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シキアの樹

Aug.昼

陽の照りしきる夏の日。
青く澄みわたる空に、恵みの雲は見えず。
時折に吹き抜ける風だけが、僅かな涼を与えてくれる。



穏やかに揺れるシキアは、今日も憩い人を歓迎していた。

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(この世界と自分の世界は全く違うし、この世界に来てから少し経ってはいるけれど。それでも、自分の感性が変わる訳ではない。要するに、元の世界で可愛く愛おしく思っていたものは、この世界でだってそうなのだ。
 だから、影に向けるものは、混じりっ気のない好意そのものだ)

そうだよ、夜鷹。俺達のかわいい子。
俺の世界では、精霊の声を、自然の声を聴く者を、そう呼んでた。
俺達の、とびきりの隣人。
俺はもう、この世界に来る時に存在が歪んだと言うか、まあ、普通の精霊とはちょっと異なる何かに変わっちまったけど、培って来た認識が変わる訳じゃねぇし。

(“かわいい子”の音だけを聞くなら、まるで口説いているかのようではある。けれど、親愛と好意を込めて呼ぶそれに、その手の感情はまるでない。ただ、途方もない年月を経た年寄りが、幼子を慈しんでいるだけだ)

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