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シキアの樹
(触るだけなら誰にでも。そのお言葉にまたまた甘えて、高度の下がった雲に手を伸ばす。
ふかふか、ふかふか。――すっかり、癖になっているようだった。
大樹に身を預けるように座り込み、低く耳朶打つサイードの言葉を心地良さげに聞きながら――)
……ああ、そうか。お名前。
(サイードの言葉を受けて、ようやく名を知らぬことに思い至る。
お名前を交換することは、未だあまり経験がなくて。すっかり失念していた)
オレは、レム。ゴーレムのレム、だよ。
ええと……貴方たち、の。
(名前は、と小さく続ける。やはり、未だ慣れない)
ふかふか、ふかふか。――すっかり、癖になっているようだった。
大樹に身を預けるように座り込み、低く耳朶打つサイードの言葉を心地良さげに聞きながら――)
……ああ、そうか。お名前。
(サイードの言葉を受けて、ようやく名を知らぬことに思い至る。
お名前を交換することは、未だあまり経験がなくて。すっかり失念していた)
オレは、レム。ゴーレムのレム、だよ。
ええと……貴方たち、の。
(名前は、と小さく続ける。やはり、未だ慣れない)
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青く澄みわたる空に、恵みの雲は見えず。
時折に吹き抜ける風だけが、僅かな涼を与えてくれる。
穏やかに揺れるシキアは、今日も憩い人を歓迎していた。