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惑いの花酒亭

【酒場/RP-テーブル席2】

午前様だった黒豹はその日の夕暮れまでたっぷりと惰眠を貪っていた。
空腹感を覚え、漸く酒場に降りてきてみれば人が少ない。
まだ酒場も開いたばかりなのだろうと欠伸をかみ殺しつつ気まぐれにテーブル席を陣取る。
程なく訪れた顔見知りの男を見付ければにんまりと唇が笑みに歪んだ。

「ねぇそこの色男さん、こっちで飲みましょうよ」

そんな誘い文句で厳めしい男をテーブルに呼ぶ。
他の客が訪れるまでのささやかな一時、言葉を交わすのも悪くはないだろう。

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お呼びした方とのスレッドです。
カウンターから少し離れた酒場のテーブル席。

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(ふ、と女の目から獣性が薄れた。
 うすら笑いを消してつまらなさそうに唇を尖らせる)
流石に怒らせようってしているのがバレると怒ってくれないものねぇ。
私は元々こんな性格よ?
(酒を褒められればそうでしょ、と相槌を返してまた酒を味わう)

難儀なものね、せめて一度だけでも顔を見せるかすれば良いものを。
もしくはお金を送るんなら絶対に自分だってバレないようにするか、消耗品を送りつければいいのよ。詰めが甘いのねぇ。
(肩を竦めてグラスを揺らす。酒で濡れた唇を舐めた)
いっそ、そういう風に詰られたいんじゃないの?
そうすることで罪悪感を消そうって全く考えてないわけじゃないでしょ。
……それとも、ニンキョーの世界ってそれくらい不器用な男ばっかりなの?

そうね、少なくとも退屈はしてないわ。
こうして古傷をつつきたくなる可愛い男前も居るし、ね。
(肩を竦める。良い顔じゃなかったら突く訳ないじゃない、と)
普通じゃない立場を手に入れたんだもの、楽しまなくちゃ損よ。

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