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シキアの樹
(ぽつりぽつりと、影のヒトから放たれる言の葉。
ゆっくりと溢されていくそれを、ただじっと見つめながら拾っていく。
感じたのは――ああ、何となく。己と似ているな、と。
しゃべり慣れてないと言うこのヒトの間は、己が慣れ親しんだそれと似通っているように感じられた)
(ふかふかの雲を下げて、笑う藤のヒト。
一度そちらに視線をやってから、ふたたび影のヒトに視線を移す。
じぃと座り込むヒトを見たまま、言葉は挟まずに。
こくりと、一度だけ頷いた。――大丈夫、の意を込めて)
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青く澄みわたる空に、恵みの雲は見えず。
時折に吹き抜ける風だけが、僅かな涼を与えてくれる。
穏やかに揺れるシキアは、今日も憩い人を歓迎していた。