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森の洋館

【RP】ゆめかうつつか

酷く残酷な現実に心砕かれた少女達は、白い手と手を取り合って夢の世界に逃げ込みました。

二人きりのエンドロール。
例えそれがIFであっても、目覚めなければそれが現実。
悲しむことにも、痛むことにも、虚しさに溺れることにさえも、もう疲れてしまったから。
だからこれでいい。これがいい。
現実はとても残酷だから。


……けれど現実は。
二人が思うより、きっと、ずっと。

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「──私は」
あぁ。もう。
割れ物の扱いはもっと優しくしろと。
既に割れていても、壊れていても。
「私の意思は、貴方から離れてしまった。貴方の魂魄は私から離れてしまった。明確なる死を、新たなる旅路を齎す『死神』より逃れられた。"それでいい"と言ったのは貴方」
……はぁ。
息を吐く。仕方なく。聞こえるように。
「ね。全部、今更、なんだよ。お互いに。クウハ。何も残さず?はは、変なことを言うね。違う。違うよ。最初から、『ありはしない』の。貴方が前にどれほどの影響を受けたとて、今に後に残るものは一つもない。だって、存在していないんだから」

それはきっと、幸せな幻覚だった。
覚めれば一つ残らず消え去るのみ。

「──だから。もう。振り返らず先を見て。ここには最初から何もありはしなかった」

進んで、進んで、進んで、進んで──たどり着いたその背景には、荊や泥があるかもしれないけれど。

少なくとも、此の現本史ではない。

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