ギルドスレッド
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惑いの花酒亭
おや、そうだったのか。
ならいつかどこかに連れ出そうという時は、馬なり準備せねばな。
(そんな事を漏らしながら桜の塩漬けが乘る餡団子をひとつ、あーんと差し出した。
尾をパサパサと楽し気に揺らしながら)
それだけ昔から旅人達が来ていたという事なんだな。
今食べてるものだって、いつか旅人が持ち込んだものかもしれないし。
……そういえば、それって美味しいものなのか?
うちも爺様婆様達が時々吸ってたりするけれどさ。
(それ、と指さすのは水煙草であった)
ならいつかどこかに連れ出そうという時は、馬なり準備せねばな。
(そんな事を漏らしながら桜の塩漬けが乘る餡団子をひとつ、あーんと差し出した。
尾をパサパサと楽し気に揺らしながら)
それだけ昔から旅人達が来ていたという事なんだな。
今食べてるものだって、いつか旅人が持ち込んだものかもしれないし。
……そういえば、それって美味しいものなのか?
うちも爺様婆様達が時々吸ってたりするけれどさ。
(それ、と指さすのは水煙草であった)
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黒豹からそんな誘いがあった。
なんでも街はずれに薄紅の花を咲かせる見事な大樹があるらしい。
きちんと片付けさえすれば酒盛りをしていいと地主に話をつけてきたのだと婀娜に女は笑った。
どういう手管を使ったのかは、まぁお察しだろうが。
「マスターは来られないけど軽食と飲み物は提供してくれるそうよ。あとは各々好きなものを持ち寄ってオハナミなんてどうかしら」
異世界の行事を真似てみたいの、と。
薄紅の花弁を零すその木は『桜』という花らしい。