「という訳で、新設した筋肉道場だ。ぜひ使って感想を聞かせてほしい」
givenは旅館「鬼之湯」のオーナーである昴に呼び出された。
どうやら、新しく作った施設のテストをしてほしいということらしい。…らしいのだが、その施設というのが問題だ。
重厚な鉄の門扉の上には逞しく筆で書かれた『筋肉塾』の看板があるのみだが、扉の隙間からは湯気のようなものが漏れ出ている。
なんでも、この扉の奥には「筋肉モンスター」なる存在が利用者を待ち受けているらしいのだが、利用者がいないうちはモンスターたちも体を鍛えているらしく、この湯気はモンスターたちの努力の証なのだろう。
そこまで聞いてgivenはゴクリと唾をのむ。それだけ鍛えられたモンスターを相手に果たして自分がどれだけ戦えるのか。
しかし、依頼を受けた以上はここで怖気づいて逃げ出すわけにはいかない。親指を立てて送り出す昴を背に、givenは重い扉をぐっと押し込み『筋肉道場』へと入っていく。
練達や傭兵から仕入れた様々なトレーニング機材が置かれています。
ルール:
1.利用者はどんなトレーニングをするかを宣言と同時にダイスロール。
2.ダイスの出目=回数(もしくは時間や距離など)とします。
3.トレーニング後の一言をどうぞ。