無辜なる混沌の片隅、花薫る酒場。
今日もまた黒豹が一匹酒浸り。

用心棒とは名ばかりの飲んだくれは意味深に笑って目を光らせていた。

(こちらも300字です)

【花酒亭】で参加します。

ハロウィンらしく、すらりと手足を伸ばし。
いつもよりずっと、お約束の従者(メイド)然とした姿で。

同行者の皆様に静々とついていきながら、
視界に入る周囲の仮装に、色の異なる双眸をパチパチと。

闇市、サンド・バザールで目利きの勝負と参りましょうか。
いつもは猫がつきまとうばかりですが……
二足三文のゴミ山なれど、キラリと光る宝石を鮫の目は見逃しません。

これは……ビー玉？

いえ、時には子供の視点も必要かと。
それにラダの、その、下着に比べればまだ……こほん。
ワタリも何やら危険なものを引き当ててますし、ここは私とリノの一騎打ちでは？
唐揚げは食べたら終わりですが、ビー玉は手元に残りますし。
ね？