座りなおす)
まぁ、恋人は一人でも、寂しい時に頼る人間も一人でなければいけない……というルールはねぇからな。互いの愛を確かめ合った仲(?)なんだから、いつでも頼れよ。
大丈夫です。間に合ってます。
ここのアニマルセラピー優秀です(キッパリ)
……ま、後輩くんも話くらいは聞くからな。
アニマルセラピーだぁ?
(思い当たる動物がいなかったせいか、武器商人さんにストレートに猫耳とかを生やした妄想をする)店主ならベタベタに甘えてくれそうな感じがするな。

そうか。話を聞いてくれるか先輩。実は……さっきフラれたんだ。(真顔で話を蒸し返す)
あれ、会ったことない?
白い狐耳の子、あるいは白い狐の真砂に。
他にもカピブタとかロバとか色々いるよ
(商人ギルドの動物お世話係)
て、蒸し返すなやりずらい。帰るぞ?
まだ訪れて間もないからな。
名前は聞いた事がある。真砂……って子。
(師事を乞う時に耳にした記憶。いつか会うかもしれないなと思い)
直近で困った事といや、それしか無かったんだよ。
……そろそろお開きにするか?このまま泊まってくれても構わねぇが。
可愛くて美しい、良い子だよ。
客とか僕たちの世話は彼の管轄だから会うよ、いずれ。
(ちらり、外を見て)
いや……自分の部屋に戻るよ。君に悪いもの
それは楽しみだ。店主の元に来てからというもの、驚く事ばかりだな。
まるでテーマパークの中に居るみたいな気分だ。
(一瞬きょとんとした顔になり、自分を指さして)
俺に?今更そんな気を遣う仲でもないだろ。……ははぁン。さては京ちゃん、寝相が悪いのか?
いや、相性の問題だ。
さっきも言ったが、僕は基本的に魔力を帯びた石を割ってしまう。
おまけにアライメントは悪に寄ってる
宝石種で陰陽師の君には悪影響だらう?
魔力を注がれれば何かしら影響を受けるかもしれねぇが、傍に居るくらいなら別段、息苦しく感じた事もない。それに陰陽師だと言ったって、別に清く正しくって訳じゃないぞ。頻繁に舞い込んでくるのは水子供養ばっかだし、気を遣うほどでも……(と、そこまで言ってから思い出したかのようにポンと手をうった)
もしや一夜限りの過ちがある前提で?
そうなの?
まあ、今日はいいや。またな
(扉へ向かう)
マジものの修祓も勿論あるけどな。
おう。来てくれてサンキュー。次は京ちゃんの部屋に招いてくれよ。
残念、僕の部屋は人を招けないよ。
(ヒラヒラと手を降って出ていく)
またフラレちまったな。……よっぽど凄い部屋なのか?
(汚部屋だなんて想像もついていない。ゴージャスな部屋を思い描きながら見送った)
さて、部屋の掃除は一通り。最終点検と参りますか。
水槽の中、ヨシ。ホコリひとつない綺麗な床、ヨシ。

それから最後に、とびきりのスマイル。……Excellent!!
これでお出迎えの準備はバッチリですね。100点満点でいえば1200点と言えるでしょう。
邪魔するぜー。
えーとだな、冥夜…サン? いるか?
一応上司に当たるだろうからなあ。敬わねえとな。
はい、只今。
(入り口に向かいゆっくりと扉を開け、来客を出迎える。
営業の時の様な爽やかな笑顔で道を開け)
お久しぶりですオラン様。以前お店でお会いした時とおかわりない様で……。
水槽くらいしかない部屋ですが、どうぞおあがりください。
うおお水槽デケエ…。久しぶりだなー。
冥夜サンも眼鏡相変わらずピカピカだな。
この間はホストさせてくれてサンキューな! 楽しかったぜ。
で早速だがまたホストしたくてよ。
こうやって訪ねてみた訳だ。
ホストとは夢を見せる仕事。己のプライベートルームとはいえ妥協はしません。
常に非日常たる華やかさがなければ!……というのはまぁ、あくまで持論ではありますが。

今日のメガネはおろしたてなのです。実は常にスペアを8本ほど持っておりましてね。
お礼を言うべきは私の方です。あの日はお客様も店の者達も喜んでいましたから。お力添えいただけるなら、これほど嬉しい事はありません。

早速くわしい話をいたしましょうか。
(指をパチンと鳴らすと床のタイルの一部が凹み、黒革のソファとテーブルがスモークと共にせり上がっていくる)
ヤベエ…どこから突っ込んでいいのかわかんねえ…。
眼鏡とか部屋の仕掛けとかとにかくヤベエ…。
俺はヤベエとこに来ちまったのか…?
…………。ま! 大丈夫だろ! 多分。
ひにちじょー、はなんとなくわかるな。
雰囲気は全然違うが遊園地とかのエンターテインメントって感じがするぜ。こっちは大人の遊び場だな。

…座っていいのか?
(いつもなら遠慮なく座っているところだが、ためらいがちに)
ふふふ。ちなみにこの家は私の部屋以外にもだいぶ奇天烈な部屋が多いですよ。
武器商人という方の持ち屋なのですが、廊下がのびたり扉が動いたりは日常茶飯事ですので。

どうぞどうぞ。リラックスしてお過ごしください。
お飲み物は如何いたしましょう。アルコールもご用意がございますよ。この時間帯だとノンカフェインのハーブティーなんかもほっこりして良いですね
へえ。そっちの話も気になるな?
武器商人サンはまだ面識ないが…グラオ・クローネの限定スイーツとか買ったな。友達のプレゼント用に。
伸びるのか、廊下。

酒もハーブティーもいいな! そうだな冥夜サンのオススメで頼むわ。
(こういうのって手土産とかいるんだったか?
手ぶらで来ちまったぜ…)
とても素晴らしいお方ですよ。戦闘訓練の指導をして戴いているのですが、
おとぎ話に出てくる魔法使いのように魅力的で、とてつもなく強い。

家の中の間取りが変わっても、訪れたいと思えば自然と自分の部屋にたどり着くのがまた不思議なのですよねぇ。
……フフ、それでは春も近いこの夜、桜のリキュールでもいかがでしょう。
『シャンパン戴きましたー』ッ!!
(コールを契機に手元に降る恩恵――光の粒子がシャンパンボトルを形造り、ピンク色のラベルを指先でなぞる)
これが私に降った世界の恩恵。ギフト『BLACK★DANDY』……貴方を酔わせる最高の一杯をご用意する、夢のような能力です。
ほーそうなのか? 俺も会ってみてえもんだな。
魔法使いみてえか…美人なのか? 魔女みてえな感じか?

おおおああ!? シャンパンが現れやがった!?
はーん、ギフトか! いいなそういうのも!
ローレットって何かと宴会の機会多いからな。盛り上がるだろうな!
桜の酒とか冥夜サン流石だな! 粋だなー。飲んでいいのか?
性別……そういえば聞いた事がありませんね。男でも女でも納得の美しさと言いますか。

ふふふ、ナイスリアクションですオラン様。
ささ、どうぞ一杯。私も勿論お付き合い致します。
(付け合わせにはチーズの盛り合わせやオリーブ、生ハムなど。お店で出しているレパートリーから幾つかをテーブルに並べる。
二つのシャンパングラスにお酒を並々と注ぎ、片方のグラスを手に取って)
今宵、オラン様との素敵な出会いに……乾杯。
イエーイ、カンパーイ!!
(一気飲みしたあと、ツマミをぱくぱく口へ放り込んでいる)
燻製チーズうめえ…!
いやマジでよ、前にホストやらしてもらった時も飲んで食べて喋って金貰えるとかそんな仕事あるのか?!と思ったな。
ローレットで戦う仕事なくなったらホストに転職でもいいかもな。なーんてな。
ローレットの仕事なくなったらラドバウにでも俺行くのかな。
やっぱ戦うの楽しいしなー。
そういう意味で迷惑客の追い出しも任せとけって感じだな。
強敵と戦うのとは違ってちょいと物足りないがな。
おぉ!素晴らしい飲みっぷり。お見事です!
(関心から拍手を贈り、自身もオリーブをつまんで酒を楽しむ)
豪快な食べっぷりも、場を盛り上げる活力も接客においては才能ですから。まさにオラン様の天職という事ですね。

ちょうど用心棒を店に雇うべきか悩んでいたところなのですよ。
私の店のNo.1ホストに一条という男がいるのですが、彼はどうにも喧嘩っぱやい性分でしてね。先日ライバル店の挑発にのってカチコミかけちまいまして。
まったく、弾も無限じゃねぇってのに、こちとら一応、カタギの店らしくクリーンなイメージでやってるんだと……おっと。
(コホンと咳払いして、何事もなかったかのように笑顔を向ける)
再現性歌舞伎町の中でも私の店は有力ですから、露払いは必要なのです。
いやあ冥夜サンのチョイスがいいんじゃねえの?
この赤いのとか白いのとかうめえな。もぐもぐ。
飯や酒が美味いと自然と笑顔になるからよ。店もこのプライベートルームもいい雰囲気だよなー。

お、力が必要か? だったら俺の出番だぜ! 冥夜サンには世話になったしな!
……アンタも時々迫力あるな?
ほー、一条。会ってみてえな?

何て言うか頭使うのとか色気? とかそういうのは俺出来ねえんだわ。
ホラよテキザイテキショ? とかも言うじゃん。
俺はこういう盛り上げ役やっから、駆け引きとかそーゆーのは冥夜サン得意なのかなーとか。
さっき言った一条とかもな。

と、ヤベ。こんな時間になっちまった。
今夜はありがとな! 冥夜サン。またよろしく頼むぜ!
(シャンパンボトルを空にし、立ち上がってからもツマミをひとしきり食べてから出口へ向かう)
そちらの外皮が赤いチーズはエランダ。さっぱりとした味わいが特徴ですね。
白い方はリコッタ。こちらは豆腐のような食感が楽しい一品ですね。

オラン様のように真っ直ぐ接してくださる方は珍しい。その度胸、買わせて戴きますよ。
実は私、ホストクラブの店長は成り行きで任されたのがきっかけでして。真に達成するべき目標のために、鬼の道を歩まずにはいられなかった……といったところです。

何はともあれ、歓迎しますよ。仕事の契約まわりは後日、書面を届けましょう。
それではまた次の夜に……オラン様、どうぞよい夢を。

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