ギルドスレッド
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森の洋館
うん……。
(未だ雫が光る瞳で、漸く微笑みを取り繕い)
……最後に会えて嬉しかったわ。
私達の猫ちゃんを連れて行ってあげて。
ずっとここにいたらきっと、何処にもいけなくなってしまうから。
漸く見つけた同胞だもの。
失いたくはないでしょう?
(永遠の少女 は慈悲深く。
同時に我儘 で、残酷だ。
ざわざわ。ざわざわ。
ほら、見てご覧。
彼の猫に切り伏せられた魔女の茨が鎌首をもたげ始めている。
花々の貴婦人が囁く声。
──それ程別れを厭うなら、共にここで眠っては如何?
──そうすれば夢の中でずうっと一緒よ?
──主がそれを赦さずとも。
──あなたがそれを、望むなら)
(未だ雫が光る瞳で、漸く微笑みを取り繕い)
……最後に会えて嬉しかったわ。
私達の猫ちゃんを連れて行ってあげて。
ずっとここにいたらきっと、何処にもいけなくなってしまうから。
漸く見つけた同胞だもの。
失いたくはないでしょう?
(
同時に
ざわざわ。ざわざわ。
ほら、見てご覧。
彼の猫に切り伏せられた魔女の茨が鎌首をもたげ始めている。
花々の貴婦人が囁く声。
──それ程別れを厭うなら、共にここで眠っては如何?
──そうすれば夢の中でずうっと一緒よ?
──主がそれを赦さずとも。
──あなたがそれを、望むなら)
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二人きりのエンドロール。
例えそれが
悲しむことにも、痛むことにも、虚しさに溺れることにさえも、もう疲れてしまったから。
だからこれでいい。これがいい。
現実はとても残酷だから。
……けれど現実は。
二人が思うより、きっと、ずっと。