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シキアの樹
(――ぱちり。
自分以外のヒトの気配を感じて、青年は唐突に瞼を開けた。
昼寝より覚醒した瞳に入ってきたのは、
白に赤の三本線が特徴的な青年と、
明るいピンクが眩しい――たぶん、飛行種のヒト。
眠りにつく前には居なかったであろう影二つを確認して、青年はもう一度目を瞬かせ、)
――こんにちは?
貴方たちも、此処。休みにきたのか?
(ゆっくりと上体を起こしながら声を掛ける。
この辺りの住民にとっても、此処は憩い場の様なものだと認識していた。……けれど。
あまり見掛けない顔触れに、好奇心が働いた)
自分以外のヒトの気配を感じて、青年は唐突に瞼を開けた。
昼寝より覚醒した瞳に入ってきたのは、
白に赤の三本線が特徴的な青年と、
明るいピンクが眩しい――たぶん、飛行種のヒト。
眠りにつく前には居なかったであろう影二つを確認して、青年はもう一度目を瞬かせ、)
――こんにちは?
貴方たちも、此処。休みにきたのか?
(ゆっくりと上体を起こしながら声を掛ける。
この辺りの住民にとっても、此処は憩い場の様なものだと認識していた。……けれど。
あまり見掛けない顔触れに、好奇心が働いた)
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青く澄みわたる空に、恵みの雲は見えず。
時折に吹き抜ける風だけが、僅かな涼を与えてくれる。
穏やかに揺れるシキアは、今日も憩い人を歓迎していた。