ギルドスレッド
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和風バル【潮騒】
(後悔、という言葉にそっと苦い表情を浮かべ)
一期一会、ってやつか……おっと、すまねぇな。
(はたと我に返り、己がすっかり聞き入っていた事に気づく。
慌ててボトルを手に取り、空になった器に酒を注ぎつつ)
ははっ、そう言って貰えるとは光栄だ。
とは言え、俺は何もしちゃいねぇが……こんなおっさんでも、嬢ちゃんを安心させられたってのは嬉しいモンだ。
うちの店主も喜ぶ――……あぁいや、ここは俺の店じゃねぇ。
俺は、店を手伝う代わりに住まわせてもらってる……いわゆる、居候ってやつさね。
一期一会、ってやつか……おっと、すまねぇな。
(はたと我に返り、己がすっかり聞き入っていた事に気づく。
慌ててボトルを手に取り、空になった器に酒を注ぎつつ)
ははっ、そう言って貰えるとは光栄だ。
とは言え、俺は何もしちゃいねぇが……こんなおっさんでも、嬢ちゃんを安心させられたってのは嬉しいモンだ。
うちの店主も喜ぶ――……あぁいや、ここは俺の店じゃねぇ。
俺は、店を手伝う代わりに住まわせてもらってる……いわゆる、居候ってやつさね。
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ぽっかりと浮かぶ白銀の月だけが、その輪郭を照らし出していた。
(……静かなモンだ)
【潮騒】から零れる柔らかな橙の光に夜闇を暴く無粋さはなく、カウンターの向こうでは、蒼い着流しの男が相変わらず煙管をくゆらせている。
ほんの数刻前まで依頼帰りの特異運命座標達と共に溢れていた喧騒も過ぎ去り、今は波の音が響くのみだ。
「あぁ、そうさな。もう誰も来ねぇようなら、そろそろ閉め――」
煙を吐き出すと、店の奥へと気だるげな声を投げようとして。
扉が開く音に「おっと」と言葉を呑み込み、入口へと顔を向けた男は、目を細めて笑った。
「――よう、いらっしゃい。
お前さんが、本日最後のお客ってワケだ。ゆっくりしていってくれや」
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◆こちらは、「一番最初に訪れたPC様」との【1:1】用スレッドになります。
既知・未知・未成年の方でも大歓迎。まったりお話できると嬉しいです。
◆時間帯は夜。シリアスや多少のメタ発言もOKです。