PandoraPartyProject

ギルドスレッド

小さな図書館

図書館1階

お客様をおもてなしするスペース。
小さなテーブルとイスがいくつか並び、
その周りに沢山の本棚が並んでいる。
本棚に収まっている本は、様々なものがあるが
あまり整理されておらず、この図書館の主すらも
どんな本があるのかよくわかってないようだ。

※雑談場所です。気軽にお話してください。

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確かにそのようなものがあれば便利ですが……。
(ドッペルゲンガーについて書かれた書物を取り出し)
こちらの書物によると……自分自身の姿を見たものは死んでしまうようですよ?
(冗談交じりに眼鏡を持ち上げ)
この辺りはオカルトや迷信も混じっているでしょうが、
分身を作るには、それなりのリスクを背負うみたいです。
ですが……つみきさんが何人もいると楽しそうではあります。
ううーん……ちょっとクローンの研究でもしてみましょうか。
そういえば、私のいた国でも「自分と同じ顔が3人いる」っていう話がありましたね
分身のリスクも、疲れるとかお腹がすくとかならいいんですけど(苦笑)
どの道、簡単に楽は出来ないよ…という事でしょうか
もし私が何人もいたら…
非常にやかましくなる事だけは請け合いますよ(クスクスと笑いながら)
クローン研究ですか、図書館の地下にヒミツの施設が…それもロマンですねっ!
失礼する。(カウンターまでやってくる魔法使い風の骸骨)
図書館と聞いてやって来たのだが。利用は可能か?
>つみきさん
その程度のリスクなら、メリットの方が大きいでしょうね。
でも、食費が増すのはちょっと問題ですね。
(真剣そうに言って)
……おや、そうですか?
僕は華やかさが増すかなと思いましたよ。
この図書館の地下にそんな施設があれば、面白そうですが……。
本棚がスイッチになっているとか、本を動かすと仕掛けが動くとか……
残念ながら、そういう仕掛けはなさそうですね。

>ジークさん
いらっしゃいませ。
おや、ジークさん。こんにちはです。
はい、問題なく営業してますので大丈夫ですよ。
む、メド君が経営していたのか。
では、混沌世界の生態系について書かれた本と政治情勢の本は無いだろうか?
良ければ案内してくれ。
>メドさん
食費…大変な事になりそうな予感が…
仕掛けはありませんでしたか…残念…
(ですよねぇ…という表情で)

>ジークさん
ジークさんこんにちは!(小声で)
ここは居心地よいですよー
>ジークさん
政治関連の本はこちらに。
生態系についての本はこのあたりですね。
(それぞれの本棚に案内して)
ジークさんはこの世界の政治に興味がおありです?
(眼鏡を軽く持ち上げて)

>つみきさん
まあ、そんなに残念がらなくても、
もしかしたらまだ見つかってない秘密があるかもしれませんよ。
仕掛けは何も本棚だけとは限りませんからね。
例えば、カウンターの裏とか、本棚の裏の壁とか……。
探せば怪しい所が見つかるかもしれませんね。
(冗談っぽく微笑して)
私はね、人の魂が輝く所が見たいのだ。魂の源は意思の重さ、思考の重さ、思いの強さだ。
だから政治を見れば人の意思が感じ取れる。国とは政治とは人の思いそのものなのだよ。
人を知りたければ人を見るだけではいけない。人が何を見ているかに注目しなければ…。
(政治の本を取る。幻想の現状についての本の様だ)
この世界の政治情勢を見れば、善良なる市民がどう感じているかを知ることもできる。
幸福ならそれで良し、そうでなければ抗う者の魂の輝きが見れる。
政治に興味があるのは私のそういう所に起因している。
>メド君

積希君も居たんだね。大魔王になりたいと言っていたし、
恐らくだが魔法についての本でも読んでいたのかな?
>積希君
>メドさん
もしかしたら何処かにあるかもしれない…って、まさしくロマンじゃないですか!
こうなったら、いずれ「小さな図書館」探検隊を…
じょ、冗談ですよ? もちろん…(若干目が泳いでいる)

>ジークさん
もちろんですとも!(胸張り)
なーんて…実は横道それ放題でした(テヘヘヘと笑い)
読みたい本が多過ぎて目移りしちゃいますよ!
>ジークさん
人の魂の輝きですか。
これはまた、面白い表現をしますね。
となると……この世界の魂の輝きは中々面白いかと思いますよ。
国によって思想や考えがだいぶ違いますからね。
宗教国家もあれば、貴族主義に固まった国もありますから。
ジークさんの言うような国家に染まる者、抗う者、
様々な人々を見れることでしょう。

>つみきさん
探検ですか。中々面白い案だとは思いますが……。
生憎、こちらは僕が管理しているだけの図書館で
僕の所有物ではないんですよねぇ。
ですから、あまり現場を荒らすような事はできなくて。
いやあ、僕も色々と調べてみたい気持ちはあるのですが。
(本気なのか冗談なのか分からないような事を言う)
それはとても楽しみだ。
(幻想の本を読み進めていく)
ふむ…成る程。現在の幻想は王家の力が衰え私腹を肥やした貴族が国を牛耳っているのか…
選民思想に染まってはいるが政治に興味がないなら権利を要求し義務を果たそうとしない大衆と変わらない。貴族か市民かという違いだけで本質的には一緒か。
たとえ民が暴動を起こしても先導者がいなければ革命は起こらない。
革命が上手くいったとしても外国に目を向けていなければいずれは潰える。
貴族の価値観を変えるのは不可能。ならば王家が力を取り戻さなければ国は荒れる。
だが、国を護る組織ではないギルドに依頼する時点で幻想は崩壊の一歩手前か。
>メド君

百聞は一見にしかず。百見は一考にしかず。一考は一行にしかず。ジパングの諺だったかな…
本はね、読むだけじゃダメなんだ。何故そうなるのかを考えなければ。
魔導書を読んだだけでは知識にならない。理論を構築し、実行しなくてはな。
>積希君
>メドさん
そうでしたか…
メドさんも全貌を把握していないという事は、何か秘密があってもおかしくないかもっ!?(希望的観測)
そのうち何かでてきたり…なーんて思うと、なんだか楽しみですね!

>ジークさん
昔、「本の知識は山の麓に過ぎない」と教わった事があります
ジークさんの言葉を聞いて何故か思い出しました
当時は言っている意味すらよく理解できませんでしたが

自分なりにもがいてこそ頂に近づく…
大魔王志望の私としては、がんばらなくてはいけませんねぇ(小さくガッツポーズ)

(メドさんとジークさんの会話を小耳にはさみ)
(確かに、脅威には事欠かない状況で国内では小競り合い…ひとたまりもなさそうな所をよく保ってますよねぇ…などと考え)
>ジークさん
どうやら幻想は現在、貴族同士の睨みあいになっているみたいですからね。
ある意味、そのおかげでギリギリ崩壊せずに保っているのかもしれません。
他の国も色々と問題を抱えているようですが、
この国は最も問題が多い国、といったところでしょうか。
もっとも、僕は幻想の崩壊を防ぐ手立てもあるとは思っていますけどね。

>つみきさん
そうですね……。もし何か未知なるものが出てきたら、
その時こそ調査という建前を使って調べてみるのも良いかもしれません。
その際は、つみきさんと一緒に探検できれば楽しそうですねぇ。
(眼鏡を軽く持ち上げて)
もちろん、つみきさんがご一緒していただけるのであれば、ですが。
幻想が崩壊する、しない。はどうでもいいかな。
私はその過程を楽しむだけだからね。
崩壊するもよし、建て直すならそれもよし。
只、私は脱構築主義者みたいに二項対立を崩すのが好きだからね…
幻想を引っ掻き回すと思うよ。(幻想の主要人物を見て)
貴族三大派閥……大公派、武闘派、穏健派か。
大公派、穏健派は論外だな。人間として面白くないよ……。
だが情報の仕入れ先としては大公派に接触するぐらいはいいかな。
私が肩入れするなら武闘派、暗殺令嬢だろうね。
大司教は何なのだろうか…?天義の回し者………考え過ぎかな?
>メド君

人が変わるには努力するのはいいが、ただ努力するだけではダメだ。力を得なくては。
力を得て努力した時、本当の意味で人の真価が試される。
忠実な犬が猟犬に変わるかも知れないし狼に化けるかも知れない。
結果がわからないから人間というのは面白いんだよ。
>積希君
>メドさん
うふふ、そんな楽しそうな事、断れるはずないじゃありませんか!
その時はぜひご一緒させてくださいね!(いたずらっ子のような笑顔で)

>ジークさん
「力」…難しい課題が出てきてしまいました!
こちらに来て多少マシになったとはいえ、正直何ができるわけでもないですからねぇ…
まず、自分のできる事できない事を把握しないとはじまらないかもしれません
(腕組みして、何か考えてるような…考えていないような…)
>ジークさん
それはまた……ジークさんらしいというかなんというか。
幻想を引っかきまわすのは少し興味がありますが、
僕は流石に大国を敵に回すような真似は出来ないですねぇ。
天義の回し者……スパイということでしょうか?
意外とありえる話かもしれませんよ。
彼らの性格を考えれば、その行いが正義であれば問題ないでしょうから。

>つみきさん
そう言っていただけると嬉しいです。
一人で調査するよりは、やはり他の方と一緒にやった方が
色々と楽しいですからね。
つみきさんも未知なるモノを調べるのが好きなのですね。
呵々。私は世界各国に追われながら平和な国を内戦状態にさせたことがあるからね
どんな大国であっても弱点となるものは必ず存在する。
そこをただ背中を押すだけで隙ができ、やがて……その後はお楽しみって奴かな
正義は議論の種になるが力は非常にはっきりしている。
それ故、人は正義に力を与えることができなかった。
何故なら力は正義に反対してそれは正しくなく正しいのは自分だと言ったから。
だから人は正しいものを強くできなかったので強いものを正義とした。
力なき正義は無力であり、正義なき力は暴力である。力なき正義は反抗を受ける。
パスカルと言う偉人の言葉だけどね、ある意味真理だと思うよ。
だから正義と力は結合せねばならない。両方持っていて意味があるんだ。
>メド君

そう難しく考えることはないよ。
力とはシンプルに権力であったり財力であったり知識であったりもする。
私達視点で言うならイレギュラーズである事自体が力なんだ。
>積希君
>メドさん
何を隠そう、子どもの頃からみんなで冒険とか探検とか大好きでしたからね!
私自身はだんだんとインドア型にシフトして今に至っている訳ですが…(たははと笑って)
それでも、何かを調べて新たな発見をする…とかって心からワクワクしてしまいますよ!

>ジークさん
ふーむ、 「力」とは「その時々で、自分に用いれる手段を有効に使う事」っていう解釈であってるでしょうか?
そうなると「できる事」を洗い出すのは、やはりやっておくべきですね!
自分に足りない部分も改めて自覚できそうです
>ジークさん
一体何をやらかしたのかは……あまり聞かないほうがいいですかねぇ。
できればこの世界ではもっと穏やかになってほしいものですが……。
ジークさんは大人しくしてなさそうですね。
(苦笑いしながら、眼鏡を軽く指で持ち上げて)
力と正義ですか。天義には両方ありますね……厄介なものです。
僕は正義というものがあまり好きではないので、
正義を前面に押し出す国にはついていけそうにもないです。

>つみきさん
ほほう、そうなんですか。それはまた興味深い話ですね。
つみきさんの子供のころ……というと、丁度僕くらいの年齢でしょうか?
(眼鏡を軽く持ち上げ)
そう言われると、冒険も探検も研究も、自分の知らない「ワクワク」を探すという意味では
同じなのかもしれませんね。
退屈の反対は快楽ではなく興奮だ。退屈でなければ人は苦痛でも喜ぶ。
私は退屈というのがとても嫌いでね。ただの平和だったら行動は起こさなかったけど
ストレスも犯罪もない国だったから行動を起こした。
天義は力については余力はなさそうに見えるがな
情勢不安定な幻想を落とせない時点で底が知れている
彼らの正義は神に依存するが一体神の正気は誰が保証するんだろうね?
私達の正義はパンドラの収集が主体、其処に様々な感情が交じるだけ。
悪意で人を殺そうが善意で人を救おうがどちらも正義になってしまう。
正義はとてもあやふやなんだよ。
>メド君

積希君はそう解釈したんだね?それも間違いではない
出来る事と出来ない事を区別するのは賢い生き方だ。
だが私の言う力とはね『意志』なんだよ。
人が生きている間にできるかぎり最も良い所へ昇りつめようとする根源的な動機だ。
権力や財力、知識を持っていてももっと欲しいと思う、そういう力が必要になる
>積希君
>メドさん
5~6才ごろなので、もっと小さい頃ですかねー
その頃は住んでた所が開発される前だったので、探検場所には不自由しませんでした
怪しげな廃屋とか坑道とか結構ありましたよ!
まぁ、危険だから…とかの理由でだんだんと更地にされていきましたが…(寂しそうに)

>ジークさん
「意思」ですか…なるほど…
うーん、私は自分の底の浅さを露呈しまくってますね(赤面)
知識やら何やらの前に、「ブレない心」を手にいれるのが先決な気がしてきましたよ?

(「天義」、宗教国家でしたっけ。 そういえば、知り合いが「宗教は逃避、人が心穏やかであるために必要なもの」なんて事を言ってましたが…お元気でしょうか)
(そして「正義」とか…、個人的には自分を正当化するための言葉遊びっていう感じしかしませんねぇ…)
(遠い目をしたり、いささか憤慨してみたりと百面相しながら考察)
>ジークさん
それはまた随分と分かりやすく、そして自分勝手な理由ですねぇ。
もっとも、僕はそういうのは嫌いではないですが。
(くすくすと笑うように口元を本でおさえて)
正義の考え方は人によって大きく変わるものですからね。
力こそ正義と考える国もあれば、
ジークさんのいうように神に依存する正義もありますし。
僕は正義などと大仰な言葉は中々口にできないですね。
そもそも、自分の中にある正義が何なのかもわからないですし。
ジークさんは自分の正義が何なのか、考えた事はあります?

>つみきさん
それはまた、ロマンが溢れてましたね。
危険ということで規制をされてしまうのは、どこも一緒なのですね。
気持ちはわからなくもないですが、あまり安全というものに
固執してしまうと、世の中はつまらなくなってしまいますよねぇ。
私の正義は『私を含めて人が人らしく公正に生きる世界を守る』事と
『魔法や科学技術の発展向上の自由を守る』事かな。
それが私がこれまで生きてきた中で得た答えだよ。
……とは言っても肉体のあった頃は悪さばかりしてたけどな。
肉体があった頃は幻想程ではないが王建社会で貴族として過ごしていたが、民衆は貴族に逆らえなかったからね。政治が悪かったわけではなく、人道的に悪い事をした。
肉体を失ってからは主義主張に縛られる事は無くなり
見聞を広められたからいい機会ではあったよ。気の合う素晴らしい人間の友人も出来たしな。
今は私の正義を私なりに実行しているつもりだ。
>メド君

ブレない心は大事だが、何についてブレないのかが理解してない時点で意味はないぞ。
それなら強い意志を持つ方がいい。
例えば、大切な人を守る、救う、支えるみたいな身近に感じるしっかりした意志が力になる。
そういうものから始めてみたらどうだろう?
>積希君
>ジークさん
公正と自由ですか。これはちょっと意外ですね。
悪いこと……ですか。貴族に逆らえない事を利用した、とかでしょうか。
あ、いえ、あまり深く追求するべきではないですかね。
(眼鏡を軽く上げて)

なるほど、ジークさんが生き生きとしているのはそのおかげですか。
もっとも、既に肉体を失っている方に
生き生きとしている、という表現はいささか変ですが。
(苦笑いしながら)
意外かな?私は根っからの悪人ではないからね…善人でもないが。
貴族だったら誰だって貴族に逆らえない事を利用するよ。
裕福な暮らしをもっと贅沢に何て事は凡人でも考えるがそれを私は研究に使ったんだ。
そこに王家の保証というスパイスを加えただけ
それだけで良識ある貴族であっても反抗はできない。
何をしたかについては語らないよ
長くなるからね。

肉体があった頃の私は魔法至上主義だったわけだが、時代も国も変われば主義主張は変わる。
魔法のない国の方が文明的に発展していることに驚いたよ。
無い物だからこそ知恵を絞って、ものづくりをする。そういうのに感銘を受けてね
魔法を科学で証明したり、科学に魔法を加えて思考したりして世界の法則を調べる事もした。
凝り固まった思考は自身の成長を促さないからね、今この時はとても楽しいよ。
異世界の技術は新たな発見を知ることが出来る。だからこそ私は研究所を建てた
(練達についての本を取る)
>メド君
ジークさんはアンチヒーロー的なポジションにいると思いましたからね。
根っからの悪人ではない、というのはジークさんを見れば何となくわかります。
しかし、それほどまでに研究に没頭していたとは、
よっぽど夢中になるような事だったのでしょうか。
やはり、今のお姿と関係があるのです?

目的や切欠は様々なのでしょうが、科学の発展を築いた方には僕も感服しています。
異世界の技術……ええ、ロマンですよね。
僕もいつかは物凄い技術を生み出して、それを元にお金を稼いで……オホンッ。
まあ、ともかく僕も色々な発見をしたいと思い、この図書館の管理人になったのですよね。
アンチヒーローか…。
私がこれまでやってきたことを考えればそう思われても仕方ないかもしれんな。
死者蘇生を求めて死霊術が完成し、不老不死を求めて不死にはなったものの不老にはならず。
そのまま老いて白骨化した。肉が朽ちて無くなる様は恐怖でしかなかったな…。
現在は魂の研究をしている。故にギフトとして形になったのだろうよ。

金稼ぎの為に技術を造るか、其れも良かろう。
知恵は幾ら得ても飽きぬもの…、全知になるつもりはないが新たな発見とは良い物だ。
まぁ、本を読んで知恵を得るだけではなく実践もせねば、力になりにくいがな。
不老不死……誰もが一度は考える事と言われてますね。
僕にはまだあまり実感がないですが。
白骨化しても生きているのは凄いですねぇ。
その状態でも嗅覚などはそのままなんですよね?

そうですね。
本で得る知識よりは、やはり自分で体験してみるのが一番でしょう。
僕は本を読んだら、身近で出来ることは色々と試してみるのですが……。
どうも、体がついていかないのですよね。困ったものです。
視覚、聴覚、触覚は元からあったのだが
実は臭覚、味覚、空腹感は混沌世界に来てから得てるんだ。
どうやら私は骨ではなく人としてこの世界に肯定された様だ。
原理はまだわかっていない。

研究者気質になるとエネルギーが思考に割かれて、どうしても運動が苦手になる。
そういう時はどうすれば運動せずに改善されるかを考える。
…意外と面白い答えが出るかもしれないね。
あ、そうなんですか。
混沌肯定の影響なのは間違いないでしょうが、不思議ですねぇ。
しかし、嗅覚や味覚が復活したことは良かったのではないでしょうか?

なるほど、いかに体を動かさずに改善できるか、ですか……。
(眼鏡を持ち上げて)
そうなると……やはり機械やカラクリのような自動装置が必要になりそうですね。
全部やってくれる、とまではいかなくても
ある程度補助してくれるものがあればいいのですが……。
そういえばこことは違う世界にはそういう装置が沢山あるとか、ないとか……。
感覚が復活したのは喜ばしいが、不死・魔法まで失うとなると素直に喜べんが…
まぁ、折角の機会だから楽しんではいるよ。

ある程度補助してくれるならロボット、魔法、使い魔ぐらいかな。
練達に行けば装置は見つかりそうだが、譲ってくれるかどうかはわからん。
ならば自分で作ってみてはどうだろうか?材料があるならだが。
魔法は己の力を上げていけば、そのうち使えるようになるかもしれませんね。
混沌肯定はあくまで力に制御をかけられている状態ですから。
不死の力はどうにもならなそうですけど。

自分でキカイを作ってみるのも面白そうなのですが……。
僕が作ると失敗作以前の代物ができてしまいそうで。
簡単な工作ですら、あのありさまですからね。
(修理しようとして放置された、ガタガタの机を指差し)
魔法は取り戻せても不死は取り戻せないだろうな…。
私が実践した不死の方法は死に生を上書きする方法だから、
まず肉体が無いと出来ないし、そもそも混沌世界で通用するかと言われたら疑問が残る。

最初から成功作を作れる人間なぞこの世には存在しない。
失敗を繰り返した先に成功を掴み取れるのだ。『失敗は成功の元』だったかな?
何故失敗するのかを考え、成功した時に何故成功したのかを考える。
その思考の果てに理論が証明できる。成功する人間とはある意味で努力家…諦め癖の悪い者。
向き不向きはあるだろうが、不器用だからと諦めてしまっては得られる物も得られんぞ?
あ、やはりそうですか。
うーん、ちょっと興味があったので残念です。

そう言われると確かにその通りなのですが……。
僕は何度も繰り返し挑戦できるような財力がないので、
まずはお金を人並み以上に稼げるようになってからですね……。
そのためには、まずはギルドでお仕事ですよねぇ。
ああ、早く依頼がどっさり入らないものでしょうか。
そのうち入ってくるだろうが、依頼が入ってくるならメド君は何がしたい?
暗殺?護衛?探索?物の収集?魔物の討伐?色々あると思うがね。
私は…そうだな、暗殺か護衛か収集かな。
人の価値を見るなら間近で見ないとね…。
うーん、そうですねぇ……。
暗殺などは僕には合わないでしょうし、流石に少し戸惑いますね……。
収集や探索あたりが僕には合っているでしょうか。
護衛は僕ではまだ力不足でしょうし、
魔物の討伐も出来ない事はなさそうですが、あまり性には合わないですねぇ。
そもそも僕は魔王様の手下ですし……(
呵々。魔王の手下だからと言って配下でもない魔物を討伐するのは気に入らないか?
実力の事を考えるならば今の所は皆Lv1。魔王でも神でも一般人でもそれは同じ。
力を取り戻すか力を蓄えるかの違いだけ。
まぁ、命を奪う依頼を受けるなら感覚は早めに経験しておくといい。
それがごく普通の在り来りな人間なら尚更な。
人というのものは牛や鶏は殺せてもチンパンジーはそう簡単には殺せない。
人間によく似ているし何より絵を描くことができる。もし魚が絵を描いたとするならば…
何を考えているのか解らなくても直感的に感情があるのではないかと感じてしまう。
表現する、という事にはそれだけの価値がある。
命の重みとはそういう処に起因しているんじゃないかな。
魔物も感情があるならば、人の価値とそれ程変わらないだろうね。
それでも尚人間にしか価値が無いと考える者が居るならば…
それはとても強者であり傲慢な人物のはずだ。
特に害を成さないのであれば、気が引けますねぇ。
命を奪う行為が出来るかどうかは……実際に体験してみないとわかりません。
ジークさんの言う人物は……物語では典型的な支配者のタイプですねぇ。
現実でも、支配者というのは傲慢であることが多いですが。
……過信は綻びを生むと言いますけど、傲慢であることは
ある意味、強い精神力を持っているともいえますし、
僕も少しは傲慢になったほうが良いかもしれませんね。
理性的な人間であるなら命をむやみに奪う行為は心が拒絶するはずだ。
その感覚は忘れてはならないものだよ。理性的な人間で居たいならな。
傲慢は強者の特権だ。支配者が全員強者とは限らんが少なくとも支配が出来るならば
強者に近い。行き過ぎた傲慢は身を滅ぼすが、それすら跳ね除ける力があるなら問題はない。
対して弱者の特権とは悩みなのだよ。幻想の…―――確か貴族の……
ガブリエルとかいう腰抜けだったか。未来を憂いている割には力を持つ事に執着していない。手段を形振り構っているわけでもない、だが自らの手を汚す事を躊躇っている感じを受けた。 迷いは悩みに繋がる。迷いがあるとはすなわち選択できないという事だ。
選択できない人間は欲望が強いか悟性が足りん。
つまりは幻想の主要人物、とりわけ貴族は欲望まみれなのだよ。
悩むなとは言わんよ、弱者の特権だからな。
だが何事も程度を知らねば傲慢でなくても破滅をもたらすのだ。
理性的な人間ですか……。
そうですね……そうありたいものです。
(メガネを軽く弄って)
それにしても、ジークさんは色々な方をご存知なのですね。
不死になれば色々な経験ができるのでしょうか。少し羨ましいです。
そうですね、選択や決断が出来ないのはよくないでしょう。
僕はそうならないように常々気をつけてはいますが……。
どんな時でも、きっちりと選択できるのかと問われると、答えはNOでしょう。
窮地でも迷わず自分の信じた行動をできるようになりたいですね。
別に不死であるから経験を沢山積んでいるというわけではないぞ?
経験を積みたいなら社会や世界…コミュニティと呼び変えてもいいかな。
コミュニティに対して自分の在り方をどう捉えるか。どの様に行動すべきか。
それさえ決めれば自ずと希少な経験は積める、チャンスは向こうからやってくる。
『待て、しかして希望せよ』だったかな?ある小説の言葉だった気がするが。
選択や決断というものは理性で判断すると言われているが実を言うと心でも判断するものだ。人の感情というのは不思議なものでね…、合理的判断だとしても心が納得しないならば違う判断を下してしまう。極有名なものとして『トロリー問題』というのがある。
興味があるなら今教えてやっても構わないぞ。
風邪でお休みしていたら、すっかりご無沙汰になってしまいました……。

自分の在り方ですか。うーん、難しいですね。
ありのままで行動するのも良さそうですが、役割を演じてみるのも面白そうです。
行動するにあたって、あえて道化を演じると新たな道が開きそうですしね。

『トロリー問題』ですか。
本で少しだけ見たことがありますが、中々興味深い話でしたね。
『多数を助けるために、一人を犠牲にしてもよいか』……でしたね。
せっかくですから、深くお話を聞いておきたいですね。
役割を演じるということは代理人を使ってコミュニケーションをするということでもある。何の映画か忘れたが、人は皆誰かの代理人だそうだ。その代理人が役割を演じることでコミュニケーションすら代理させる。だけどね、コミュニケーションの代理と言うのは本音を吐きやすくするものだと私は思ってるよ。

『トロリー問題』を知っているならおさらいしておこうか
例題として、線路を走っていたトロッコの制御が不能になった。このままでは前方で作業中だった5人が猛スピードのトロッコに避ける間もなく轢き殺されてしまう。メド君は線路の分岐器の目の前にいてメド君がトロッコの進路を切り替えれば5人は確実に助かる。しかしその別の路線では見知らぬ人が1人で作業をしていて5人の代わりにその1人がトロッコに轢かれて死ぬ。トロッコを別路線に引き込むべきなのか否か。勿論メド君はこの手段のみでしか助けることはできず法的な責任は問われないものとする。
簡潔に言うなら『5人を助けるために他の1人を殺してもよいか』という問題。
メド君ならどう答えるかな?この問題に正解というものはないよ。
人によって答えが違うからね。
もし1人を犠牲にする答えを出したならば、その人が最も親しい人だったらどうする?
恐らくだが違う答えが出るんじゃないかな?
おお、ジークさんは中々面白い事をいいますね。
コミュニケーションの代理は本音を吐きやすい……ふーむ。
確かに心のガードが緩くなりそうな気がします。

この問題は色々と考えさせられますね。
僕は普段なら『何もしない』という答えをだします。
トロッコが制御不能になった時点で、これは事故ですからね。
その5人は『運がなかった』わけですから、僕が手出しするべき事ではないでしょう。
そして、その運がなかった者達のために全く関係のない者を巻き込むのは
僕はやりたくないですね。
どんな理屈を並べようとも、事故を防ぐために一人を犠牲にしているわけですから。
勿論、その5人の中に親しい人がいれば、判断は変わるでしょう……。
とまあ、僕の答えはこんなところでしょうか。
(間が空いてしまった)
トロリー問題には続きがあってね……橋の上で見知らぬ人の横に立っていて、トロッコが5人の方に向かうのだがトロッコを止める方法は隣の人物を突き落とす事しかないという問題。メド君は義務論に基づく行為に従っている様だし問う必要性はないかな。多くの人を救う為であっても人を殺すのは正しくないというのがこの問題の義務論の一つでね……救う人数で己の持つ正義は揺らがすべきではないと考えるものだ。意識や動機を評価しそれが善くないものだと感じればそういう行動を取る。人であるなら当然ながら義務論を選ぶべきではある。しかし多数の者は5人より1人を選んでしまう。5人死ぬより1人死ぬほうがマシと考える者は人をまるで物の様に扱ってしまう。勿論突き飛ばす方の問題では義務論を選ぶ人が多いがね。何故そう感じるのかは社会心理学でも神経科学でも哲学でもいまだに解明はされていない。人のモラルとは不思議なものだ。
ああ、なるほど……。
まさに状況が変われば、選択も変わるという奴ですね。
そうですね、僕はよほどの事がない限りは何もしないでしょう。
先ほどの答えの続きになりますが、何だかいやじゃないですか、
自分が他人の運命を捻じ曲げているような感じで。
所謂、運命への冒涜でしょう。
小説で例えるなら物語のシナリオを書き換えているようなものですからね。
……とは言っても、1人が死ぬほうを選ぶ方の気持ちも分かりますけどね。

突き飛ばす方で答えが変わるのは、
やはり自分でその人を殺してしまう感じがするからでしょうか。
直接的に殺すのと間接的に殺すのでは、心情も大きく変わってきそうですし。
コラテラル・ダメージ、ってぇやつかねぇ?(ぬぼーっと入ってくる。

どうもこんにちは~。来てみたよ―。
機械関係の本は有るかなぁ?
おや、狼姫さんもいらっしゃいませです。
ようこそいらっしゃいました。

機械関係の本はこちらにありますよ。
(本棚まで案内して)
数はそこそこありますけど、僕では理解できない本もいくつかあるので
何がオススメだとかは案内出来ないのが残念です……。
ほえー・・・いっぱい本があるねぇ。まぁ図書館だから当たり前かぁ。

(ついていき)
まぁあたしもなんとなくだから。なぁに片っぱしから読めば大丈夫さね(ふんすふんす

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