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水路で拾った透明な小瓶はぼくの宝物。
おひさまの光を受けるときらきらひかって、とってもきれい。

何を入れておこうかと考えて、ぼくは思いついた。
勇気が出なくて、送れなかった、送れないお手紙を
この小瓶にいれて大事にしまっておこう。

もしいつか、勇気が少しでも湧いてきたら
そのときはきっと――――。
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ねえさまへ

ねえさま、お元気ですか？
ぼくが家を出てからしばらく経ちましたが、そちらはお変わりないでしょうか。

ぼくは変わらず元気です。
知らなかったもの、話だけに聞いていたものがたくさんあります。
ひとりでも大丈夫だから、どうか心配しないでください。

ねえさま、ぼくは考えたのですが、

（この手紙は途中で途切れている）