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惑いの花酒亭

【酒場/RP-2】

黒豹がたっぷり惰眠を貪ったその夜、酒場に降りてみれば人気がない。
カウンターにはこの酒場の女主人からの置手紙。

『帰省します、お代は使った分だけ』

簡潔に過ぎるそれを読んで黒豹はひょいと肩を竦めた。
つまり、ここの女主人が戻るまで飲み食いするものは自分で用意しなければならないらしい。
本当に商売をする気があるのか、首を傾げながら黒豹はカウンター内に入っていった。


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女主人が帰省してしまいました、しばらく戻ってこないようです。
食べたいモノ、飲みたいモノは酒場の中から自分で用意しましょう。

料理をしない、できないキャラは調理の際にダイス判定。
偶数で成功、奇数で失敗。
出来上がったものは責任をもって処理しましょう。

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どうも――あれ、マスター出かけてるのか。
(ドアの開く音と覗き込む顔。不思議そうに店内を見回し中へするりと滑り込んだ。
 すぐに料理に気がついて、されどマスターの作とは思えず首を傾げる)

もしかして自分達で作ってるのか。これは誰が?
(指差すのは元オムレツ予定炒り卵風味もしかするとスクランブルエッグな料理。
 チーズのいい匂いがしていた)

というか私、今晩ここで食事しようと思っていたんだが。
もしかしなくても自力でどうにかする流れなのか、コレ。

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