ギルドスレッド
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彷徨の日々
優しい……かは、分かりません、けど。そう言って、もらえると……嬉しいです。
あ、えっと……ちょっと、失礼します……ね。ここが……このお店で、この道路で……。
(繋がれているであろう手を離し、鞄から街の地図を取り出す。
ギルドの位置は、現在地からもう少し歩いた先といった所まで来ている。
だが、地図を縦にしたり横にしたり逸れていく道の方向を見たり、このまま放っておけばまた迷っていく道に邁進してしまうだろう)
あ、えっと……ちょっと、失礼します……ね。ここが……このお店で、この道路で……。
(繋がれているであろう手を離し、鞄から街の地図を取り出す。
ギルドの位置は、現在地からもう少し歩いた先といった所まで来ている。
だが、地図を縦にしたり横にしたり逸れていく道の方向を見たり、このまま放っておけばまた迷っていく道に邁進してしまうだろう)
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多種多様な人種が行き交い賑わう街中に、一つの白い火が灯る。
白い肌、白い装い――そして、蒼白い炎の如くたなびく霊体の髪。
前髪で隠れがちの目線は下を向き、気のない表情でとぼとぼと歩く様はさながら迷子のよう。
これはつい先日、まだ無辜なる混沌に召喚されて間もない時。
ギルド『ローレット』とやらを目指していた少女の、最初の旅の一幕。