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ギルドスレッド

異界奇譚

ねむくなるまで【1:1RP】

私室にウィズィを招待したマリア。
ベッドの上で寝間着姿の少女二人、他愛ないことで語り合う。旅人も純種も、イレギュラーズであることも関係なく。
ゆっくりと、ねむくなるまで。

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着の身着のままで、召喚されたから、な。
気に入っていた衣類は、記憶の限り、新たに仕立て直した。

ああ、別に隠すことでも、ない。他のものにも、話したことはあるし、な。
まあ、恋と呼ぶものだったかは、今もよくわからない、が。
あ、へぇー。これは以前マリアさんが着ていた服……を元にした服、なんですね。
(何となく感慨深くて、しげしげ眺め)

あ、じゃあ。遠慮なく。(真正面に向き直るように座り直して)
……なんだかロマンチックな入りですね。……あ、でもそれって、……かなしいはなしなのかしら。
故郷では、一族の者からのお下がりだったが、な。
流石に野営では、着替えてられないが、ゆっくり出来るときには、着慣れたものが、良い。

(大きな枕を軽く抱きしめ、過去に思いを馳せるように逡巡)
悲しい、ということは、ない。単に、一時の出会いであった故に、測りかねているだけ、だ。
当時は、今より少しばかり幼く、一族の数名とキャラバンで旅をしていた頃、だな。
とある巨人の集落に、滞在した。
……(ぺたんと座って、マリアさんの瞳をじっと見つめる。そこに感情が映るかどうか、確かめるように)

一時、であっても。恋かもしれなかった出会いなんですね。
……巨人。
「あいつ」は、首長の嫡男で、集落中でも特に大きく、力も強かった。
ただ、恵まれた体が、必ずしも望ましいとも、限らなかった。
その気がなくとも容易く周囲を傷つけ壊しかねず、屈強な巨人でさえ持て余す程。
(ウィズィを見つめ返すが、同時に其処に居ない誰かを見つめているようにも見える)
自然、一人で過ごしてばかりで、な。初めは、世話になっている身だから、と、話し相手をするだけの心積りだった、が。
…………。
(視線の先が虚ろなことには気付いたけれど、そこから感情までは読み取れず。マリアさんはすごいなあ、って変な感想を頭の片隅に抱き)

巨人。マリアさんよりもただでさえ大きい一族の、一番大きな巨人さん。
…………(少しの間、目を閉じて、情景を想像しようとする)
ああ、大きな男、だ。あまりに体格が違いすぎる故、肩に乗せて貰っていた、な。
まあ、大きな図体に大きな顔をしていた割に、背中を小さくして、寂しそうに佇んでいたのだが……
……ああ、そんなに。(思ってたより大きい、と思ってイメージを修正してみたり)

うんうん……一人ぼっちだったんですものね。でも、聞いている限りでは……悪い人じゃない、感じ。
マリアさんは、暫くその方と一緒に居たんですね?
恐ろしく強い癖に、それで何かが傷つくことをひどく恐れる臆病者、でな。
寂しそうな顔をした「あいつ」が、妙に気に掛かるようになって、な。
同情、哀れみだったのかもしれん、が……時間がある時は、ほぼずっと、傍で話をしていた。
旅で見聞きしたこと、集落での出来事、周囲の山や森の様子、様々、だ。
……なんか、いい感じ。
ん……それって、なんだか、うん。 恋、って感じ、しますね。
(姿勢を少し崩しながら聞き入って、うん、うん、って小さく笑いながら頷き)
そう思う、か?
まあ、そうして、集落を離れるまで、共に過ごした、というだけだったのだが、な。
ただ……
(抱えていた枕を少しだけ強めに抱き寄せて、視線を落とす)
私はそう感じます。……誰よりも傍にいてあげたいと感じる心は、恋だと……

……。…………――ただ?
(たっぷりと間を空けてから、小さな声で聞き返す。続きを強制はしない、努めて優しい声色で)
そう、か。ならば、それが初恋と、呼んでいいかもしれん、な。

――ただ、「あいつ」とは様々な話をしたが、不思議と、互いのことは話していなくて、な。
名前は知っている。境遇も、周囲から伝わる程度には。
ただ、互いの好きな食べ物も、景色も、己の思う過去も、尋ねることも、語ることもなかった。
共に同じ景色を見て過ごしたが、今のように向き合って語り合ったことは、なかった。
(改めて、ウィズィの目をはっきりと見つめ返し)
だから、な。いつか帰った時には、会いたい、と。
互いを語り、知りたいと、時折、そう思う。
………………。
(暫く呆けて、はっと我に返ったように)
……その時間だけ、一緒にいた時間だけが、宝物だったんですね。

すごい。……なんだろう、そんな恋もあるんだ。
それが恋だとしたら、ですが。なんだか…………大自然のように、綺麗な恋。
宝物、か。そう言われてみれば、そうかも、しれない、な。
だが、大自然、か。そんなに、大仰なもの、だろうか……?
(きょとん、と首を傾げて)
なんだろう。星のような、……うーん。ふわっと揺蕩って、またたいて、蛍の光みたいな……?
そういう、きれいなものに感じました。
そっか、いいなー……そういうのも。私には真似できない……

(ぽすんと倒れて、天井を見遣って)

……どろどろ、してるからなー、私。
なにやら、こそばゆい、な。
ウィズィのは、どろどろ、か。どういったもの、だ?
(倒れたウィズィによつん這いで近寄り、顔を覗き込もうと)
(覗き込まれると真正面から見つめるも、苦笑を返し)
あーいや、私はもう、初恋とかそういうのは全然覚えてないですよ。クソレズだもんで、あっちゃこっちゃに手ぇ出して声掛けて、もう。
全然そんな、話せるような纏まったエピソードとかないですって。そんなもんっすよ、俗物だから、私。

ただ、そのくせ……
(ここで初めて目線を逸らし)
一途になったら、ほんと……感情がでかいんですよね。自分でも制御できないくらい。
…………ん、ありますとも。
何度かあるし、こないだそれで、大きな大きな失敗もした。

(また目線を戻して)

他の人のこと、ずっと好きなまま…………別の人と付き合い始めて。
それで大失敗しちゃったんですよねぇ……
好きな相手とは、別の者と、か?
なぜ、そんなことに。
(苦笑も苦笑。眉をぎゅっと顰めて、泣くのを堪えるように自嘲気味に笑いながら)

その人から好かれるビジョンが見えなかったから、ですかね。

だから、……そのとき私のこと好いてくれてた人と、付き合い始めちゃって。
そうして、その……好きだった人のこと、嫌いになろうと頑張ったんですけど。
やっぱ…………だめでしたね。好きで、好きで、ああもう、ホントに私。駄目で……

それである日、その付き合った相手と、たまたま衝突しちゃって……喧嘩になって
謝ってヨリ戻そうかと思ったんだけど、なんか……駄目で。

結局今、その、元々好きだった相手のこと、改めて惚れ直しちゃって。
いま、猛アプローチ中。

…………どろどろしてるっしょ?マリアさんみたいに綺麗だったらいいなーっておもう。
(ウィズィの浮かべる笑みを、じっと見つめて)
どろどろか、綺麗かは、わからない、が。
炎の様だ、と、マリアは、思う。消えること無く、燃え続けている、炎、だ。
(笑いながらため息ついて、出す声はちょっと震えて)
その人も、似たようなこと言ってましたよ。苛烈だ、って。
炎、か……マリアさんは光で、私は炎。なんだか似てるのに、全然違う。

…………その人が私のことどう思ってるか、……まだ、はっきりと、わかんないんですけどね。全然。
でも、シャイネンナハトは一緒に過ごす約束、してるんです。
一晩、一緒に過ごしてくれるって。

…………
はーー……
もう、あの人のこと思うだけで、胸いっぱい。
面白いですね、これも恋。……マリアさんのも、きっと、恋。
マリアは、それほどまでに、強く誰かを思えているか、わからない。
だが、ウィズィは熱く、激しく、燃え盛っているように、思える。

(覗き込んだまま、髪で体を支えながらウィズィの頭へ手を伸ばす)
シャイネンナハト、か。それは楽しみ、だな
(撫でられると、安心したように、嬉しそうに……子供のように笑って)
……ありがとう。

燃え盛るしかできない女なんですよ、私。愛も恋も、嫉妬も、全部……
そんな私でも、あの人の傍に少しでも長く居られるために……強くなったんです。
昔は防御なんか捨ててた私が、少しずつ、ちょっとずつ、変わっていったんです。今もその途中。

…………うん、とっても楽しみ。
マリアさん、…………応援、してくれます?
どういたしまして、だ。
それだけ思われる相手も、きっと幸福、だろう。
(小さな手で、よしよし、と小さな子をあやすように撫でて)
無論、だ。頑張っている子は、労って、応援せねば、な。
…………ありがとう。
(もう一度、微笑んで)

どうだろう、幸福だろうか。幸福にしてあげたいとは思っているけれど。
思ってあげることがあの子の幸福なのか、わからない……

(それでも少しばかり安心したように、そっと目を閉じて)
でも、頑張らなきゃ。……うん、シャイネンナハトも。そしてシャイネンナハトまで、頑張る。
恋バナ共有した仲のマリアさんが応援してくれるなら、頑張れるよ!
少なくとも、誰かに思われることは、不幸ではない、と、思う、ぞ?

うむ、頑張れ。ウィズィなら、大丈夫、だ。
だと、いいな。……それくらいは、思ってくれてるといいな。

はは…………まだ、恋してますとか、なんにも伝えてないんですよねぇ。
それっぽくアプローチはしてるんだけどなかなか。

マリアさんは、こっちに来てからは、恋はしてませんか。好きな人は、たくさんできたのでしょうけど。
マリアは、そうだな。恋はしていない、と、思う。
良き友人には、恵まれた、が。
ん。一生恋をしないのは寂しいですが、マリアさんの胸に、恋と聞いて思い起こすひとがいるのなら……
うん、その宝物を大事にするのが良いのでしょうね。

それに、友達も大事なものですしね!
(ころんと転がり、自分の隣をぽんぽん。添い寝しましょう添い寝!のお誘い)
しないとも限らない、が。恋というのは、未だよくわからないし、な。
良き出会いの中でいつか、落ちることも、あるやも、だ。

それまでは、こうして友と過ごすのが、良い。
(誘いに応じてころんと隣に寝転がる)
ああ、それは確かに。落ちちゃうものはしょうがないかもですね?
なにせ、しょうがないから”落ちる”って言うわけですし!

えへへへ。添い寝添い寝!(身を寄せてにっこにっこ)

いやー、しかしまさか本当に恋バナすることになるとはなー……
思わず私の大失敗談まで話してしまった。もうこれはマブダチですね、マブダチ!
ねえ、マリアちゃん!!
(それとなく(?)呼び方を変えてみて、反応をみるようにそわそわ)
(「マブダチ」、「マリアちゃん」。身を寄せられ、親愛の篭もった声と表情でそう呼ばれた。しかし相変わらずその表情は至って普段どおりで)
マブダチ、か。確かに、お互いの深い部分を語り合い、聞き合ったならば、そう、だな。うむ。
(なお、背に流れる金髪は以前見たウィズィの尻尾を彷彿とさせるようにびったんびったん跳ねていた)
やった!マリアちゃん!えっへへへへ、嬉しい!

(体ごと向き直って手を握り、やったー!って、天井に向かって突き上げるように掲げ)
(こちらもこちらで尻尾ぶんぶんぶん!)

これだけで今日来た甲斐がありま……
あったよ!
(今度は足をばたばたさせて、喜びを隠す気もない)
(手を握られぶらーんと掲げられる形に。しかし髪はぶんぶんしている)
ああ。それならば、マリアも、嬉しい。
えっへっへー!
(手をにぎにぎして喜びを伝え)
私も本当に、良い友人に恵まれた……!
へへ、ありがとう、マリアちゃん。大好き!
(よろこびも、愛情も。堂々と)

……マリアちゃんは、シャイネンナハトの予定は?
少々こそばゆい、な。だが、マリアも、ウィズィは好き、だ。
(小さな手で握り返す。顔には出ずとも、感情はありありと、その手と跳ねる金髪に表れていた。)

シャイネンナハトは、恐らく知人のギルドを、回るくらい、だな。
特別コレ、ということは、特には。
ふっふふ、マリアちゃんはやっぱり表情がわかりやすい……
(愛おしげに見つめて、髪の毛を梳くように頭を撫で)
いい子だなー、マリアちゃんは。……やっぱり、やわらかな光みたいだ。
蛍とか、星空とか、暖炉とか、そういうもの。ずっと見ていたくなる。

そっか……夜はアレだけど、もし何も無いなら……
日中、一緒に居たりなんて、どうかな、なんてちょっと思ったり。
そんなに、わかりやすい、だろうか。顔には出ない方だと、思うのだが
(髪の毛に出るのは無自覚らしく、小首をかしげると同時、疑問を示すように一部の髪が捩れる)

かまわない、ぞ? ウィズィと過ごす時間ならば、間違いなく、心地良い。
うんうん、わかりやすい!(ひょこんと動く髪の毛をちらりと見て、ふふっと笑んで)
かわいいなー、ふふふ!
(より一層密着して、ほっぺつんつんしちゃう)

ほんと!?やったー!
どうしよどうしよ、私めちゃくちゃ緊張してるかもだから、何かお茶でもして勇気づけてほしい!!絶対緊張でブルブルしてるから!!
くすぐったい、ぞ?
(ふにふにと弾力を返すほっぺ)

ああ、そういうことならば喜んで、請け負おう。
特製の珈琲でも、振る舞うとしよう、か。
ふっふふ、かーわいいかーわいい。
(ぷにぷに、やわらかなほっぺを一通り堪能)
しあわせの感触……

えっ、マリアちゃんが淹れてくれるの!?
えっ、え。意外……いやゴメン失礼だけど、意外……!!
こう見えて、家事は一通り心得ているし、茶や珈琲も、入れられる。
こちらでも、何度か振る舞ったことも、ある、ぞ?
故郷では、「マリアの珈琲は疲れ以外も色々吹き飛ぶ」と、好評だった。
うん!!?何が吹き飛ぶんだろう!!?
まーでも、少なくとも緊張が吹き飛ぶならそれでもいいかもしれない……よし、お願いしてみようか!!
輝かんばかりの夜のために……!!
では、腕によりを掛けると、しよう。
ウィズィの夜が、一際輝かんばかりのものと、なるように。
ぅ、う、うん、じゃあ、当日の楽しみにしておこっかな……!!
(ほっぺもーにもに)

そうなるといいな……私も祈ってる。
…………望み薄かもしんないけど、伝えることが大事だって思ってる。
そうだ、な。
思いを、伝えるのは、大事、だ。
……だから、これも伝えて、おこう。
頑張れ、ウィズィ。マリアの、親愛なる友。きっと、大丈夫、だ。

(目を見開いて、心から湧き出るような愛情の笑顔を湛えて)

……ありがとう!すごく、すごく、勇気が出てきた!
大丈夫……うん、マリアちゃんにそう言ってもらえるなら、きっと大丈夫!
マリアちゃんにそう言ってもらえる自分を、信じることができる……!

……まだ1ヶ月以上も先のことだし、また一喜一憂して狼狽えることもあるかもしれないけど……
そのときはまた、頼らせてもらってもいいかな?

(抱きまくらみたいにマリアちゃんにしがみつき)

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