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ギルドスレッド

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和風バル【潮騒】

◇【1:1】ブルームーン(RP)

 海が夜と溶け合い、闇に沈む。
 ぽっかりと浮かぶ白銀の月だけが、その輪郭を照らし出していた。

(……静かなモンだ)

 【潮騒】から零れる柔らかな橙の光に夜闇を暴く無粋さはなく、カウンターの向こうでは、蒼い着流しの男が相変わらず煙管をくゆらせている。
 ほんの数刻前まで依頼帰りの特異運命座標達と共に溢れていた喧騒も過ぎ去り、今は波の音が響くのみだ。

「あぁ、そうさな。もう誰も来ねぇようなら、そろそろ閉め――」

 煙を吐き出すと、店の奥へと気だるげな声を投げようとして。
 扉が開く音に「おっと」と言葉を呑み込み、入口へと顔を向けた男は、目を細めて笑った。

「――よう、いらっしゃい。
 お前さんが、本日最後のお客ってワケだ。ゆっくりしていってくれや」

――――――――――――――――――――――――――――――
◆こちらは、「一番最初に訪れたPC様」との【1:1】用スレッドになります。
 既知・未知・未成年の方でも大歓迎。まったりお話できると嬉しいです。
◆時間帯は夜。シリアスや多少のメタ発言もOKです。

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俺の好きな酒か。わかってるねぇ、お前さん。
そうさなぁ……だったら――

 (ボトルを選ぶ仕草で、さりげなく、見つめる視線から顔を逸らす。
  そのまま背中越しに小さく笑い声を立てた)

若く見えるかい? そりゃ光栄だが、これでも38でな。充分おっさんだぜ。
ま、ひょっとしたらお前さんの方が年上って可能性もあるかもしれんが……そんなら、お言葉に甘えるとするぜ、嬢ちゃん。
もちろん、ちゃんと名前でも呼ばせてもらうがね――……っと、あった。

 (目当てのボトルを取ると、軽く揺らしてから陶磁の酒器に注ぐ。
  振り返り、微かに甘い香りの漂う透明の酒で満たされたそれを、そっと蜻蛉の前へ)

ははっ、すまんすまん、からかったわけじゃねぇんだ。(唇を尖らせている様子が目に入り、からから笑って)
旅人ってのは本当に色々な世界から来るらしいからよ、月から来たって話も全くの嘘とは言い切れねぇと思ったのさ。こんな夜だと特に、な。

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