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惑いの花酒亭
(そうこうしているとこちらも道を聞かれた。
こちらもまた大通りかと答えていれば、段々と違う話が続き――)
………いやいいよ。他所当たってくれ。
(迷子を装ったナンパであった。
大方さきほど人に答えていたのを見て、隙があると見えたのだろう)
だからいらない。おごりも不要だ。家も近くじゃないから。
――はぁ、この手の奴もいるのか。慣れない相手は疲れるな。
(少しばかり粘られた後に何とか断りきれば、
それはそれはげんなりとした様子で茶をあおった)
こちらもまた大通りかと答えていれば、段々と違う話が続き――)
………いやいいよ。他所当たってくれ。
(迷子を装ったナンパであった。
大方さきほど人に答えていたのを見て、隙があると見えたのだろう)
だからいらない。おごりも不要だ。家も近くじゃないから。
――はぁ、この手の奴もいるのか。慣れない相手は疲れるな。
(少しばかり粘られた後に何とか断りきれば、
それはそれはげんなりとした様子で茶をあおった)
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幻想でも薄紅色の花が咲き、温かな陽気が眠気を誘う。
そんな最中、いつもの酒場に見慣れぬ看板。
『店内改装中、テラス席あり〼』
見れば店の前、丸テーブルと椅子が置かれているようで。
虫よけの香が焚かれているのか涼しい香りが風に流れている。
昼下がりの酒場外、先客の黒豹が呑気に欠伸を零した。
==========
珍しく昼時、人通りのある酒場前のテーブルです。
それほど治安が良いとは言えぬ地区ですので行き交う人も様々。
野良犬が餌を投げて欲しそうに見て来たり。
気まぐれな野良猫が我が物顔で膝に乗り上げたり。
時に道を尋ねられたりナンパされたり。
場合によっては酔っ払いに絡まれたり。
そんな訳でダイス判定のお時間です。
◆01~69
奇数なら野良猫、偶数なら野良犬が現れる。
結構遠慮なく懐いてくる。
◆70~99
偶数なら通りすがりの商人に道を尋ねられる。
たまに物を売りつけられるかもしれない。
奇数なら通りすがりにナンパをされる。
強引な手合いもいるかもしれない、ご注意を。
◆ゾロ目
酔っ払いが現れた!やたら絡んでくる!