ギルドスレッド
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森の洋館
ええ、そんなこともあったわね。
(白く小さな手を伸ばし、幼子にするのと同じ様に彼の髪を撫でてやる)
でも、ダメよ。貴方は優しいから。
私を食べてしまったら、貴方はずっと苦しむのでしょう?
だからやっぱりいけないわ。
私達。
貴方が望みさえするのなら、いつだって眠らせてあげるつもりだった。
カミサマの手すら届かない安寧の園へ。
全てのしがらみを捨て、新しい物語を。
痛み、苦しみ、悲しむ貴方を、もう見たくはなかったから。
けれど貴方は今の貴方のままで、生きていくことを選んだのでしょう?
それでいいのよ。それでいいの。
貴方が貴方らしく前を向きさえすれば、また新たな出会いがあるでしょう。
貴方がまだ知らない明るい場所へ、手を引いてくれる誰かがきっと現れる。
それは私達には出来ないことなの。
だから、さよならをしましょうね。
有難う、私を愛してくれて。
貴方をずうっと愛しているわ。
(濡れた頬へ口付けを一つ。
腕の中から抜け出し、彼から離れ、彼女の傍に身を寄せる)
(白く小さな手を伸ばし、幼子にするのと同じ様に彼の髪を撫でてやる)
でも、ダメよ。貴方は優しいから。
私を食べてしまったら、貴方はずっと苦しむのでしょう?
だからやっぱりいけないわ。
私達。
貴方が望みさえするのなら、いつだって眠らせてあげるつもりだった。
カミサマの手すら届かない安寧の園へ。
全てのしがらみを捨て、新しい物語を。
痛み、苦しみ、悲しむ貴方を、もう見たくはなかったから。
けれど貴方は今の貴方のままで、生きていくことを選んだのでしょう?
それでいいのよ。それでいいの。
貴方が貴方らしく前を向きさえすれば、また新たな出会いがあるでしょう。
貴方がまだ知らない明るい場所へ、手を引いてくれる誰かがきっと現れる。
それは私達には出来ないことなの。
だから、さよならをしましょうね。
有難う、私を愛してくれて。
貴方をずうっと愛しているわ。
(濡れた頬へ口付けを一つ。
腕の中から抜け出し、彼から離れ、彼女の傍に身を寄せる)
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二人きりのエンドロール。
例えそれが
悲しむことにも、痛むことにも、虚しさに溺れることにさえも、もう疲れてしまったから。
だからこれでいい。これがいい。
現実はとても残酷だから。
……けれど現実は。
二人が思うより、きっと、ずっと。