PandoraPartyProject

ギルドスレッド

オブリビオン・リング

【雑談】

入り口の鍵は開いていた。

がらんと広がる酒場は閑散と。

カウンターも無人。

客席も……

いや、中央の客席に一人。

テーブル中央にランプを置いて。
簡素な衣服に身を包み。
どこから持ってきたのか
食べ物や飲み物を並べて。

場違いに、くつろいでいた。

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こんばんは。ご一緒してもいいかしら?
(扉を開けて、艶やかなドレスを纏ったハーモニアの女が入ってくる。手には装飾の施された瓶を持っていた)
(扉の開いた音に慌てた様子で振り向く。)おおっ…と(入ってきた人を見る。家主とかではなさそう。そして美人。)、っと、失礼した。こんなところへようこそ?レディ。よろこんで!(言いつつ、きれいにしてあったグラスを取ってくる。客のために綺麗にしていたわけでもないのだが、まぁ今回は特別だ。)
………はっ!
(目が覚めた。どうやら机に突っ伏して寝ていたらしい。記憶は朧気だ。どれほど長いこと眠っていたのだろう。)
うーん?
(とりあえず首を確認する。飛んでない。
懐を確認する。服はおろか何も取られていない。
周りを確認する。荒らされた形跡も、狐に騙されたかのように山林だったりすることもない。)
……うーん、夢だったか……
(次第に心にも体にも余裕が出る。
ここは夜盗すら入ってこないスポットなのかもしれない。身よりも宿もない身にはちょうど良さそうだ。)
……ちっ。惜しいな。
いい女だったのに、夢とは。
(余裕が出た次の瞬間に考えていたのは、
そのことだった。)
しかし夢に出て来るのはいいが、
あの女をどこでみたんだったか…
金の鱗買ったよ、ありがとう! お守りにいいかも!

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