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シキアの樹

pleine lune【RP】

吹き荒ぶ砂漠地帯

幾千にも及ぶ木々たちが聳え立ち、見る者を圧倒させる

此処は空を制する者、太陽の民が住む砂の森

日は沈み、空に広がるのは星の群生

その下で行われる密かなお月見

高く背伸びした木の上には影が2つ

太い枝にラグを広げて、ランタンを灯して

今宵、一つ二つ、昔話に花を咲かせよう


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
プティピエ&サイードの1:1RP
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言っていい冗談と悪い冗談があると、お前はいい加減学習しろ。

(気が強いのか弱いのか、冗談を言いおちょくってくる割には威嚇をすれば慌てて飛び退く少女の姿に呆れた様に溜め息をひとつ。揺れる三つ編みの流れる様を徐に追えばそのまま視線は足もとの赤に辿り着く。)

(目を惹く赤。空を制すると言われる自分たちの部族には凡そ必要の無いはずのそれを少女は大層大事にしていたな、とふと記憶の欠片が頭を過る。自分の事を棚に上げて人の事を言えた義理ではないが、どちらかと言えばこの少女も、部族の中では大層な「変わり者」で「逸れ物」だ)

…やってみろ。オレが死ぬまでには叶うといいな?

(男は狩猟を主とする部族、その中で秀でた主力とされていた過去の肩書きを、自分がそれに見合う存在でいるのだと…少女は未だに信じている。堕ちた己の姿を、彼女はまだ知らない。無邪気に無垢に、真っ直ぐに注がれる視線から目を逸らして、言葉は軽く空を舞った)

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