ギルドスレッド
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森の洋館
紫苑の月……。
(撫でてくれる優しい手)
(強く握り込んだ白銀の鎌から手を離す)
(手放された鎌はカタチを失い、ミルク色の霧へと姿を変える)
…いけないの。
私悪いことを考えてるわ。
貴方、ここに来ちゃいけなかった……。
(それでも、ここへ来て欲しかった)
(白く細い指を伸ばし、優しい兄に縋ろうと)
(撫でてくれる優しい手)
(強く握り込んだ白銀の鎌から手を離す)
(手放された鎌はカタチを失い、ミルク色の霧へと姿を変える)
…いけないの。
私悪いことを考えてるわ。
貴方、ここに来ちゃいけなかった……。
(それでも、ここへ来て欲しかった)
(白く細い指を伸ばし、優しい兄に縋ろうと)
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木の幹の扉が語りかける。
柔らかな風に木々がそよぐ。
花が鮮やかに咲き誇る。
砂糖細工の蝶が舞う。
天に伸びたキノコの傘を暖める、春の日差しは蜂蜜の色。
晴れ渡る空を泳ぐ青い鯨がないている。
帰りたい。帰りたい。帰りたくない。
不思議の御伽噺によく似た世界。
永遠の少女の夢の世界。