豪奢な玉座のある謁見の間。そこには誰も居ないし玉座以外は何もない。殺風景な謁見の間。

くは、珍妙な姿で在りながらしかし、どこか既視感を感ずるからの、そなたからは。妾もそなたに似た鳥類を知っている(相も変わらず尊大なポーズで)
……興味本意大いに結構。じゃが、良く囀ずる。妾は良く啼く鳥は嫌いではないが、縫い直したほうが良いぞ？ (魔王の一人な、と呟き)
よど、淀んでいるか……(僅かな動揺)……まあ、此処は我が居城故に、多少気が緩むからの。漏れた気配は魔の者には解るかも知れんか