ギルドスレッド
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彷徨の日々
(大規模召喚の直後とあれば、ギルド内もさぞ盛況であろう。まさしくお上りさんの様にきょろきょろと見回していた所に、一人の騎士に声を掛けられ、おずおずと話しかける)
あ……えっと。私……ここ、初めてで。
その……ウォーカーって、いうらしい……ですね。他の世界から、来た……って。
(一目でこの世界の住人ではないと分かる霊体の髪が、ふわり、ゆらりと靡く)
あ……えっと。私……ここ、初めてで。
その……ウォーカーって、いうらしい……ですね。他の世界から、来た……って。
(一目でこの世界の住人ではないと分かる霊体の髪が、ふわり、ゆらりと靡く)
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多種多様な人種が行き交い賑わう街中に、一つの白い火が灯る。
白い肌、白い装い――そして、蒼白い炎の如くたなびく霊体の髪。
前髪で隠れがちの目線は下を向き、気のない表情でとぼとぼと歩く様はさながら迷子のよう。
これはつい先日、まだ無辜なる混沌に召喚されて間もない時。
ギルド『ローレット』とやらを目指していた少女の、最初の旅の一幕。