不凍港ベデクトはご存じですか？
鉄帝国に存在する貴重な『凍らない港』です。
あの地は現在、政変による混乱により連絡が取れなくなっています……この事態に対し不凍港の調査を行おうとしている派閥がある模様ですが――我々としてもどう動くべきか、意見を募りたく思っています。
『不凍港の調査』を行うためにアーカーシュそのものを不凍港方面に近付ける事も可能です、が。
勢力として大きな動きになる可能性もあります。
つまり『後から他に何か計画を思いついても』航路の変更は難しい、と言う事になるかもしれません。
静観も一手でしょう。調査を行うと決断するのも一手でしょう。
どちらを優先した方がよいと考えますか？

調査する、に票を投じているわ。
ただし、私のイメージは調査は出すけれど武力制圧までは望まない。
提案の方でも出ている「中立の立場を取る」「持ち帰った情報は共有する」のイメージね。
方針が決まれば各派閥に宣言を出してきてもよいと思うし、これを機にアーカーシュは独立であり新皇帝派以外全体への支援を約束する――って伝えてもいいと思ってるわ。
ただしいささか血の気が多い派閥も動きそうなのはネックだけれど。

3．その他
「ルベンを確保する」というのはどうかな。
他の派閥が不凍港に行くなら、同じことをしても仕方ないかなと思っているよ。

ルベンなら港より近いし、のちのち鉄道を利用するために必要なのでは。

今回の投票と直接関係するわけではないけれど、もう少し先を見据えての意見を出してもいいかな？

これは、いくつかの仮定を重ねた話なので、不凍港の調査の結果等が仮定と異なっていたら取り下げる、という前提で聞いてほしい。

【仮定１】不凍港ベデクトが新皇帝派ないしはそれに類する勢力の制圧下にある
【仮定２】偵察結果が判明した時点で、アーカーシュが他に向かうべき具体的な場所が無い

上記の仮定が事実だった場合。
軍事力「アーカーシュ勢力による不凍港ベデクトの奪還」を提案したい。
※他勢力で奪還と確保に軍事力を拠出する動きがあるなら、共同でも良い

ちょっとうまく整理できてないけど、アーカーシュが動くべき理由はいくつかあると思うので、列挙するね。
・冬を迎えるに当たり、貿易の玄関口であるベデクトは鉄帝全土にとって重要な拠点である。不凍港が新皇帝派の支配から脱却する事は、全ての派閥の利益となる
・他の勢力は正面に敵を抱えていたり、自領域の安定のために軍事力を他に割きづらい。正面に敵を抱えないアーカーシュは、６派閥の中で最も軍事力を拠出しやすい
・他の派閥が不凍港ベデクトを押さえれば、多少なりとも自派閥に有利な運用となることが想定される（軍事力を拠出する以上、そうならざるをえない）。独立・中立を掲げるアーカーシュであれば、各派閥に対し平等な運用を行うことができる。
・アーカーシュがベデクト上空に在れば、イレギュラーズはワープポータルとして利用しベデクトへの行き来が容易になる。
・端的に言えば「ベデクトの他に『これだ！』という目的地が無い。「紅冠の矢」は切り札だが、現状は使い所がない。下手に他勢力の上空にいれば、紅冠の矢による脅しと疑われるおそれもある。それなら、どこの派閥にも属さない地域の上空にいたほうが、いらぬ火種になる事を防げそう。


最初に言った通り仮定に仮定を重ねた話だし、不凍港の状況が判明する頃には、情勢は変わっているかもしれない。
それを踏まえて、不凍港ベデクトの解放が必要であれば、それはアーカーシュが担うのが良いんじゃないかなって思うんだ。

アーカーシュが「中立・独立」を示す目的は、「今困っている人」を救い、いずれ来るべき新皇帝に対抗するため、各派閥の力を繋ぎ合わせる役割を担うためだと僕は理解している。
そのためには、ある程度状況に介入する「積極的中立」も必要なんじゃないかな？
よって、上記のとおり提案するよ。

繰り返しになるけど仮定に仮定を重ねた話だから、今すぐこの案を議論して奏上するってわけじゃない。
ただ、備えてはおきたいと思うんだよね。
頭の隅にでも入れておいてもらえると嬉しいな。

確かに、方針としては概ね「調査する」で確定でしょうし……その後のことを考えてみるのも大事ねぇ。
いつもありがと、マルクくん。

私の「武力制圧までは望まない」は、新皇帝派以外が確保しているなら――ってイメージだったし、新皇帝派ないしはそれに類する勢力の制圧下にあるなら話は別よ。
各派閥が持つならまだしも、新皇帝派が抑えているならもう最悪。
まさにマルクくんが言っているように「不凍港が新皇帝派の支配から脱却する事は、全ての派閥の利益となる」だもの、その時は軍事でもって制圧するのが必要になると思うわ。

そして、じゃあどうやって？と考えた時、地続きで小競り合いもあるだろう各派閥が闇雲に軍事力を使って疲弊するよりは、私達が切り札を使って一掃してしまうのは大いにあり。
不凍港を独立・中立として管理して各派に平等な利益とした上で、恩を売る……っていうとちょっと現金だけど、この場所を平和的に、平等に使用できているのはアーカーシュあってこそ！って立場になれれば、例えば軍事力が弱った状態で新皇帝派に攻め入られても他派閥に救援を求められる……なんて夢見がちかしらね。

私の方も今後の動き次第だけれど、マルクくんの考え方は理に適っていて同意できるわ！

方針は不凍港ベデクトの調査に決定されました。
方針まとめのほうで、まとめます。
エピトゥシ城玉座の間へ向かいましょう。