PandoraPartyProject

ギルドスレッド

時計屋

冷やかしに

ちくたく動く時計はこう言っている。

「買えよ」

しかしそうも言ってられぬ懐事情も、イレギュラーズの皆々には存在する。

この店の主もその一人であるが故に、向けられた絶対零度の視線は氷点下0度近い視線に和らいでいる事だろう。
寒い事には変わりはない、それが冷やかしというものなのだ。

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(ゆるりコーンパイプを楽しんでいる)
グルルルル……(時計の音が気になって、外から覗き込もうと姿勢を模索している)
(時の玉響に混じり奇妙な唸り声が聞こえる気がする)ン?(さりとて動こうとする気もなく。パイプから真っ直ぐな煙が伸びた)
……。ギャーウ(あくびのような間延びした声とともに、その側頭部を壁にあててみる。チクタク、チクタク。とても、おちつく。大きな体が少しずつ安らいでいく)
(何かしらの存在は居るようだが、魔種の類でも無さそうだと判断した)フムン、2653秒。(燃焼し終えた葉を棄てる為に、カコンッ、と時計の音とは違う小気味よい音がパイプから鳴った)
1時半。本日は看板だ。誰であれ、時間の前では平等。好きにまどろむと良いだろう。
!(見知らぬ音に敏感に反応したそれは、器用に扉へ手をかけ、その奥を覗き込もうとする。僅かに分子の世界から漏れ出る煙を感じ取り、鼻を鳴らしながら)
……?
(何故か、こんなところにいる竜種が気になってふと足を止める。何をしてるのだろう?)
(扉の中から覗き込む世界は、時計の展覧市に近い光景だった。ちくたくと忙しなく時を刻んでいる)
あら、見事な時計が沢山ね。もしかして、あなたも時計が気に入ってここにいるの?(数ある時計の中で気になったものがエルの中にあったようだ。ある種のひとめぼれというやつかもしれない)
グルル(これはなんだろう。見知らぬ機械じかけへの興味が足を踏み出させる。小さな羽にかけられた声よりも、瞳は時計の針を追いかけている……)
おや、これは。時計って心をくすぐるよね。
これなんか、装備したらステータスが上がりそうだ。
あら。ショウさん。あちこちに出没してるのね。こちらでもこんにちわ(現れたお兄さんが見たことある人だったらしい)
この時計なんか、綺麗な青色で吸い込まれそうだわ。心地いい音ね

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