PandoraPartyProject

ギルドスレッド

惑いの花酒亭

【酒場/収穫祭の夜】

吊り下がる南瓜のランタン。
色とりどりの布で作られた骸骨人形、ひらりと揺らめく紙の幽霊。
オレンジと紫、浮かれきった収穫祭向けの内装はマスターの肝入りのようだ。

極めつけはフォーチュンクッキーらしきものがたっぷり盛られたバスケット。

お祭り向けのゲームクッキーなんですの、とはマスターの言。
収穫祭の合言葉とともに一つ引き、ハズレがでたら

『人に隠しておきたい秘密の話』

をひとつ披露しよう。

それ以外は全てアタリ!
別のバスケットに盛られた菓子から好きなものをおひとつどうぞ。

収穫祭の合言葉はたったひとつ。

「Trick or Treat!」

===========================

乱数にチェックを入れて発言をどうぞ。
20↓は全てハズレ、上記の通り『人に隠しておきたい秘密』をひとつ話しましょう。
誰にも教えたくないおいしいお店の話や恥ずかしい過去の失敗談など、お好みで。

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(もうひとつクッキーを取ってみれば無事アタリ。
 アーモンドクッキーを1つ摘まんで、ついでにマスターへ茶の注文を)

そうそう、ザントマンな。実家が深緑と交易してるから心配してたが一安心だ。
深緑側からすれば手放しで喜べる結果でもないだろうが
それでもいつか着けなきゃならなかった決着がついたと、思うしかないだろうな。
そうか、お前さんらはラサの出身だもんな、今回の一件は
気が気でなかったんじゃねえか?
まあ、ラサと深緑に縁があるとは聞いていたが、ああだったとはよ。
22
(菓子の山に手を伸ばし、ナッツを手に取ろうとした時に、不意に嫌な予感)
こっちにしとこう、こっちに。

しかし、長寿ってのはすげえもんだな。
俺達にしちゃ歴史の話だが、当事者がそこにいるんだからよ。
うらやましいかどうかは、まああれだが、よ。
あら、いいわねェ。
どんな猫ちゃんかしら、私より可愛い?
(くつくつからかうように笑う。
 手馴れた指先で咽喉をなぞってから手を離す)

そりゃひやっとするわよ、深緑と繋がりがあるのがラサの強みでもあるし。
(フォーチュンクッキーをひとつ手に取り、割る)
まぁ、でもラダに同意かしらね。
奪うこともできない恋なんて終わった方が良いのよ。
80
(甘さを控えたチョコレートを一粒口に放り込む。
 ブランデーを味わうように飲んで)
どんな気分なのかしらね、同じ性質じゃないかぎり置いていかれるだけの日々なんて。
……私だったら素直に生きられる気がしないわァ。
でも長く生きなければ成せないこともあるかもしれないし、一概に良いとも悪いとも言えないわね。
陸路なら出入りに必ずラサを経由する事も強みの1つだな。
海路がどうかは知らないけど、話には聞かないし無いんだろうな。
北回りは海まで凍りつきそうな寒さだろうし、南回りは覇竜だ何だの側だし。
(マスターから温かい茶を受け取りながら、どちらも無茶だろうなと零すように)

尾が2本で鱗が生えてて歯がギザギザしててよく食べる猫だよ。
愛想の無い奴だから、可愛げはリノの方があるよ。間違いなく。
92
(ぱりぱりと、薄いクッキー生地の食感を楽しむように噛み締めて)
どうだろうな、長く生きる種はその辺の感覚は違うと思っていたよ。
うちは婆様が幻想種だけど、今の所ケロリとしてるし。
――置いていかれるというよりは、通り過ぎていく感覚かもしれないな。
どれほど執着するかにも寄るのだろうけれど。
…ラダ、聞いちゃあ悪いがそいつは本当に猫なのか?
猫の形した妖怪とか猫又じゃねえよな?鱗あるし、尻尾は2本だしよ。
ラサは深緑にとっても重要だと言う事だな。
海と言やぁ海洋だが、さすがに氷の海を踏破する船はねえだろうし、
南の海も絶望の青にも跳ね返されてるようだが。
81
(マスターにウイスキーを頼みつつ、チョコチップ入りのクッキーを手に取る)
物や人に執着できるのは人である証拠だぜ。悪い事じゃねえよ。
まあ今回のは正直言って間が悪かった、としか言えねえな。
当事者には怒られるかもしれねえがよ。
通り過ぎる、か。そりゃあ確かに、他者他種では分からねえのかもしれねえな。
……やだ、自分で言っておいてアレだけど比べられるのも複雑…。
尾が2本で鱗があって歯がギザギザしてる猫ってなによ…。
ちょっと気になっちゃうじゃない…。
(本当に猫なのかと義弘と同じ疑念を抱いて頷く)

海といえば、海洋の話はもう聞いた?
またあの「絶望の青」に挑むらしいわよ、今度はイレギュラーズも巻き込んで。
私、泳ぎは苦手だからいまいち乗り気になれないのよねェ…。
良いお金になりそうではあるんだけど。
54
(数少ない小粒のサラミを探し当てて口に放る)
あぁなるほど、通り過ぎていく…ね。
やっぱり捉え方がひとつ違うだけで長い人生も生きやすくなりそう。
それにしたってラダのお爺様、よく深緑から嫁取りができたわね。
色々と障害が多そうだけど、そういうことはなかったのかしら。
ああ、具体的にはローレットの依頼で対処した怪生物の一種だな。
腹いっぱいにして、目一杯構えば特性が消えるとかで、街中で餌付け大会したんだ。
行くアテはないようだし、1匹引き取ろうかと軽く言ったらあっさりOKが出てな。
(あれは肩透かしだった、と思わず苦笑が追加された)

お、ニホンにも尾が2本の猫がいるのか。妖怪と言われたら、確かに同類かもな。
――ああ、聞いた聞いた。絶望の青に挑むんだってな。
前回は私が生まれる前だったらしいけど、少しは攻略の糸口は掴めてるのかね。
私達頼みじゃ、神に祈るのとそう変わらない気もするけれど。
87
(ごそごそとアーモンドチョコレートを探り出し、口に放り込んで満足げ)
飼い犬や猫を見送るのと近いのかな、と一緒にいてそう感じる時もあるかな。
ただ、そうだな。私も多少執着してもらえる方がいいな。愛着とも言うだろう。

……婆様達の馴れ初めか。一応酒に酔うとそれらしい話聞くけど
さっきの話に戻るが熱砂の恋心のパクリみたいな話になるんだよ。毎回内容違うし。
でも多分婆様は自分で深緑から出て、ラサで一緒になったのだと思うよ。そういう人だ。
いや、流石にいねぇよ。俺が言ってんのは猫又っていう妖怪だぜ。
長く生きた猫が化けるって言うがよ。
しかし、その話を聞くと複数の猫?がいたのに、
愛想の無いソイツを選んだのか?

まあ、海洋に関しちゃ、今までの様子を見るに、
俺達を連れていく以外は特に策は無さそうだが…。
俺も泳ぎが得意ではないからなぁ、なかなか難しいぜ。
49
(手にしたクッキーにかじりつき、受け取ったウイスキーを流し込む)
…ふう、いい香りだな。
しかし、俺達が召喚され、世界の流れが変わる前の事だろう。
謂わば昔の掟が生きている状態で、夫婦になるとは。
ラダの爺様、婆様はイカしてるな。
よく引き取ろうって思ったわねェ…。
まぁでも普通の猫より面白いし、個性的でステキだわ。
お名前、なんていうの?
(機会があれば見てみたいわ、と笑う)

事実良い機会であるのは確かだけど……どうなのかしらね。
うっかり藪蛇なんて突きださなきゃ良いとは思うけど、
まぁ始まる前から言っても仕方ないかしら。
(ピクルスちょうだい、と注文を出す。
 菓子が豊富なこの時期は聊か黒豹には甘すぎるのだ)
10
あらァ、素敵なおばあさまね。
ステキだわ、障害がある恋のお話ってスキよ。
好奇心旺盛なおばあさまだったのねェ、それがラサでおじいさまと出会って…。
うふふ、小説の一冊でも綴れそう。

(割ったフォーチュンクッキーから赤いクジが零れる)
やァん、ハズレだわ。
……そうねェ、秘密の話といえば…。
…………私、すっごく絵を書くのが下手なの…。
(小さな声でぼそりと呟いた)
いや行く宛てなさそうだったし。手を出すだけ出して放置も無責任だろう。
ああ、数十匹いたよ。元は1匹だったかもしれないが。
愛想は元々あまりなかったと思うが、うちに来た影響だったら少々複雑だな。

それなりに可愛がってるつもりだが――ああ、名前。すあま、だってさ。
迷ってたら妹がつけてたよ。響きが好きだかららしいがどんな意味だろうな?
(響き的に菓子の名前だろうかと、小首を傾げ)
40
(砂浜での事が嘘のように安定した引きである。
 だがこちらもそろそろ塩気が欲しい頃合。
 クッキーを頬張りながら、クラッカー等はないかとマスターへ)

絶望の青ってくらいだからな。
薮蛇どころか毒蛇の群れに正面から突っ込むようなものかもしれないぞ。
まぁ、水平線の向こうに何があるのか気になるのは同意だけどな。

はは、婆様がまともに語る気になったら一冊できあがるかもな。
――ああ、リノ。大丈夫だ、ここに仲間がいるから。
(優しく微笑み、ついで3人目にそちらはどうだと目線を送る)
すあま、か。確か餅菓子だった気がするな。
…まあ、個性的でいいんじゃねぇか?
猫は懐いていても態度に出さねぇ奴もいるからな。
細く長く、付き合ってやるといい。
いつの間にかそういう隙を見せるかもしれねぇしよ。

船の上での殴り合いなら問題ねぇが、海の中になると、な。
そこは海洋出身にはどうしても勝てねぇところだ。
72
(餅菓子の話、そして塩気の話でおかきが食べたい任侠。)
まあ、流石に見当たらねぇな。俺もクラッカーを頼むぜ。

おいおい、お前さんら、俺をどういう目で見てるんだ?
…俺に絵心なんてあると思うのか?
自慢じゃねえが、簡単な地図くらいしか、書けねぇぞ。
(ピクルスを齧りほっと吐息を零す。
 そろそろかとマスターも予想していたらしい。
 クラッカーとチーズが乗せられた皿がそっと差し出された)
ふふ、案外気が合うかもしれないわよ。
べたべた甘えてくる猫より楽で良いんじゃない?

スアマ?不思議な名前ねぇ…。
モチガシというのが由来なのね……どんな見た目なのかしら。
(見たこともない食べ物は想像が難しい。
 名前からして甘そうだ、とまたピクルスを齧った)
17
じゃあおばあさまがその気になるのを心待ちにしているわ。
恋愛小説、結構好きなのよ。
……地図描けるならすごいじゃない…。
(唇を尖らせまた一つクッキーを割れば……ころり、出てくる赤いクジ)
……いやァん…。

え、えぇっと……。
……少し前、ひどい悪夢を見てからちょっとひとりで寝るのが怖くて…。
そしたら顔も身体も浮腫むし隈もすごくて暫くひどい見た目になってたの…。
(流石マスター!と出てきた軽食に声があがる。
 ついでに甘さ控えめなノンアルコールのスパークリングを頼み)
愛玩目的で動物飼ったことないから、そういう意味では助かってるな。
現状甘えてくるのは寒い日の夜くらいだし、そういう時は良い熱源になる。
……モチ菓子。確かに腹はもちもちしてるな。よく食べるヤツだし。

そうだな、また機会があったら連れてこよう。
飲食店だとペット同伴は厳しいだろうし、暖かくなってから
またいつかみたいにテラスという名の外で過ごす時なんかに。
26
ああ……
(収束を始めたらしい運に、クラッカーを手に思わず同情の目が向いた)

いやそりゃ地図くらいなら私だって……いや、何でもないよ。
ともあれリノ、何か飲むか?(いいやつ、とグラスを指差し)

しかしそれだけ体調に影響が出たとなると、
夢っていうより、本当に何か呪いでもかけられたのかもしれないな。
商売柄、依頼主ではなく実行者を恨んでくるやつもいるだろう。
今はもう体調大丈夫か?
…まあ、俺も大して馴染みはねぇんだが。
取り敢えず柔らかくてもちもちした食べ物なはずだ。

地図っつっても、どこそこの角に何があって、くらいだぜ。
詳細な道筋なんかは書けねぇよ。
…その反応は、まあ、あれだ。…な?

猫や犬は昔からパートナーだしな。
番犬やネズミ狩りなんかに付き合ってきてもらっていたわけだ。
…すでにまるいのか。猫と言えなくなるくらいになるかもな。
17
…おっと、今度は俺が引いてしまったか。
(クラッカーとチーズの間に、赤い札が見える。)
…隠しておきたい秘密ねぇ。
あー、未だに辛いもんは食べられねぇな。
カレーも甘口じゃねえと、ひーひー言いながらだぜ。

うーむ、悪夢か。何か安心できるものを側に置いておくとか、か?
もちもち…いいわね、もちもちしてるの…。
お互い良い具合に熱源にしてるし、されてるって感じねェ。
そういえばスアマは雄雌どっちなの?
(チーズをのせたクラッカーへ手を伸ばす。
 少しばかり振られた胡椒がいいアクセントだ)

寒い中連れ出すの、さすがに可哀そうだものね。
私だったら引っ掻いちゃうわ。
あたたかくなったらまた店先で交流会でもしましょ。
45
(恐々とフォーチュンクッキーを割って出てきた当たりくじに安堵の溜息。
 砂糖漬けジンジャーをひとかじり)
……別に、いいわよ。地図描けなくっても描けるひとが他にいるもの…。
気にしてなんてないもの…。
(いただくわ、とありがたくスコッチを注文した)

(気遣う言葉ににこりと笑い返す。いつも通りの笑みで)
大丈夫よ、一時的なものだもの。
その人にとっての最大の苦痛や恐怖を夢に見せる妖精、っていうのとちょっとお仕事で関わったせいだって原因はわかってるし。

あら、ヨシヒロったら辛いのがダメなの?意外だわァ。
スパイスが多い国になんて行ったら何も食べれなくなっちゃいそう、大変ねェ。
うーん、丸く見えるのは冬毛のせいだと思うけど、思いたいがどうだろうな……
性別はたぶん雌だと思うけど、体拭いてるときに目立った部分がなかっただけの話だし
年末実家帰ったときに詳しい人に聞いてみよう。

うわ、また嫌な仕事が回ってきたものだな。(思わずうわっと顔を顰め)
眠らせないってのはその手の責めに使われるくらいだからな。
お疲れ様。(労いを込めて、スコッチのグラスと乾杯をしようと自身のグラスを掲げた)
60
(ぱかっと開いたクッキーは安定のアタリ。今時分は運が向いているらしい。
 ほっとした表情で2つ目のクラッカーに手を伸ばした)

おや、確かに意外なことだ。
酒のツマミにスパイスが効いたものもあるから、平気なものと思い込んでたよ。
しかしそれだと、それこそラサに来た時なんか大変そうだな。
地域にもよるだろうが、スパイス効いたメニューも多い。

というか旅人全般、食べ慣れないものが多かったら召喚直後は大変だろうな。
あるいは酒やタバコみたいな嗜好品が混沌になかったとしたら。
まあ、あれだ。人間寝ないとロクな事にならねぇからな。
そんな拷問受けりゃしんどいだろ。

また店先が騒がしくなるな。前回はマスターによる
店の模様替えの為だったか?
またぞろ、野良犬野良猫らが来そうだな。
すあまの反応は気になるな。
(ウイスキーグラスを掲げる。)
25
(…掴んだクッキーから嫌な気配がしたが、何もない事に息をはく)
ふう、セーフか。

まあ、多少のスパイス程度ならまだいいんだが、
極端に辛味や苦味があるのはちょっと、な。

この世界に酒があって良かったぜ。
これがないと、戦えねぇ奴もいるだろうぜ。
まぁ、この時期は色々と肥えるものだしね。
ラサと違って随分冷えるし、多少太ってても丁度いいんじゃない?
うふふ、枕とかにしてみたいわ。
(きっと怒られるでしょうけれど、なんて笑い)
暖かな春先になったら外で寛ぐのに丁度よくなるわよ。
すあま、他の野良と仲良くできるかしら。

(かちん、とグラスを合わせる。
 気遣いの言葉に穏やかに目を細めた)
ありがと、夢は覚えてるけど今はすっかり元通りよ。
というか元通りにしたわ、意地で。
化粧で誤魔化すにも限度があるもの、基礎から作り直すのは疲れたわ…。
27
(ふ、と思い立って手を伸ばしたのとは別のクッキーを手にした。
 なんだか嫌な予感がしたのである)

ラサは熱いから刺激的な料理の種類が豊富よね。
時々その範疇から飛び出て辛さを追い求める人もいるけれど。
(ちょっと理解はできないわ、と)

あぁ、お酒を逃げ道にするヒトは多そうねェ。
たまにそんなヒトも来るわ、ここに。
大抵しばらくすると見かけなくなっちゃうんだけど。
……逆に、混沌にないから異世界のヒトが作り出して定着させることもありそうね。
(意気揚々とクッキーを手にしたキョンシー。
 が、それは既に赤い札がちょっぴりはみ出していた。)

えっ、えっ、えええええ……確定ハズレっす。

(がっくり肩を落し、クッキーを割って札を確認して溜息)

そうっすね……ええっと恥ずかしい話っすけど……
僕、実はこういう雰囲気のお店来たことがないんで、何を
どうして頼んだら良いかが全然わかんないっす。
というか、僕は人前でお酒飲むのに慣れてないっす……。
(もの凄く周囲をキョロキョロしている)
お、ジルじゃないか。いつだったか、ニホンぽい異世界の時以来だな。
(久しぶり、と挨拶するもすぐさまその不運にうわぁ、と声が漏れた)

初っ端からまた運が悪かったな。
酒は好みを言ったらマスターが良さそうなのを選んでくれるんじゃないか?
(いつもなんだかそんな感じで、流れのままに注文している気がすると
 小首を傾げる常連客である)
 
48
(まるで夏の反動かのように、本当に安定している秋口である。
 スライスアーモンドの乗ったクッキーをひとつ口へ放り込み)

どうだろう、実家の犬達とはけんかしなかったけど野良相手だと未知の領域だ。
神経質な奴ではないから、きっと大丈夫だとは思うけど――ともあれ
化粧でごまかすにも限度があるだろうからな。……あるよな?
(テク次第ではどんな顔にもできそうな気がすると、グラスを鳴らしながら思うわけで)

混沌にないから、か。練達に行ったらそういうのがたくさんありそうだ。
それに思いのほか、普段使ってるものに旅人が持ち込んだものがあるかもな。
おう、新しい客か。賑やかなのは悪い事じゃねえ、歓迎するぜ。
って、早速マスターのイタズラの洗礼を受けているんだが…。
口触りのいいカクテルや度数の低いものなんかがいいんじゃねえか?

なんか聞いていると、すあまは他の野良がいても、自由気ままに
反応しないような気もするんだが。縄張りとか気にしなさそうだ。
38
(チーズの載ったクラッカーを手に取る。赤い札はないようだ。)
ふむ、今回は問題ないようだ。

まあ、化粧がうまいオンナは一定数いるからなぁ。
最近では男もする奴がいるらしいがよ。

酒は、どこの誰でも作ってしまうって事だな。
昔、米を支給された兵士が、米から酒を造ってしまう件が多発して
難儀したっていう逸話があったな。
あ、ラダさんはお久しぶりっす。(頭をペコリと下げ)
本の中の世界ではお世話になったっす。
そして、そちらの方は……初めましてっすよね?
(小首を傾げて、亘理さんの方を見る)
僕は薬師をやっているジルっす。
以後よしなにっすよ。

(カウンターの席におそるおそる座り)
えーと、それじゃあ……アルコール低めで甘いカクテルを
お願いするっす!
62
(今度引いたクッキーは当りだったようで、ほっと胸をなで下ろす)
こ、今度は大丈夫だったっすよ。
あー、さっきは本当に僕吃驚したっす。
(クッキーぽりぽり食べて安堵してる)

(亘理さんの話を聞いて、興味深そうに)
お酒が好きだからこそ、色んな原料に手を出して発明しちゃうっすよね。
原料の仕込み方によっては悪酔いしやすいものになっちゃうっすけど。
でもごはんにつかう分まで削っちゃうのはちょっと大変っすね。
あらァ、かわいらしいお知り合いさんね?
ジルね、よろしく。本の中の世界の二ホンってどんな感じ?気になっちゃうわ。
(新しい客へファジーネーブルが供される。
 マスターよ、と海種の女性は穏やかに微笑みを浮かべた)

話を聞く限りは随分肝が据わってるみたいだし、大丈夫じゃない?
むしろボス猫になったりして。
(ころころ笑いながらグラスを傾ける)
意外に色々ごまかせるものよ、人の目って錯覚を起こすものだし。
まぁそれでもその道の達人って訳じゃないから「ごまかす」程度しかできないけど。
50
(安定の数値、ぽりぽりクッキーをかじる)
そういえばちょっとでも甘いとお酒にできるって聞いたことあるけど…。
それでも食料を削ってまで飲みたい気持ちもちょっとわかるかもしれないわ。
食事って大事だけど、嗜好品って彩りが欲しくなっちゃうもの。
……どうやって作るかまではわからないけど。
ジルは作ったことがあるの?
(海種の女性マスターにペコリと頭下げ)
どうもっす。わぁ、お洒落っす!
(恐る恐るグラスを手にし、一口飲んでにっこり)
美味しいっす……。これなら僕も楽しめるっす。

「にほん」は此処とは違う佇まいというか空気だったっすよ。
穏やかだけど、何かが隠れてるって感じっす。
あ、ご飯や飲み物は美味しかったっすよ!
92
(当り2連続が嬉しかったようで、チョコクッキーをうきうきと手に取る)

僕はお酒を最初から作ったことはないっすけど、お店や闇市で売っている
お酒に薬草を漬け込んで薬膳酒にしたことはあるっすよ。
この間も作ってたっすから。
(喜んで貰えたっすかね、と小声で呟く)

あと、僕がいたところでは、山から取った葡萄の実を潰して甕に保存してから
お酒にしていた人はいたっすけど、直ぐ無くなるから飲む機会は無かったっす。
昔から色々と差し入れとして貰う事はあったが、
酒を造る機会は流石になかったな。
まあ、普通に買えるしよ。
確か素材を発酵させなきゃならねぇんだったか?
(…それに素人が酒造ると捕まるしな、と。)

…ふむ、ジルのいた【にほん】と、俺のいた日本は違うようだな。
70
(高め高めでいい案配にビスケットを齧り、酒を飲む。)
しかし、まあ作り方は分からなくても、使える物、食べられる物はあるしな。
酒の作り方は分からなくても、美味しく飲める。
今はそれで十分だぜ。

猫と犬は昔から仲が悪いとは良く言うが、
すあまは特別な気がするぜ。
無頓着なのかもしれねえが、それも味がある。
私達が行った所は、人間種と妖怪というのが一緒に暮らしてる世界だったよ。
妖怪は色々な姿の者がいるからか、私なんかが変化せず出歩いても平気だったな。
亘理のいたニホンは妖怪とかいなかったんだっけ。
意外と、混沌も似て非なる世界がどこかにあるかもな。

下手な魔術よりも魔術らしく見える時があるよ、化粧は。
……あ、すあまは無頓着というのがしっくりくるな。
縄張りがあるのかは知らないが、興味があるようにも見えないし。
75

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