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和風バル【潮騒】
そやね………馬鹿な話や、臆病ものの可哀想な話。
(返って来た弱々しい言葉。残念そうに少しの皮肉を混ぜながら)
罵って、怒って、責めてくれたら楽?…そんな甘い事考えてる場合やなかったやろに。
……一人残されて……一番傍におらんとあかんときやないの…。
一緒に、痛みを、悲しみを…抱きしめて欲しい時やったろうに…。
(自嘲の問いには、返さず無言でそのまま話に耳を傾ける)
…怖かったんね、目の前の事が……そや、失ってみんと分からん。
失のうて、初めてその大事さに気ぃつくんよ…。
でも、その時じゃ遅すぎるんよ…遅すぎる。
("遅すぎる"その最後の一言は、まるで自分に言い聞かせるように、ぽつりと)
(添えた手、握られるのをそのまま払う事もせず。
その手から伝わる感情を受け止めるように、呼応するように握り返して)
……そう…海に。
(最初から…事の顛末は予想出来ていた。それでも、当たらないで欲しい
そう思いながら…思いは届かない事が多い、いつも)
(月に照らされて、綺麗だった海。表情を変え、仄暗く…その闇に飲み込まれそうに感じる)
(返って来た弱々しい言葉。残念そうに少しの皮肉を混ぜながら)
罵って、怒って、責めてくれたら楽?…そんな甘い事考えてる場合やなかったやろに。
……一人残されて……一番傍におらんとあかんときやないの…。
一緒に、痛みを、悲しみを…抱きしめて欲しい時やったろうに…。
(自嘲の問いには、返さず無言でそのまま話に耳を傾ける)
…怖かったんね、目の前の事が……そや、失ってみんと分からん。
失のうて、初めてその大事さに気ぃつくんよ…。
でも、その時じゃ遅すぎるんよ…遅すぎる。
("遅すぎる"その最後の一言は、まるで自分に言い聞かせるように、ぽつりと)
(添えた手、握られるのをそのまま払う事もせず。
その手から伝わる感情を受け止めるように、呼応するように握り返して)
……そう…海に。
(最初から…事の顛末は予想出来ていた。それでも、当たらないで欲しい
そう思いながら…思いは届かない事が多い、いつも)
(月に照らされて、綺麗だった海。表情を変え、仄暗く…その闇に飲み込まれそうに感じる)
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ぽっかりと浮かぶ白銀の月だけが、その輪郭を照らし出していた。
(……静かなモンだ)
【潮騒】から零れる柔らかな橙の光に夜闇を暴く無粋さはなく、カウンターの向こうでは、蒼い着流しの男が相変わらず煙管をくゆらせている。
ほんの数刻前まで依頼帰りの特異運命座標達と共に溢れていた喧騒も過ぎ去り、今は波の音が響くのみだ。
「あぁ、そうさな。もう誰も来ねぇようなら、そろそろ閉め――」
煙を吐き出すと、店の奥へと気だるげな声を投げようとして。
扉が開く音に「おっと」と言葉を呑み込み、入口へと顔を向けた男は、目を細めて笑った。
「――よう、いらっしゃい。
お前さんが、本日最後のお客ってワケだ。ゆっくりしていってくれや」
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◆こちらは、「一番最初に訪れたPC様」との【1:1】用スレッドになります。
既知・未知・未成年の方でも大歓迎。まったりお話できると嬉しいです。
◆時間帯は夜。シリアスや多少のメタ発言もOKです。