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惑いの花酒亭

【酒場/RP-2】

黒豹がたっぷり惰眠を貪ったその夜、酒場に降りてみれば人気がない。
カウンターにはこの酒場の女主人からの置手紙。

『帰省します、お代は使った分だけ』

簡潔に過ぎるそれを読んで黒豹はひょいと肩を竦めた。
つまり、ここの女主人が戻るまで飲み食いするものは自分で用意しなければならないらしい。
本当に商売をする気があるのか、首を傾げながら黒豹はカウンター内に入っていった。


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女主人が帰省してしまいました、しばらく戻ってこないようです。
食べたいモノ、飲みたいモノは酒場の中から自分で用意しましょう。

料理をしない、できないキャラは調理の際にダイス判定。
偶数で成功、奇数で失敗。
出来上がったものは責任をもって処理しましょう。

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お金はあるに越したことないわよ、今後色々と入用になるだろうし。
装備整えるのにもそこそこ必要になるんだもの。

(カウンターの籠からライムをひとつ手にとる。手持ちのナイフで半割にしてから口を付けていたビール瓶に絞り入れた。酸い匂いが微かに酒場へ広がる。
 ふと響くドアベルに顔を挙げて次の来客にひらりと手を振った)
あらヨシヒロ、こんばんは。ご覧の通り今は客だけよ。っていうかあんなに色々お酒出して貰ってたじゃないアナタ…。
(海種で妙齢の女性よ、と溜息と共に告げて。また目玉焼きをひとくち)
あぁでも丁度いいわ、今クリーズがヨシヒロなら料理できそうだって予測立ててるんだけどアナタできるヒト?
現状、出来ないのが2名よ。

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